作家の原田マハさんが総合ディレクターとなり、京都・清水寺で開催された「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート」にて、手塚治虫『ブッダ』原画が展示されました。
何かしら京都、あるいは日本とつながりのある作家27人による作品が30点、展示場所にはキャプションなどもなく建物に溶け込むようにして展示され、作品体験が「清水寺」という場所と相まってまた別の印象を醸し出す、革新的な展覧会。普段は立ち入ることのできない経堂にも作品が展示され、この期間は一般公開されました。
『ブッダ』は印象的な冒頭のウサギの「捨身」のシーンが選ばれています。展示場所は成就院の、茶室へと続く通路に、文机ぐらいの高さで展示されていました。
漫画の原稿を覗き込むように、横に続けて読んでいきます。
隣に展示されている作品や、その先の茶室の展示作品と連続してみることで、また違った読み方が浮かび上がってくるようでした。
展示期間が9月1日から8日までの8日間のみとあって、受付には行列ができるほど、多くの方が訪れていました。