父の野望の犠牲となり、魔物たちに体の部品を48個も取られた姿で生まれてきた彼は、生まれながらにして差別視される運命の子です。人と違う、という理由だけで社会から放り出されてしまったアウトサイダー。彼が演じたこの役柄は後にブラック・ジャックに引き継がれて行きます。そのブラック・ジャックと競演を果たした時、彼は愛を勝ち取るために我が身を犠牲にするアウトサイダーを演じたり、ブラック・ジャックと対立しながらもやがて同志として心を通わせる医師を演じました。こういう競演は新旧スターのエールの交換を見るようで、ちょっと感動的です。
1967年どろろ
1970年がちゃぼい一代記
1973年ブラック・ジャック /ミユキとベン (ベン)
1974年ブラック・ジャック /灰とダイヤモンド (百鬼医師)