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ストーリー

マンガ家のロック少年が、新世界ルルーで手に入れた、時間を止める能力を使い、不思議な活躍をするファンタジーです。
科学研究所の所長、ドン・ナ・モンデスは、コンチック・ショオ公爵の罠にはまり、タイムカプセルの中に閉じ込められ、生き埋めにされてしまいました。
しかし、異次元の新世界ルルー人に助けられ、20年後にプリン伯爵と名前を変えて、復讐を始めました。
新人マンガ家のロックは、そのプリン伯爵の姿をヒントにして、偶然にも新世界ルルーのことをマンガに描き、売れっ子のマンガ家になります。
ところが、世間に知られることをいやがったルルー人は、ロックをルルーの世界へと誘拐してしまいます。
けれども、そこでロックはルルー人に認められ、時間を止める能力を身につけて、この世界に帰り、悪漢コンチック・ショオをこらしめるために立ち上がったのでした。

解説

この作品の1年前に、同じ「漫画と讀物」に発表した、手塚治虫の雑誌初連載作『タイガー博士の珍旅行』に続く、雑誌連載第2作です。 手塚治虫はこの作品について、しめ切りギリギリになってしまったために「モンテ=クリスト伯とパラレルワールドを組み合わせたでっちあげである」(講談社版手塚治虫全集あとがき)と書いています。 けれども完成した作品は、時間や記憶、そして並行世界(パラレルワールド)などのアイデアがぎっしりと詰め込まれた、サービス精神旺盛で夢いっぱいの良質なファンタジーになっています。 この作品の、時間を止められる少年というアイデアは、後に「時間よとまれ!」という流行語を産んだ『ふしぎな少年』(1961-1962年)へと発展しました。

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  • 新世界ルルー

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