現在、手塚プロダクションでは。野球やバスケットボール、プロレスと、さまざまなスポーツチーム・リーグとのコラボをしています。
その中から、今月号では、全日本バレーボールチームとのコラボグッズをご紹介したいと思います!
全日本バレーボールチームが出場するワールドグランドチャンピオンズカップ2013の開催に合わせて、新規グッズも登場した、会場の販売ブースを取材しました!
お話を伺ったのは、公式グッズ販売ブース担当・日本文化出版株式会社 井出光武さん。販売ブースを専任に担当されています。
——ずばり、売れ筋の商品はなんですか?
井出光武さん(以下、井出):
自分の名前を入れて、選手と自分の名前が入った、オリジナルのネームステッカーが作れるこちらの機械など、選手と自分とのつながりを感じられるようなアイテムの人気が高いですね。それから、インターネットでの販売では軒並み在庫切れとなったトレーディングカード、それに生写真などは根強い人気がありますね。
——ファンだったり、目標にしていたり、尊敬している選手のグッズは部活動でバレーをやっているみなさんにも、励みになりそうですね。
井出:
特に女子選手にはアイドル的なファンもいらっしゃいますので、生写真などはよく売れています。トレーディングカードなどコレクション性が高いアイテムもあり、熱心なファンに受けています。
——今回のグラチャンでよく出た商品はなんですか?
井出:
コートの周囲に液晶掲示板を設けて、休憩時などに『火の鳥 龍神NIPPON』のロゴやキャラクターを、ツイッターでつぶやかれた選手へのメッセージとともに流していました。そちらで選手をキャラクター化した絵が紹介されていたためか、選手キャラクターキーホルダーのガチャガチャがよく売れましたと思います。選手がキャラクター化された商品があることをご来場のお客様にPRする良い機会となりました。
——新商品が何かありましたら、教えてください。
井出:
こちらの応援リボンマグネットは、今回のグラチャンから投入しています。他のスポーツでも人気のアイテムとして売れていたので、バレーボールでも作りました。車などに貼って、バレーボールファンをアピールできるアイテムです。東京では車を持っている方が少ないこともあり、あまり出ないかも知れませんが、地方大会では期待できます! 愛車に貼っていただき、応援や、ファン同士の交流のきっかけにしていただきたいな、と思っています。
——試合が盛り上がった日は、やっぱりグッズがよく売れるのでしょうか?
井出:
グランドチャンピオンズカップでは、3セット先取ですよね。こういう時は、3−1で日本が勝った時が、一番グッズがよく売れるんですよ。試合も充実した内容ですし、勝った嬉しさもありますよね。おなじく勝ったとしても、3−0の日よりも、3−1ぐらいのほうが盛り上がります。一番つらいのは、2−3などでもつれ込んで負けてしまった時。お客さんもがっかりしてしまうし、長引くと帰りの時間も遅くなりますよね。とぼとぼとまっすぐ帰る、みたいな感じになってしまいます。
——快勝した日は記念になにか買いたくなりますよね! その日の試合を覚えていられるように、日付が入っている、みたいなグッズがあったら、嬉しいな、と思いますが…
井出:
実は日付つきグッズも出してみたことがありました。売れ行きに波があって、数が読めないのが難しかったですね。
今後もいろいろな商品をだしてみて、試してみたいと思います。
——お値段としては、どれぐらいの価格のものが人気ですか?
井出:
開催地や日程にもよりますが、やはりファミリー層が多くいらっしゃる日には、500円ぐらいのグッズを買われる方が多いです。大会の会場で買われる商品は、2000円ぐらいまでのものが多い印象ですね。ネット販売では大人気で在庫切れとなっているトレーディングカードセット(1ボックス10パック入り)は、5000円という高額商品でもあることから、大会会場では販売数が伸びませんでした。
——火の鳥のキャラクターグッズの人気はどうですか?
井出:
キャラグッズの方はすこしずつ浸透していると思います。選手の皆さんに使ってもらう、などの展開ができれば、いいPRになると思います。
チームの実力にさらにプラスして、手塚治虫さんのキャラクターを使うことで、全日本バレーボール全体の認知は以前より広がったと思います。大会のキャラクターなどは以前からいましたが、全日本チームのキャラクターがいる、というのは親しまれやすくなったと思います。
——キャラクターグッズを開発する際の難しさなどを感じたことはありますか?
井出:
大会キャラクターなどでキャラクター商品もいくつか出したことはありますが、このような線の細かいキャラクターは火の鳥が初めてでしたので、その点少し勝手が違うところもありました。タオルなどへの印刷は少しむずかしいので、工夫が必要かと思います。
公式キャラクターがいることで、チームの認知度が上がって、ファンが増えたのが一番嬉しいですね。次世代のプレイヤーになってくれるような若い世代が、バレーボールや、全日本チームのファンになってくれるきっかけになればいいと思います。
——お忙しい中ありがとうございました!
火の鳥グッズと一緒に、全日本バレーボールチームをこれからも応援していきましょう!!