虫ん坊 2010年1月号 トップ特集1特集2オススメデゴンス!コラム投稿編集後記
投稿:虫ん坊読者の広場

 今月は、みなさんのイチオシ作品を教えていただきました!
  思い入れのつまった、イラスト&メッセージ、どうもありがと〜!
  今月もプレゼントをご用意、お送りしますね!

投稿たくさんありがとう!




★ あなたのイチオシ作品は? ★

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 弐九 さん

【投稿者】 弐九 さん

イチオシ手塚作品は「処刑は3時におわった」です。
空気の底シリーズのなかの1話で、初めて読んだときの衝撃が忘れられません。
ラストも鳥肌もので、これ以上のタイトルが見当たらないです。

 

先生の大人向け短編は好きなのが多いです。

のむら

 「投稿」コーナーのコメントにも書きましたが、この色味はどのようにして描いたのでしょうか? ぜひ、手法を聞かせてください。
 「処刑は3時におわった」のころの先生の作品らしい、シニカルで暗い雰囲気が良く出ています。それにしても、この作品の主人公は本当に極悪人ですね…。
 虹色のグラデーション、というハデというか、極端なカラーリングが、このキャラクターと良く合っています。正義の味方や善人のキャラクターには合わない表現ですからね。グラデーションそのものもきれいです。
 この作品は、僕が大学でたてのころ、手塚作品を町の本屋に注文してどっさり買い込んだ中に、たしか入っていたんです。今回、30年ぶりぐらいにもう一度読み返してみました。

編集

 ナチスに迫害されたユダヤ人の博士が持っている不思議な薬の謎と、ラストのどんでん返しが印象的な作品ですよね。シニカルだけど、最後にちゃんと悪人には報いがあるところは、やっぱり手塚作品だなあ、と思います。
 講談社の手塚治虫全集では、「時計仕掛けのりんご」の中に収録されていますが、初出の単行本や、秋田文庫版では「空気の底」に入っています。



TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 こなな さん

【投稿者】 こなな さん

私のイチオシ手塚作品は「アラバスター」です!同時に私の好きな作品です!
グロテスクな漫画は苦手な私ですが、先の展開が読めなくてとにかくはらはらしながら読みました!
内容的にはシリアスですが、キャラクターそれぞれに魅力があってとても面白いです(^O^)
特にゲンが大好きです!名前もセリフも何もかもがかっこいい!!(>▼<)ノシ
ゲンの言葉にはいつも共感してしまいます。
「人間の値打ちってたった一枚の紙(テスト)でわかるもんかよォ」「罪もねえなんにも関係ねえ人間までもをおもしろがっていためつけようとは思わねえ!! そんなことはひきょうもののやることだっ」などなど…。

 

というわけで今回はゲンを描きました。すべて色鉛筆です。初めて崖を描いたのですごく難しかったです。ゲンのほうも少し腕が長すぎたり、いろいろ欠陥(?)があって全体的に子供っぽい絵となってしまいました(^_^;)

のむら

 色の選び方がやわらかく、淡い感じで、優しい絵ですね。ゲンの表情も優しいです。「ガケの描き方が難しい」ということですが、ガケのみではなく、木を描き込んであることで、遠近感なども出ています。影のつけ方などに工夫すれば、もっとそれらしく見えるようになりますよ。
 ガケや山のような、自然のものは写真などを見て描くようにすると、うまくなります。写真を見て描いた絵のほうが、頭の中のイメージだけで描くよりも迫力があって、良い絵になるんですよ。手塚先生もよく、ぼくたちアシスタントに、自然物を描くときは「写真を見て描いてください」とおっしゃっていました。
 色の振り方も工夫次第で、とてもきれいになります。同じ方向にえんぴつを走らせることを気をつけて、すこしずつ塗っていくと、均一にぬれます。

編集

 「アラバスター」というお話自体は、こななさんのいうとおり、グロテスクで暗い内容ですが、このゲンはとても優しそうですね! アラバスターもはじめは怖いんだけど、話が進むにつれてなんだかかわいそうになってきますよね。ゲンの亜美を思う優しさはたしかに、かっこいいです!



TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 ナッキー さん

【投稿者】 ナッキー さん

私のおすすめ作品は「七色いんこ」です!
この作品を知ったきっかけは友達からの紹介です。
1つ1つの話に劇の物語を織り交ぜながら進んでいくところが面白いです。

 

天才的な演技力をもついんことアクロバティックな千里刑事、それぞれのキャラクターがとても魅力的です。
そして、いんこと千里刑事の関係にもとても驚かされました!!
この作品はアニメ化してほしいです!!

 

まだ読んだことのない人はぜひ、読んでみてください!

