今月もたくさんの投稿、ありがとうございました!
好きな手塚アニメ、一番人気はやはりブラック・ジャック。あの渋い声がたまらない、という方も多いのでは?
投稿をいただいた方には、写真のプレゼントをお送りします!
お久しぶりです。
虫ん坊のテーマが好きな手塚アニメということで描かずにはいられませんでした…!
イラストは、出崎統監督版のブラックジャックとある街角の物語が特に好きで選べないので、ええい、一緒にしてしまえの結果です(笑
出崎監督のBJの好きなところのひとつが心の動きを表現する入射光なので、せめてその雰囲気だけでも…と光を強めにしてみました。出崎版BJは原作マンガとまた一味違う魅力があってドキドキしながら各話を観ましたし、ある街角〜は街が燃えて悲惨な戦火の中踊るポスターの二人に胸が苦しくなりました。
上はブラック・ジャック、下はピノコと2つの画面に分けられていながら統一感を感じられるのは、光の表現が統一されているからかもしれません。表現も、木漏れ日のようなやわらかい光で、暖かみのある画面になっています。髪の毛など、細かいところも丁寧に、きれいに表現されていますね。色使いや、文字のバランスも総合して、全体的にまとまりの良い絵になっています。
ピノコのちょっと大人っぽい、穏やかな表情にドキッとしてしまいます。
三つ目がとおる…リアルタイムで見ていた訳ではないのですが…
「ヒュールルンルン ヒュールルンルン ヒュールルンルン」という、あのオープニングテーマ曲は一度聴くと頭から離れません…!
三つ目になった写楽くんもかっこいいです…!
テレビアニメのような、均一な色の塗り方に特徴があります。キャラクターを片寄せ、「赤いコンドル」も画面に入れ込んだのはいいと思いますが、コンドルは全部画面に納めたほうが、よりダイナミックに見えると思います! 放射状の背景も、線を手描きで描かれているところは、味わいがでていいと思います。パソコンや定規で引いてしまうと、無機的な、冷たい印象になってしまいますが、手書きの線だと愛嬌もでます。
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こわいと思う反面惹きつけられてしまうそのかっこよさ、和登さんの気持ちがよくわかります! |
夏は24時間TVのスペシャルアニメ!
というワケで大自然の魔獣バギさんです。
「夏は!」といいつつ、最近になってDVDで観たのですけども。
このアニメをオンエア当時の年齢で知っていれば、立派なケモてづ(ケモノてづかファン)になれていたのかいないのか...
ヘビとバギの戦いがダイナミックな画面構成で描かれています。とくにヘビは画面から見切れさせることでよりダイナミックに見えますね。手塚先生のように、曲線を生かして、動物をとても躍動的に描かれていますね。背景に同心円上の曲線を描いたのも、構図にとてもよく合っています。
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ちょっぴりセクシーな雰囲気のバギ、素敵です! |
原作から大好きな作品のアニメ化、はまらない訳がなかった!
ということで、『ブラック・ジャック』よりブラック・ジャック先生です。アニメのメインビジュアルのポーズ?を自分なりに描いてみました。
前号、白黒で挑戦しましたが、かなり悔いが残ったので、あえての鉛筆描きです(一部パソコンで手直ししてありますが…)。基礎はここからかな、と。
一番記憶に残っているのは、「ある教師と生徒」。もちろん原作を読んだ上で見ていますので、結末を知っているにも関わらず、泣きました…当時中学生だったと思います。
合う生徒と合わない生徒がいる以上、「ハップン」させようという村正先生の指導法は正しくなかったのかもしれません。それでも、命を投げ打って久男を助けようという彼の行動を見れば、今までの指導があくまでも生徒のためのものであったことを痛感します。
もっと色々な見方をすることもできますが、生徒のために常に一生懸命な先生の姿に、涙がこぼれたのだと思います。
そしてブラック・ジャック先生のこのセリフ!
