虫ん坊 2014年3月号 トップ特集1特集2オススメデゴンス!コラム投稿編集後記
投稿:虫ん坊読者の広場

 虫ん坊3月号に、投稿ありがとうございました!
 映画『ブッダ2』は公開日が数十年ぶりの大雪、ということでしたが、みなさんはもうご覧になりましたでしょうか?

 観た! という方は、引き続き感想をお待ちしています〜!!

今月号のプレゼントは!

手前左から:クラシックシリーズ ラバーストラップ、「マンガのちから」iPhone5カバー、bookUNION しおり、映画「BUDDHA2」ワールドプレミア記念Tシャツ、 奥左から:映画「手塚治虫のブッダ」前売り購入特典 複製原画、映画「BUDDHA2」試写会配布プレスシート

投稿たくさんありがとう!




映画『BUDDHA2』感想


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 ソービ さん

【投稿者】 ソービ さん

「BUDDHA2」はまだ見に行けていないのですが、これだけは描いておかねばと思ったので。

手塚オールスターズで僧衣(?)着てみました、な感じのあのイラスト!!
こちらの公式サイトで見たときも「?!」となったのですが、実際にクリアファイルの方を目撃し、なんだかただの変態のようなリアクションをしてしまい、家族に呆れられました…(即決できず、後日買いに行ったときには既に無かったという残念なオチまであります…)
ブラック・ジャック先生の腕が…!!足が…!!出ている…!!
かなり動揺しました(苦笑)
と同時に、何を着ても似合うなぁと。
確か手塚先生のエッセイの中で、「ベラ・ルゴシのドラキュラを見て、マントが格好良いと思って借用した、その最たるものがブラック・ジャックだ」というようなお話があって、「だからブラック・ジャック先生は見た目からして魅力的なんだな」ととても納得したのですが、温泉の浴衣着ても似合うし、パジャマでも素敵だし、結局何を着ても魅力的な人なんだなと。
あと、僧衣(?)イラストのキャラクターのほとんどが、「ブラック・ジャック」に出てきたことあるなぁと。先生の隣にいるの間久部じゃん…!!など。

ブラック・ジャック先生が「ブッダ」の世界にいるとしたら…というかいても違和感無いなぁ、と思ってみたり。
テーマ的にも近いものを感じるといいますか。

本当に素敵なイラストを堪能させて頂きました。

のむら

 油絵風の色の塗り方の、リアルなテイストのまじめな絵ですが、たとえば、『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさんにも通じるような、どこかコミカルな愛嬌がある絵です。おそらく、ソービさんの持ち味じゃないかな、と思います。こういう特徴は絵のテクニックとは別の個性ですので、ぜひ今後も生かした作品を描きつづけてほしいですね! 人物はかなり力を入れて描いてありますが、背景はシンプルにまとめつつ、マーブル模様で質感も表現されています。この背景は絵柄ともちゃんとマッチしていると思います。


編集

 手塚オールスターズの袈裟姿、意外なキャラも袈裟を着ていて見ごたえたっぷりです。


映画化してほしい手塚治虫作品


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 ルーナ さん

【投稿者】 ルーナ さん

先月の虫ん坊に投稿するつもりが......
PCの調子が悪くて出来ませんでした(泣)

私が映画化してほしい作品は「ノーマン」です。
実写でも出来そう...。


のむら

 色の塗り方に、多くの時間をかけて、苦心されていることがよくわかります。塗り重ねもいろいろな色や手法で行われていて、独特の、味わいのあるタッチになっています。ノーマン王子とタクの間に添えられた花が、彩を加えていますね。

編集

 「ノーマン」は登場人物が皆個性的で華があるので、実現したら見ごたえのある映画になりそうですね!


作ってみました


メールから【投稿者】 玉田 奈緒 さん

【投稿者】 玉田 奈緒 さん

【投稿者】 玉田 奈緒 さん


先日は、イラストを載せていただき嬉しくて嬉しくて(*^^*)

ヒョウタンツギを作りました。
ピノコの衣装を作り、会社の新年会仮装パーティに使用しました♪

手塚治虫さんの絵、お話大好きです。

のむら

 リボンもちゃんと、4つ作ったんですね! ヒョウタンツギのぬいぐるみもいい味を出しています。ヒョウタンツギのつぎはぎ部分を別の色の布にしたのは、遠くから見てもツギがあたっているのがわかるし、いいアイディアだと思います! もっといろいろなキャラに挑戦してください!


編集

 とても上手にできているヒョウタンツギのぬいぐるみです!


その他いろいろなキャラクターに投稿ありがとうございました!


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 赤ベレーめがねちゃん さん

【投稿者】 赤ベレーめがねちゃん さん

なんか投稿欄がかっこよくなってる…!

すごい!


のむら

 両端が切れてしまっているのが、ちょっと勿体無いですね。火の鳥の尾羽のラインや、背景の色とりどりの模様など、ぜひフルサイズで見てみたい作品です! チヒロとロビタが寄り添っている暖かい雰囲気を、背景の表現であらわしています。ロビタだけ、ガキガキのラインで描かれているのは、ロビタが緊張?しているのか、ロビタの硬さをあらわしているのか、もし、そういう意図がないのであれば、チヒロを描いているラインのテイストとあわせたほうがよりよいと思います。
画像全体のバランスがとてもいい作品です。

編集

 穏やかな、優しい空気を感じるイラストです。 リニューアルした「ひろば」、使い勝手はいかがでしょうか?


