心トキメク新たな価値(FUN)をキャラクターを愛する人々(FAN)にお届けするプロジェクト FUN×FANより、手塚治虫作品と若手デザイナーによる著名キャラクターとのコラボレーションイラストが登場しました！
LINEスタンプをはじめ多くの商品を開発中ですが、「虫ん坊」コラムコーナーではこの「FUN×FAN」に手塚治虫とのコラボレーションで参加中のクリエイターを毎月お一人ずつご紹介します！
FUN×FAN 公式サイトはこちら
今月のクリエイター
谷口崇さん
プロフィール
アニメ・イラスト作家。脚本・作画・編集・声・歌までを１人でこなした自主制作アニメ『森の安藤』『むきだしの光子』『おしり前マン』などがYouTubeで話題となる。また2020年に行われた「LINE Creators Collaboration ✕ ONE PIECE」の『ONE PIECEスタンプコンテスト』ではグランプリを受賞。テレビ東京『ピコ太郎のララバイラーラバイ』や、フジテレビドラマ『大奥』のPRアニメ、花王エッセンシャルやアサヒディアナチュラのCM、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』のマスコットキャラのデザインなどを手掛け、活動の幅を広げている。
オリジナルキャラクター『おしり前マン』の映画化応援クラウドファンディングが達成し、2025年全国上映を目指して進行中です。SNSなどで経過を随時ご報告していますので、ぜひご覧いただきたいです。
また、アニメ作家20周年を迎える今年、初の個展を開催します。原画展示や記念グッズ販売などいろいろな催しがあります。入場無料ですので、ぜひお気軽にお越しください。
Instagram：https://www.instagram.com/taniguchi_takashi_/
Youtube：https://www.youtube.com/channel/UCwzMwmAoRDnfCoZB-_ysH_g
『「ヌ」へのこだわり』
今回、10馬力のロボット「鉄腕ヌトム」でコラボさせていただきました、アニメ・イラスト作家の谷口崇と申します。
ヌトム、ヌランちゃん、お茶ぬ水博士
普段ギャグ作品を手掛けていまして、きっかけが赤塚不二夫先生の「天才バカボン」との出会いで、その赤塚先生が憧れ、漫画家を志すきっかけとなった手塚治虫先生は、私にとって神様の神様のような存在です。
オリジナル作品「森の安藤」「おしり前マン」
トキワ荘の漫画家たちの物語が好きで、中学生のときに地元福岡から、当時建て替え後だったトキワ荘を見るために上京したこともあります。まだスマホもない時代で、自宅でプリントアウトした地図を持って探し回ったのを覚えています。
まさか、「鉄腕アトム」とコラボさせていただき、さらには手塚先生の公式サイトにコラムを掲載していただくことになるとは夢にも思いませんでした。
今回のコラボで一番こだわったのが、名前の「ヌ」です。
「鉄腕アトム」という名前は、日本人の頭に焼き付いていて、できるだけその形状を崩すことなく、かつオリジナルに見えるような名前にしたいと考えました。
「腕」を別の体の部位に変えるのか、それとも「鉄腕アトム」の前に何か足すのか、でもそうするとパッと見の形が「鉄腕アトム」から離れてしまうな、など、いろいろと模索しました。名前によってキャラクターのデザインも変わってきます。
最終的に、「ア」と形が似ていて、なんとなく響きがいい「ヌ」にして「鉄腕ヌトム」にしました。「ウランちゃん」も「ヌランちゃん」、「お茶の水博士」も「お茶ぬ水博士」に偶然することができました。
「ヌ」に決まったため、ヌトムとヌランをぽっちゃりさせ、お茶ぬ水博士の鼻を柔らかくしました。また、「ヌ」になったことで、アトムが10万馬力なのに対し、ヌトムは10馬力にしました。成人男性が約0.3馬力らしいので、なんとか鉄腕です。
現在、鉄腕ヌトムは、
Tシャツやタオルや缶バッジなどのグッズ
https://funxfan.stores.jp/?category_id=65d15f31f3e168065f6984ad
LINEスタンプ
https://store.line.me/stickershop/product/25843825/ja
を展開させていただいております。
これからもいろいろな展開をさせていただき、より多くの方に「鉄腕ヌトム」を知っていただき、今度はこの「鉄腕ヌトム」を見た次の人が次のを生み出していってくれると嬉しいです。
了
次回はもちっとしたかわいいキャラクターが人気のイラストレーター ぐで太郎。さんが登場します！ お楽しみに。
