2019年1月7日からスタートするTVアニメ『どろろ』の1話・2話先行上映イベントが12月15日、TOHOシネマズ日比谷にて開催。その模様をレポート致します!
当日は、MCを向清太朗(天津)さんが担当し、トークゲストには百鬼丸役の鈴木拡樹さん、どろろ役の鈴木梨央さんが登壇され、アフレコでの様子から作品に対する想いなどについて語りました。
※以降、アニメのネタバレ要素を若干含みますので要注意。
北は北海道から南は熊本まで足を運んだ方もいるほど、たくさんの方々が見守るなか、まずは第壱話「醍醐の巻」、第弐話「万代の巻」の上映からスタート。
原作とは設定や内容が異なる部分がありながらも、墨汁で描かれた背景の効果や妖怪とのバトルシーンの動きの細かさなどが際立ち、どろろや百鬼丸たちが生きる戦国の世の世界観が丁寧に描かれていました。会場の皆さんも映像の美しさに魅入られている様子。
どろろの声や動きもコミカルでかわいく、百鬼丸も実設定を活かした、まるで人形のような表情と動作がたまりません。身体の一部を取り戻していくにつれ、どう変化していくのか、とても気になります。
気になりますが、まさか......。
なんと、1・2話を通して、百鬼丸、ひとことも話しません(笑)。
この展開には、会場の皆さんも戸惑いを隠せなかった様で、上映後はざわつく声が聴こえました。
MCの向さんも思わず「しゃべらないんかい!!」と突っ込み、笑いと拍手が鳴るなか、メインキャストを務める鈴木拡樹さんと鈴木梨央さんが登場!
以降、トークパートの模様を一部抜粋してお送りします。
百鬼丸役の鈴木拡樹さん
どろろ役の鈴木梨央さん
鈴木拡樹さん(以下、H):アニメおよび舞台で百鬼丸役を演じます、鈴木拡樹です。無口を売りにしてます(笑)! お願いします。
鈴木梨央さん(以下、R):どろろ役の鈴木梨央です。今日はみなさんとお会いできてうれしいです。よろしくお願いします。
向清太朗(以下、向):さっきオープニングでも言わせていただきましたが、拡樹さん、どういうことなんですか!
H:僕も台本を見て、どういうことなんだろうって思いました。
向:今後も声がないままだったら、声の出演・鈴木拡樹って詐欺になりますからね!
H:そうですねえ、それはちょっと避けたいですね。
向:みなさんも演じている声を聞いてみたくないですか!?
(会場拍手)
H:ありがとうございます。そんな無口な僕なんですけど、喋っているシーンをまとめた映像がありますので、ぜひ見ていただきたいと思います。
※現在、Twitter限定版百鬼丸PVを公開中! 一足先に声を聞いてみたい方はこちらから
向:まずは、それぞれの演じるキャラクターについてのお話をお聞きしたいと思います。
H:百鬼丸は不幸な生い立ちなんですけれど、それでも戦国の世を強く生きていると思います。強く生きている人を見ると、こちらも勇気づけられるといいますか、そういうパワーを持っているキャラクターだと感じました。
原作と比べると、声が1話丸々ないという変更点もあり、最初の百鬼丸は本当に人形のような存在なんですよね。だからよりこれからストーリーが進むにつれて人間に近づいていくその姿が、ある意味原作を超えて勇気づけられる力に変わるといいなと思います。僕も本当に勇気づけられているキャラクターですね。
向:たしかに、原作ではテレパシー的な心の声で話しかけるというシーンがありますが、アニメではあえて喋らないようにしているというのが、新たな百鬼丸像が見れて良いですよね。梨央ちゃんはどうですか。
R:どろろは、この物語のなかでとにかく喋るというか、天真爛漫で、すごく可愛らしいキャラクターだなと思いました。
向:明るいですよね。ここから先、どろろにまつわる背景が分かってくるんでしょうけれども、それでもあんなに明るいっていうのが、物語に華を添えていますよね。お互いの印象というのはどうでしょうか?
R:実は、昨日初めてお会いしました。
H:僕は別録りだったので、なかなか一緒に収録する機会がなくて。一人で寂しく「あ......」とか「ウ......」とか言ってたんですけど、ようやく相棒に会えました。
見てお分かりのとおり、とても大人びているんですよ。お芝居も然り、対応がとても大人なんですよね。僕、実は、昨日大きなミスを冒してしまって。
収録中、お腹が空いてきてしまって。大ベテランの声優の先輩方がたくさんいらっしゃる中、本番で良いシーンを撮っている時に僕のおなかが反応し出しまして、ぎゅるぎゅると音を立ててしまって......。
向:収録中は音立てちゃだめって言いますもんね。
H:謝るのも収録を中断させてしまうな、と思っていたら、隣に座っていた梨央ちゃんが「鳴ってる!」ってリアクションを取ってくれて。そのおかげで、怒られることも追い出されることもなく......(笑)。
向:梨央ちゃんも、やっぱり気になった?
