映画監督・三池崇史さんが、手塚治虫『ミッドナイト』を原作にiPhone15 proを使って撮影したショートムービーがお披露目されました。
試写会には主演の賀来賢人さん(ミッドナイト役)、加藤小夏さん(カエデ役)、小澤征悦さん(殺し屋役)、三池崇史監督が登壇、作品制作の裏話や、作品への思いを語りました。
出演を決めるにあたって重視している「ワクワク」要素が、本作にはワクワク要素が四つ(Appleが、iPhone15 proのみで、三池監督で、手塚治虫原作を撮る)もありすぐに出演を決めた、とのこと。「文学的ですらある手塚治虫作品に、三池監督の世界観が加わり、この実写映画ならではの独自の空気感の作品になっています」と見どころを話しました。
iPhoneはご自身も使っていて、お子さんの動画を撮っていらっしゃるそう。
iPhoneの前での演技はより自然体で挑めた、という加藤さん。亡き父の残したトラックを受け継いだ少女の役を演じました。走っているシーンでは、カメラマンがiPhoneを構え、並走して撮影したのは、初めての試みだそう。重いカメラでは通常車を使うことが多いとか。
くまのぬいぐるみ「にいちゃん」を手に嵌めた殺し屋役を演じた小澤さん。監督に「これ、銃だから」と渡されたぬいぐるみに、後日、「これ、にいちゃんね」と設定が追加されたそうです。
会見中も「にいちゃん」を連れて出演。ちなみに原作には「にいちゃん」は登場しません。三池監督オリジナルのキャラクターです。
iPhoneで映画を撮影する、という挑戦をされた三池監督。普段からiPhoneは日常的に使っているので、話を聞いたときは「むちゃなことを考える人もいるな」と思ったそう。
筐体が小さく、またどんな過酷な扱いをしても壊れないところが良かった、とのこと。「iPhoneは子供でも持っている時代。今後、子供たちがこれを見て、自分も映画作りにチャレンジしてくれるとうれしい」という一言が印象的でした。
手塚作品とのご縁は加山雄三版『ブラック・ジャック』から。それから43年たって、自分が手塚先生の作品の監督をできる、というのは感慨深く、再び原点に戻るような気持ちで挑まれた、とのこと。
試写会会場では、『ミッドナイト』に関するミニ展示も展開。作品中の風景を模したセットや、撮影じ使われた衣装や小道具、iPhone15 Proを使った試し撮りコーナーなどが楽しめました。
本作はApple公式サイト他、Appleの公式Youtubeチャンネル等でご覧になれます。
URL:Apple公式