「あんたは死にやしない 生命保険などとれないぞっ なぜなら私がなおしてやるからだっ」
手術費のために死なれてたまるか!とも、命を軽んずるな!とも、こんな良い先生を死なせるか!(ブラック・ジャック先生は、良い先生に弱い気がします。本間先生の影響ですかね)とも感じられる、格好良い言葉だと思います。
特に顔がとても丁寧に描かれた鉛筆画です。鉛筆画独特の味わいがよく生かされていますね。
線を、一定方向に引く事で、むらなくきれいに仕上がっていますし、特に目の周りは、とても細かく描きこまれていて、キャラクターへの愛情を感じられ、うれしくなってしまいます。
服や布のところが、顔と比べると描き込みの密度が低いので、布や服のしわなどを、立体的に描くようにすると、さらによくなると思います。
村正先生の、その身を投げ出すほどの想いには心が打たれました。
お久しぶりです。
ここ最近忙しくてなかなか虫ん坊へ投稿していなかったのですが
久しぶりに創作活動をしたので投稿してみました!
100円ショップなどに売っているプラ板を使ったネックレス&
ストラップです。
ネックレスは「リボンの騎士」、ストラップは「火の鳥」をモチーフに制作しました。
ネックレスの方はいい感じに仕上がったのですが、ストラップは色やデザインが気に入らないのでまた作り直そうかと思います。
今度はブラック・ジャックモチーフのものも作りたいと思っております。
火の鳥の尾羽、サファイアのリボンと、モチーフの選び方のアイディアがすばらしいですね! 作品を知っている人なら必ず「なるほど」とうなずけるGOODチョイスだと思います。今度はブラック・ジャックを作りたい、ということですが、どんなモチーフを選ばれるのか、楽しみです。
カラーバリエーションあっても素敵ですね。 ブラック・ジャックモチーフ、楽しみにお待ちしております!
「スターシステム」でブラック・ジャックに登場したマリアをよく見つけてくださいました! 改めて読み直して見ると確かに、マリアが演じていますね。
構図の関係上、人物の髪の毛が重なってしまって、線の密度に偏りが出てしまっているように感じました。人物の配置を変更する手もありますが、どこか、髪以外のところにつやベタを使った表現を入れると、バランスの良い画面になるとおもいます。毎回、とても上手いので、さらにもう一声、工夫をしたくなってしまいます。
他の作品で好きなキャラが登場しているのを見つけるとなんだか嬉しくなっちゃいますよね!
夏、手塚、とくれば海のトリトン!
ちょいとばかり前になるが、鈴木宏昌&コルゲンバンドによる“JAZZ CD”『トリトン』を購入した。
言うまでもなく、名作アニメ「海のトリトン」の劇伴である。
トリトン放送終了後、ファンの熱烈なリクエストにより、音楽を担当した鈴木“コルゲン”宏昌がBGMを新規録音した事は知っていた。
ただ、未CD化のままで、いつの日かCDとして出してほしいもんだと願っていたのだ。
それが、今月頭に届いた『手塚ファンマガジン』誌上で既にCD化された旨を知った。
もうね、欣喜雀躍したね。
雀というには腹が出過ぎているけど、とにかく雀みてえにチイチイパッパチイパッパと慶んだぜ。
昔のハードボイルドな必殺シリーズが、大学時代にビテレで再放送された時もそうだったし、YouTubeでパルナスや野坂昭如サントリーCMなんかを視聴できた時もそうだったし、昔の大河ドラマが総集編のみとはいえDVD等で視聴出来た時もそうだったが、
「待てば海路の日和あり」だわ。
とにかく生きてりゃなんかええコトがあるわ。
で、CD『トリトン』である。
ジャケットは白地に薄っすらと、それこそよくよく見ねえと判らんぐらいの薄墨で「トリトン」とドット文字で書かれてある。
これって、中途半端な薄さだとまるで満中陰志だが、ここまで薄いと問題はねえ(そういう問題か!)