R:結構鳴りやまなかったので......。
(会場笑)
向:お二人が思う1話2話イチオシのシーンがありましたら教えてください。
R:1話の百鬼丸とはじめて会ったときにどろろが妖怪に食べられそうになった泥鬼とのシーンと、1番最初にどろろが出るシーンです。本番のときも一番最初のシーンはむずかしいセリフがたくさんあったので、ずっとドキドキしていました。
H:僕もどろろが初登場するシーンは相棒が来たという瞬間ですごくテンションが上がりました。百鬼丸としては、1話の最後に顔の皮膚を取り戻すシーンですね。今まで、最も人形的だったのは表情が動かないことだと感じていましたので、瞬きをした瞬間が人間に一歩近づいたと思える描写でした。あの描写が僕の中では印象に残っていますね。
向:どんどん人間に近づいていく様を瞬きひとつで表現するっていう。
H:その瞬間だけで表現しているこのアニメーションはすごいなと、感動しました。
向:これからご覧になるみなさま、ご覧になったみなさまなどに最後メッセージをお願いします。
R:『どろろ』という作品はすごくシリアスな作品なんですけど、絆だったり愛だったり切なさだったりとか、いろいろなことを感じるアニメになっています。あとは毎回様々な出来事が起こって目が離せないので、みなさん最後まで是非ご覧ください。よろしくお願いします。
H:この作品は昭和40年代に生まれた作品なんですけれども、こうやって平成最後の年に新しくリメイクされ、また年号が変わってもこれからどんどんこの作品を受け継いでいって欲しいという気持ちで作っております。
当時、盛り上がって観てくださった皆様にも新しく愛のこもったリメイクをされたこの作品を届けることによって、また再熱してほしいと思います。是非、お子さん世代とご家族そろってご覧ください。よろしくお願いします。
TVアニメ&舞台の「巨大コラボビジュアルボード」が新宿に出現!
2018年12月31日(月)から2019年1月6日(日)までの間、『どろろ』のTVアニメと舞台化を記念した「巨大コラボビジュアルボード」が登場します!
描き下ろしアニメイラストの百鬼丸と鈴木拡樹さんが扮する百鬼丸の撮り下ろしビジュアルは、このコラ
ボのために作られたもの。壁一面に表れるふたりの百鬼丸に釘付けになること間違いなしです!
更に、ピールオフ広告も各1回ずつ実施予定!! こちらは、数量限定となっておりますので、お取り逃しなく!!
【コラボビジュアルボード掲出場所】
東京メトロ丸ノ内線新宿駅 メトロプロムナード(東西自由通路)
【ピールオフ広告実施日時】
第1弾:2018年12月31日(月)百鬼丸フェイスパック~失われた美肌を取り戻せ!~
「百鬼丸フェイスパック~失われた美肌を取り戻せ!~」
※中身は通常のフェイスパックになります。
材 質:コットン・レーヨン、美容液 、サイズ:H150×W110×D3(mm)、非売品
1日でも早く人間に近づけるように是非!
第2弾:2019年1月 2日(水)コラボビジュアル年賀状
年賀状の表(左)と裏(右)のデザイン
※フェイスパック、年賀状ともに1人1回だけお取りいただけるルールとさせていただいております。無くなり次第終了となりますのでご了承ください。
※鉄道、駅係員へのお問い合わせは御遠慮ください。
※駅構内通路となりますので、通行の妨げにならないようご協力ください。
【TV 放送】
2019 年1 月7 日よりTOKYO MX にて毎週月曜22:00 から放送開始
2019 年1 月7 日よりBS11 にて毎週月曜24:30 から放送開始
2019 年1 月11 日より時代劇専門チャンネル にて毎週金曜26:00 から放送開始
【配信サービス】
Amazon Prime Video にて日本・海外独占配信
第1 話:日本では1 月6 日(日)24:00 頃より先行配信
【スタッフ】
原作:手塚治虫「どろろ」
監督:古橋一浩
シリーズ構成:小林靖子
キャラクター原案:浅田弘幸
キャラクターデザイン:岩瀧智
音楽:池頼広
オープニング・テーマ:女王蜂「火炎」
エンディング・テーマ:amazarashi「さよならごっこ」
アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
製作:ツインエンジン
<キャスト>
百鬼丸:鈴木拡樹 どろろ:鈴木梨央
琵琶丸:佐々木睦 醍醐景光:内田直哉
多宝丸:千葉翔也 寿海:大塚明夫
縫の方:中村千絵 ナレーション:麦人
【あらすじ】
時は戦国。
醍醐の国の主である景光は、ある寺のお堂で12 体の鬼神像に領土の繁栄を願い出た。
それと引き換えに生まれた景光の世継ぎは身体のあちこちが欠けており、
忌み子としてそのまま川に流され、捨てられてしまう。
時は流れ、鬼神は景光との約定を果たし、国には平安が訪れた。
そんなある日〝どろろ〟という幼い盗賊は、ある男に出会う。
それは、鬼か人かーー
両腕に刀を仕込む全身作り物の男〝百鬼丸〟は、その見えない瞳で襲い来る化け物を見据えていた。
【公式サイト】https://dororo-anime.com/
【公式Twitter】@dororo_anime
どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン