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ストーリー・解説

手塚治虫をはじめ、何人もの有名漫画家が住んだアパート、トキワ荘を描いた作品です。
少々マンガに詳しい方はもちろん、あまり興味がないという人でも、「トキワ荘」の名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。手塚治虫をはじめ、若き日の藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、寺田ヒロオほかの著名なマンガ家が入居し、その仲間達も頻繁に出入りしていたことで有名なアパートです。また、1996年には『トキワ荘の青春』という映画も公開され、さらにその知名度をあげました。

この「トキワ荘物語」は、手塚治虫が思い出の場所・トキワ荘へささげるオマージュ的な短編作品です。擬人化されたトキワ荘のモノローグによって、入居者たちの様子が淡々と語られていきますが、もちろん最初に登場するのは手塚治虫。それから後の入居者たちが順を追って紹介されます。

トキワ荘におけるマンガ家達の生活については、これまでに関係者や研究者などによって詳細に語られていますので、この「トキワ荘物語」で描かれているエピソードはほんのさわり程度といえます。しかし、当時既に巨匠で、入居者たちの目標であった手塚治虫の視点から描かれているのが面白い点であり、同時に「トキワ荘自身の視点」を盛り込んだ作家的アプローチによって、単なる自伝エッセイ的な作品とは一線を画する作品になっています。

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