のむら

 人物の顔や描き方、うまいですね。タマサブローもかわいくかけています。タマサブローは全身をぜひ、見てみたかったですね。いんこを追いかけるように、少し離して配置をすると、全身が入ります。
 人物のふちどりに、英語の新聞のような模様を配置したのは、面白い表現ですね。色づかいともあいまって、ポップな表現になっています。感情を表す漫画の記号(汗だとか、イナズママークだとか)も大きめにしてあったりと、全体の雰囲気がちゃんと統一されていますね。
 人物につけられた影もうまいですね。細かいところまで、適切な位置に影がついています。
 惜しいのは、文字のところ。雰囲気にあわせて手描きにしたほうが良かったと思いますよ! ちょっと手間ですが、そうするともっとよくなると思います。

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 「七色いんこ」はシリアスになりすぎず、楽しくて大好きな作品です。いんこは、ブラック・ジャックほどかっこよくなりすぎないところがいいですよね。



誕生日おめでとう! アトム

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 こなな さん

 

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 鉄腕トシ さん

今日はアトムの誕生日ですね!
桜×アトムです。
画質のせいにしちゃいますが、アトムの顔がはっきり映っていません…(^_^;)

 

手書きでなくてごめんなさい!

【投稿者】 ここな さん   【投稿者】 鉄腕トシ さん


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 写真、ありがとうございました! 飯能中央公園にも、桜がたくさん植わってるんですね。

 


のむら

 描きたい物のみを描いてしまう、大胆かつ挑戦的な絵ですね! 投稿のタイトルからすると、アトムの目、ということですが…?

編集

 手描きの絵を投稿いただける場合は、郵送などでもOKですよ! 年賀状などであまっているハガキがあったら、ぜひどうぞ!


郵便による投稿【投稿者】 AN+ さん

アトム、お誕生日おめでとう!

 

私がアトムの作品の中で最も好きなのは、『アトム今昔物語』です。
非常に心打たれる作品だと思います。
講談社の全集版や文庫版を以前から繰り返し読んでいたのですが、メディアファクトリー出版の『復刻版 アトム今昔物語』には本当に驚かされました。手塚先生の加筆修正は毎度のことながら、鉄腕アトムも複数のバージョンを読み比べてみると、新たな発見があり大変興味深いところです。
加えて、天馬博士もますます好きになりました。

【投稿者】 AN+ さん

のむら

 画面の半分だけに色をつける、という面白い構成です。文字は白い部分に多めに配置して、バランスをとっていますね。文字の色味も、赤(暖色)、青(寒色)を交互に配置して、色を変えていて、バランスが良いです。「ATOM」の「O」をキャラクターのシルエットにして、そこに、半分塗ったオレンジと同じ暖色系のピンクを入れたのもいいです。この色はもう少し、濃い色でも良かったかもしれません。
 キャラクターも上手くかけています。初期のころの先生の絵の特徴が良く似て描けています。

編集

 このアトムはかわいいですね! 復刻版はいろいろ出ていて、それぞれに見所があり楽しいですよね。




6月号 投稿コーナー予告!

虫ん坊への投稿は、投稿ページからでも、メールでも、ハガキ・手紙でもOKです! みんなの投稿、待ってます!

 あなたのイチオシ作品は?

 あなたのイチオシ作品を教えてね! 好きなキャラクターの絵でももちろん、オッケーです! マイナー作品でも、メジャー作品でもオッケーですよ。
 ちなみに投稿コーナー・アドバイザー、のむら のイチオシは「ブッダ」だそうです。人生の中で何度か読み返すと、以前読んだときに分からなかったところがよく分かるそうですよ! 私にとっての「ブッダ」は、手元にあるとついじっくり読んでしまう、危険な書物です! ためになるのに面白いので、ついつい。仕事中はちゃんと本棚においておかないと…。

 テーマ投稿 ジャングル大帝

 実は、今年は「ジャングル大帝」連載開始60周年の年! 来月のテーマ投稿は、「レオ」です!
 レオはもちろん、その他のジャングルの仲間たちを描いてももちろんOK! ねずみのジャックや、オウムのココ、ガゼルのトミーなど、いろんな動物がいます。ケン一くんやヒゲオヤジなどの人間のキャラもかわいいですよね。



そのほか、自由な題材での投稿も随時、応募しております! ふるってご応募ください!
投稿はコチラ!!

 

虫ん坊コーナーへの投稿だということが分かるように、「【虫ん坊投稿】」などの文字を件名に入れてね!

メールはこちらから、
tezukaosamu-net-guide@tezuka.co.jp

郵送で:
〒169-8575
東京都新宿区高田馬場4-32-11
株式会社手塚プロダクション TezukaOsamu.net 投稿係

6月号掲載は、5月18日(火)までにいただいたものとさせていただきます。
7月号以降にも、いただいた投稿を掲載していきます。

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