ライナーノーツによると、1979年のレコード化にあたり、アニメの絵柄が版権上の問題で使用できず、しょうがなく白地にトリトンの文字をエンボス加工で施したんだそうな。
それを今回のCD化にあたって再現したという。
さすがにもう一度エンボス加工は出来なんだみたいだ。そりゃそうだわな、経費がかからぁな。
ファンマガジンのインタビュー連載で御尊名は知っている濱田高志氏が、当時の番組プロデューサー椙山由美氏にインタビューしており、その当時の事情がかなりわかった。それだけでもこのCDは購入価値ありだぜ。
一番印象に残ったのは、劇伴を鈴木コルゲンさんに依頼するにあたり、椙山プロデューサーもコルゲンさんも、手塚アニメの劇伴というよりも「ジャズの小品」を創るつもりでいた、という事。
実際聴いてみると、「おお、この曲あったなぁ♪」と、懐かしの曲に琴線を触りまくられる一方で、「これは思いっきりズージャじゃねえか!」というBGMもあり、納得。
そうか、やはりそうであったか!!
小学校の頃の運動会で、次の種目の出場者集合の際のBGMで「GO!GO!トリトン」のインストがかかったのが浦メのトリトン初体験で、大学に入ってから学校近所のレンタルビデオ屋でVHS(!)のトリトン劇場版を借りて観て、作品世界は勿論の事だが、そのBGMに強烈に魅了された。
OPのテロップで「音楽 鈴木宏昌」とあって、「嗚呼、この音楽は鈴木宏昌という人が作らはったんや」と感心したのだが、JAZZピアニストとは全く知らなんだ。
ただ純粋に、主題歌も最高だけど、劇中のBGMもええ音楽やがなぁ〜と耽溺しておったんだ。
それが今、こうしてCDとして毎日聴けるとわ!
なんたる贅沢!!
浦メよ、足るを知れ!!!
それにしてもだ。
浦メがズージャに目覚めるきっかけは、ガキの頃に自動車のビテレCMで流れていたサッチモの「この素晴らしき世界」だと思っていたが、こうして改めて思い起こしてみやるに、それよりも以前にコルゲンJAZZとしてトリトンのOPを聴いていたワケだ。
当然、ガキやさかいそれがズージャやなんて思いもよらねえ。
だけれども、ココロの奥底で、ズージャにハマっていく土壌が、トリトンによって培養されていたんかのぉ・・・と、今にして思う。
そんなワケで、今、浦メは夏季休暇中だが、毎朝このCDを聴いておる次第。
それにしても、レコード化に集まったメンバーに山口真文がいたのには驚いたね。
その昔、木屋町三条のRAGで東原力哉トリオ・フィーチャリング山口真文ライブで御本人を見た事がある。一言も喋らず、当然曲紹介も一切やらず、ひたすらサキソフォンを吹きまくる姿が強烈に印象に残ったもんだが、まさか真文さんがトリトンに加わっていたとわ!
また、ウィキペディアに依ると、オリジナルの劇伴収録に参加したメンバーの中に日野元彦もいたという。
ますます興奮するぜ!
浦メを遠い目にさせて尚且つ涙腺を熱くさせてくれたBGMの収録にトコさんまで加わっていたとわよ!
色んな意味で、よくぞ今回CD化してくれた♪
感謝感謝だ。
アニメ作品とアニメは、記憶の中で密接に結びついていますよね。毎回オープニングやエンディングで流れる主題歌はもちろん、BGMに使われるような音楽もついつい、覚えてしまったりします。
手塚作品からもさまざまな有名な曲が生まれていますね。
BGMを聞くだけで印象的なシーンがぱっと思い出せたり、映像と音楽というのは思っている以上に強いつながりがあるのだと実感します。
「森の伝説 第2楽章」、「虹のプレリュード」と、虫ん坊としては「音楽の秋」です! そこで、10月号のテーマは、「わたしの好きな手塚治虫の音楽漫画」とします。
音楽シーンが出てくる漫画ならなんでもOK! イラスト・文章で教えてください。
『森の伝説 第2楽章』をご覧になった方はぜひ感想もお待ちしています!
みなさんの投稿をお待ちしています!
あなたの大好きなキャラクターを投稿してみよう!
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10月号掲載は、2014年9月15日(月)までにいただいたものとさせていただきます。10月号以降にも、いただいた投稿を掲載していきます。