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虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー

虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー

 手塚キャラクターが伝統工芸品に!
 9月20日から10月3日まで伊勢丹新宿店本館5階=ウエストパークにて、手塚キャラクターをモチーフとした伝統工芸品の販売イベント「手塚治虫ワールド×伝統工芸」が開催されます。
 九谷焼、漆芸、屏風……とさまざまな日本の伝統工芸とコラボレーションする中で、今回虫ん坊では、“手塚治虫キャラクターこけし”に注目。
 創作こけしの本拠地である群馬県に工房を構える「卯三郎こけし」に足を運び、職人をする傍ら「卯三郎の孫」として可愛らしいキャラクターこけしを制作している岡本弘行さんにお話をうかがいました。




 卯三郎こけし 工房見学に行ってみた!


虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー


 手塚プロダクション本社のある東京・高田馬場から約2時間。群馬県榛東村にある卯三郎こけしの工房へやってきました。
 工房では、卯三郎こけしがどのように作られているのか、目の前で職人さんたちの手作業を見ながら学ぶことができます。
 ややこけ女(こけし好き女子)の気がある虫ん坊スタッフたちも興味津々。こけしってこんなに手間ひまをかけ、愛情こめて作られているんです……。こけしがどう作られているのか、まずは卯三郎こけしの工房を一緒に覗いてみましょう!
 岡本さんご案内のもと、見学スタート!!



岡本弘行さん
卯三郎こけし 常務取締役
有限会社こけしわーくす こけし作家

家業を継ぎ、卯三郎こけしで職人をする傍ら「卯三郎の孫」としてキャラクターこけしを制作。2013年に有限会社こけしわーくすを立ち上げ、群馬県前橋市に工房兼ギャラリー「surge」をオープン。



虫ん坊スタッフ


O山 : こけ女度 ★★☆☆☆
こけし初心者だが、こけしの佇まいには何か惹かれるものがあるようだ。


カニミソ : こけ女度 ★★★★☆
過去にこけしの魅力にハマった経歴有。この取材をするにあたり、私物であるこけし図鑑をO山にも貸した。




【1】原木の皮むき・乾燥

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O山

本日はよろしくお願いします! まず案内されたのは、工房の裏にある倉庫。ものすごい量の木があります!!


岡本

こけしの道は原木を栽培するところからはじまります。
卯三郎こけしで使われる原木は、ミズキ、クリ、ケヤキ。木が水分を多く含まない秋~冬の時期をねらって伐採し、1本1本皮むき器を使い手作業で剥いてからここで約2年自然乾燥させます。


O山

まず、こけしを作りはじめるまでが長かった……!(白目)


カニミソ

この量の木の皮を、手作業で……!(白目)


岡本

そうなんです。作りはじめるまでが大変で……ここに積まれている木が全部こけしになるのは、5年は先ですね~。




【2】原木の玉切り・木取り

虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー

虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー


岡本

乾燥が済んだ1本の木をこけしの寸法に合わせてカットし、木の余分な部分を切り取ります。さらに、木工ロクロにかけるために圧をかけて円筒型にくり抜いていきます。


O山

1本の木から、どれくらいのこけしが作られるんですか?


岡本

木の状態にもよりますが、1本から約10体のこけしができます。
僕たちには目標があって、自分の持ち場で1日1000体ぶんのパーツをつくらないといけません。ひたすらに作ります。


O山カニミソ

ヒエーーーーーー!!!!




【3】頭挽き・胴挽き

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岡本

円筒になった木を、ロクロを使って頭と胴の形に削ります。
ロクロに原木をはめて回転させ、鉋(かんな)を当てて削っていきます。
木を削る技法では、ロクロは古くから使われています。機械化がすすんだ今でも、昔ながらのロクロでの削りはこけし作りには必要不可欠で、こけしの頭や、胴体の細かい付け根の部分はロクロで削っています。


O山

ロクロをマスターするには、何年かかるんですか?


岡本

一人前になるまでは、10年はかかります。まず、削るために使う鉋の刃も自分で鍛冶もできるようにならないといけません。


カニミソ

10年……! しかも、刃から自分で作るとは驚きです!!


岡本

その鍛冶をうまく出来るようになるまでが大変なんですよね……。ロクロでの挽き作業は、職人の蓄積された技術と、勘をたよりに行われます。




【4】研磨

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岡本

ここでは、削り終わったこけしを磨き上げます。磨きはとても大切な工程で、磨き方によってこけしの仕上がりがすいぶんと変わってきます。荒いヤスリと細かいヤスリを使い分けて、丁寧に磨き上げます。


カニミソ

この回っているのはなんですか?


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岡本

これも研磨中のこけしです。削った原木とヤスリを一緒に入れて半日まわすと、表面がツルツルになります。ちなみに、この磨かれている小さなこけしは、この工房とは別のこけしわーくすの工房に運ばれて、ヒョウタンツギこけしになります!


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カニミソ

超ツルツル!!!!




【5】絵付け

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緊張感のある作業場。


岡本

研磨が終わったら、ひとつひとつ、集中して丁寧にこけしの柄を描いていきます。絵付けは、職人のセンスと技量が問われる工程でもありますね。
柄の線をニクロム線で焼きつける「焼き」を担当しているのは、二代目卯三郎である私の父です。


カニミソ

下書きなしで繊細な柄を焼き付けていくようすは、まさに職人技!(小声)


O山

あたりを漂う木の焦げた香りもイイ感じです!(小声)


岡本

焼きで柄を入れてから、塗りの作業に入ります。こけしによって、顔料や染料、アクリル絵の具など使い分けて塗っていきます。




【6】仕上げ塗装

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岡本

こちらは塗装と仕上げの研磨を行ってくれるマシーンですね。
これはクリスマスに向けて、サンタさんのこけしを3000個ほど作っているところです。



(ベルトコンベアに乗りゾロゾロと動き塗装されるこけし達)



O山カニミソ

((『火の鳥 復活編』のロビタ行列を思い出す……))

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【7】組み立て

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岡本

ここでは仕上げ塗装がおわり、できあがったこけしのパーツを組み立てます。ようやく完成です! 


O山カニミソ

ありがとうございました!






 キャラクターこけしについて聞いてみた!


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 ところ変わって、卯三郎こけしの工房から車で約15分、有限会社こけしわーくすの工房兼ギャラリーにやってきました。店内は、可愛らしいキャラクターこけしがズラリ!!
 家業を継ぎながら、「卯三郎の孫」として自身のキャラクターこけしブランドを立ち上げたきっかけは何だったのか? こけし達に囲まれながら、お話をうかがいます。



こけし界に新たな風を

―――キャラクターこけし誕生のきっかけを教えてください。


岡本 :

 日本の伝統工芸であるこけしを、海外からのお客さんだけではなく、日本人の手にも取ってもらいたい、という思いからですね。
 こけしはお土産品として昔から親しまれていましたが、時代が進むにつれ観光客の趣向が多様化していったために年々こけしの人気も下がり、2010年ごろには、こけしを購入する層がほとんど海外からの観光客で、こけしはインバウンド向けの商品という印象になりつつありました。
 創作こけしの本拠地である群馬県には、100社近くのこけし屋がありましたが、どんどん衰退していってしまい、今では30社ほどしか残っていません。
 今までどおりの創作こけしのスタイルをずっと貫いていても現状は変わらないと思い、何か新しい作風を考えていました。
 卯三郎こけしは、みなさんが「こけし」と聞いて連想するいわゆる東北発祥の伝統こけしとは違い、絵筆で柄を描くだけではなく、ニクロム線で柄を焼き付けたり、胴に彫刻をするそれまでのこけしには使用しなかった技法を取り入れた、創作性の高いこけしなんです。


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初代卯三郎は、戦後にすずりや石板の製造、アンチモニーという金属の工芸品の製造を経て、昭和25年からこけしの製造をはじめた。これが、創作こけしの持つ多様性の礎となった。


岡本 :

 ですから、型にとらわれず自分なりの自由な表現もできるため、初代が築いた伝統の技術はそのままに、そこにキャラクターの要素を盛り込んだらどうかと思い作り始めました。
 家業を継ぐ前は、アパレルの仕事をしていたということもあり、もっとポップでデザイン性に富んだこけしを作ってみたいな、というのもありました。キャラクターこけしは、もともと趣味で作っていたものなんです。


虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー

キャラクターこけし第一作目は、岡本さんのお子さんをモデルにしたもの。写真提供/有限会社こけしわーくす


―――キャラクターこけしが趣味の域を超えて、「こけしわーくす」の立ち上げまでに至った経緯を教えてください。


岡本 :

 2011年に起こった東日本大震災の影響で観光客の数が減少して、卯三郎こけしの注文がものすごく減った時期があったんです。
 その時に、自分の作風を生かしたこけしを多くの人に見てもらいたい、という思いが湧いてきたんです。


―――卯三郎こけしとしてのブランド商品ではなく、自分自身の作品ということでしょうか。


岡本 :

 はい。それまでは、卯三郎こけしでの注文を受けるのに精一杯で、そういうことを考える余裕もなかったんですけれど、空いてしまった仕事の穴をうめるように、それまで完全に趣味で作っていたキャラクターこけしを積極的に発表するようになりました。
「ハルナマルシェ」という榛名湖の湖畔で開催されるハンドメイド雑貨のイベントや、都内の創作イベントには、今でも毎年出展しています。
 卯三郎こけしでの注文が減少してしまったのも、かえって自分の腕を試す良い機会をもらえた、というふうに受け取っています。


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―――キャラクターこけしへの反響は大きかったのでしょうか。


岡本 :

 ありがたいことに、いろいろと反応をいただけました。都内のイベントでは自分でも驚くくらいブースの前に人だかりが出来て、沢山の方に手に取っていただけました。
「これ、こけしなの?」というお声も多かったです。今までのこけしの型にはまらない新鮮味が珍しかったのではと思います。
 作品を発信していく中で、だんだんと国内外の版権会社さんに声をかけていただくようになり、これは事業としてもいけるのではという手ごたえを感じて、こけしわーくすの立ち上げに至りました。


―――もとはアパレルのお仕事をしていたと伺いましたが、こけし職人の道に進もうという考えは常に持っていたのでしょうか。


岡本 :

 生まれた時からこけしに囲まれ物心つく前から木に触れていて、小学生高学年に上がったころには自然と家業として手伝っていました。高校までは修行も兼ねて手伝いをしていて、高校卒業のあとは自分のやりたいことを仕事にするために、一旦は家業から離れてしまったんです。
 セレクトショップやカフェを開いたり、やりたいようにやっていたのですが、でもやっぱり心の片隅には常に、いつかは実家を継がないとなという思いがずっとありました。


虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー

こけしわーくすの工房の隣にあった「火ノ鳥」という看板。これは岡本さんが以前に立ち上げたセレクトショップで、店名の由来をお聞きしたところ、「特に意識して付けた覚えはないですが、今見たら思い切り手塚先生の『火の鳥』ですよね。」とのこと。しかし、不思議な偶然を感じます! ちなみに現在は岡本さんの知人が経営しているのだそう。 


―――伝統工芸となると、後継者不足の問題もありそうですね。


岡本 :

 こけしだけに限った話ではないのですが、伝統工芸品というものには後継者不足というものがつきもので、こけし業界に若い世代がいない、というのも父親を通して聞いていました。なので、いつかは僕も……という気持ちは常に持っていましたね。
 近年は、こけしに使う原木を山で栽培してくれる山師の方も高齢化が進んでいるので、そろそろ自分たちも山師の仕事も視野にいれないといけないかも、という話も出ているくらいです。
 そういう問題があるからこそ、キャラクターこけしを通して、若い世代の方ににこけしの魅力を知っていただきたいという思いがあります。


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手塚キャラクターこけしについて

―――手塚キャラクターのこけしでこだわったところや、キャラクターならではの苦戦どころを教えてください。


岡本 :

 これはどの版権キャラクターにも言えることですが、顔の表情やバランスがすごくむずかしいです。目が微妙に離れていたり顔のパーツの位置がズレたりしていると、パっと見はそのキャラクターでも、よく見るとなんか違う……という違和感が生まれてしまうんですよね。キャラクターこけしを作るときは、そういう愛くるしさを出すのに力をいれています。


―――手塚キャラこけしの実物を見ると、アトムこけしのあまりの可愛さに驚きました! 


岡本 :

 手塚キャラクターの中では、アトムが一番の自信作です! 今まで手掛けた版権キャラクターは、キャラクターの造形へのご要望が多くて、修正を重ねることがよくあることだったのですが、手塚キャラクターに関しては手塚プロダクションさんから一発OKをいただいたので、ホッとしました。手塚先生特有の丸みを帯びたキャラ造形は、こけしと相性がいいのかもしれませんね!
 ちょうど、今はアトムこけしの着彩作業に取り掛かっているところです。


虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー


―――キャラクターこけしも、先ほどの工房見学と同じ手順でつくられるのでしょうか? 


岡本 :

 手塚キャラクターこけしは、卯三郎こけしの工房で削り・研磨までされたあとに、この工房に運ばれて絵付けがされます。
 ただ、キャラクターの絵付けの場合は、まず木にデッサンをして、それをスキャンで取り込んでから、パソコンを使って顔の線画をデザインして、それをニクロム線の機械でこけしの頭に直接焼き付けて顔のパーツを描いていきます。
 大量生産するものは、機械で焼き付けを行ってから、ひとつひとつ手塗りをしています。


―――こけしの曲面に柄をデザインしていくのは難しそうですね。 


岡本 :

 球体に描かれるので、平面で顔の線画をデザインするときは、いつも球体に焼き付けることを常に考えながら描かないといけません。たとえば、こけしの球体のうえで目を真ん丸に表現するためには、平面の時点ですこし楕円に描かなければいけない、という感じに……。なので、顔のデザインが一番気を遣う作業です。何度も何度も修正をしながら、やっと納得のいくものが出来たときは嬉しさひとしおですよ。


虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー

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虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー

アクリル絵の具や顔料を使って塗っていく。頬に綿棒で朱を入れると、可愛さが倍増! アトムの角部分は、黒のフェルトがつけられる。 


虫ん坊 2017年9月号 特集1:手塚治虫×伝統工芸! こけしわーくす 岡本弘行さんインタビュー

卯三郎こけしの工房で磨かれていたこけしは、こんな感じでヒョウタンツギこけしになります。 



―――岡本さんがこけし作りで一番大切にしていることはなんですか? 


岡本 :

 キャラクターであっても、こけし特有の木のぬくもりとか、質感やこけしの醸し出す存在感を大切にしながら制作しています。
 キャラクターというのは人を惹きつける力があると思っていて、僕の子供たちも、僕の作ったこけしを気に入って早くも「こけし屋さんを継ぎたい!」と言ってくれています。俺が小学生のころなんて、「うち、こけし屋なんだ」なんて妙に気恥ずかしくて言いにくかったんですけどね(笑)。 
 でも、こうやって子供たちが継ぎたいと言ってくれたり、近年は若い女性のお客さまにキャラクターこけしを手にとっていただくことが増えていると聞いて、こけしに対する若い世代の方たちの印象を少しずつだけど変えられているかなと嬉しく思います。 


―――こけしの懐古なイメージを刷新したキャラクターこけしですが、昔と変わらない伝統を引き継いで、職人さんが手間ひまを掛けて作られているというのは素晴らしいことですよね。


岡本 :

 「この木がこけしになるのは2年後なんだな~」と思いながら原木の皮を剥いて、その木が数年経ってこけしの姿に出来上がったものを見ると、毎回、感慨深い気持ちになります。 こうやって年月かけ丁寧に作られているこけし達が、昔のように多くの人に手にとってもらい、愛されてほしいと思います。


―――ありがとうございました! 手塚キャラクターこけしは、下記のイベントで展示販売されます。ぜひ、足を運んでみてください!




 イベント情報


「手塚治虫ワールド×伝統工芸」

会期:2017年9月20日~10月3日

場所:伊勢丹新宿本館5階=ウエストパーク

問い合わせ:03-3352-1111(大代表)
※作品は、通販でも取り扱い予定。

伊勢丹新宿本店:http://www.isetan.co.jp/

株式会社卯三郎こけし:http://www.usaburo.com/

有限会社こけしわーくす:http://www.surge.co.jp/



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