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 riu さん

【投稿者】 riu さん

メトロポリスのミッチイです
服の模様を流行りのチドリにしてみました(笑)

絵を描くことも、手塚作品を読むことも
ひさびさでしたが改めて好きだなぁと実感。
今年も暇を見つけて描いていきたいです(^^)


のむら

 色合いや、紙の質感などで、昔風のテイストがよく出ています。千鳥格子は手描きで描かれたのでしょうか? よく計算されています。表情も苦心して描かれているのがわかります。目のふちの白目の入れ方や、眉の表現など、ミッチイの微妙な表現をよく表していますね。背景に四角を置くことで、構図的にも安定しています。

編集

 流行りの千鳥格子、ミッチイはステキに着こなしちゃってますね!


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 ヒナ さん

【投稿者】 ヒナ さん

5回目の投稿です。
今回はサブタンと四次元のおねーちゃんを描きました。
おねーちゃんかわいすぎる!


のむら

 セリフが聞こえてきそうな、動きのある絵ですね。漫画の1コマのような雰囲気です。キャラクターの視線をカメラ目線でなく、キャラクター同士に向かせていて、それで生き生きして見えるのだと思います。色合いもあったかさをよく引き出しています。

編集

 二人の表情がとてもかわいらしいです!


メールから【投稿者】 未来 さん

【投稿者】 未来 さん

こんにちは。いつも有難うございます!
今回は「野ばらの精」のユリーちゃんとシルビアちゃんを描きました♪マイナー+少女趣味なウチには堪らない作品のひとつであります。先日発売された「手塚治虫キャラクターFILE」に入っていないとは…Oh!No!!
私事ですが、こちらでご縁を頂いて丁度一年が経ちました。シュミの赴くまま、我が道を突っ走り続けますが、どうぞ呆れず宜しくお願い致します。

のむら

 やはり未来さんの絵は、まず一番に髪の毛に目がいきます。背景の草むらの点や、指の先や目の上に赤を入れて、人物の肌色を生き生き見せるなど、ほかの部分にもさまざまな工夫が凝らされているのがわかります。二人の人物を複雑なポーズで絡ませることで、表情や流れが生まれています。とくに腕の優美な流れは、こだわりを感じますね。

編集

 シルビアの澄んだ青い瞳に引き込まれてしまいそう。


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 Tしょう さん

【投稿者】 Tしょう さん

今回はブッタ(シッダルタ)の絵を描きました。
まわりの葉っぱを描くのが大変でした。



のむら

 いろいろな題材が自由に配置されていて、とても面白い絵ですね! ブッダのセリフにはキャラクターが入っていたり、セリフと言うよりもなにかの物体のようにしっかり色を塗られていたり、草の絡みに大きなクエスチョンマークが登場していたり、とにかくいろいろなところがユニークです。やっぱり大文字焼きが登場しており、これはもう、Tしょうさんのサインのようなものなのでしょうか? いろいろなことがコメントできる絵です。

編集

 ブッダがなにかを思案している所なのでしょうか? 大きく描かれた?マークが印象的です。


文章投稿


メールから【投稿者】 浦 さん

手塚マンガも遂にセンター試験に出題されるようになったか!

出題されたといっても、
「アトムの妹の名は?」
とか、
「ジャングル大帝・レオの嫁はんの名は?」
なんてものではない。
あくまでも手塚をテキストにして、現代史の設問に答えよというもの。
そりゃそうだよな、手塚ワールドを出題したら、巷に溢れているナントカ検定と一緒だぜ。

現代史だからかテキストは『紙の砦』と『ガラスの地球を救え』だった。
尤も、『奇子』とか『アドルフに告ぐ』とか『一輝まんだら』をテキストにしようもんなら、相当生々しい設問になってたろうよ。

浦メも新聞に掲載のセンター試験問題を解いてみた。
ウィキペディア等で調べたりせず、頭の奥底の更に奥ノ院に沈殿している古い記憶と、勘ピューターに従って解いてみた。
浦メが本当にネットで答えを検索してやしないか、皆さんには確認しようがないのだけれども、兎に角なにも見ないで解きました。

のむら

 『紙の砦』がセンター試験の日本史の問題に登場したことは記憶に新しいですね。問題そのものはまじめな「戦後史」の問題でしたが、解いてみた感じはどうでしたでしょうか? 手塚治虫が青春を生きた戦後の歴史、ファンならぜひ押さえておきたいところ!?


編集

 手塚ファンの受験生はさぞびっくりされたことかと思います!


メールから【投稿者】 浦 さん

手塚治虫における東横堀川の電子顕微鏡的考察


どっかで聞いたような某学位論文みたいなタイトルやが、先日、東横堀川水辺再生協議会(略称:eよこ会)主催による「手塚治虫と大阪」と題する講演会を聞きに、谷町四丁目の大阪歴史博物館へ行って来た。

eよこ会は、地域の活性化と文化振興に貢献せんと、講演会以外にも大阪街歩きツアーなど、様々な地域振興活動を地道に行なってらっしゃる団体だ。
そこが今回、大阪生まれの手塚治虫先生にスポットを当てて、手塚治虫ゆかりの地を地道に研究し続けている在野の研究者N.T氏を講師に招聘したワケ。


会場は、大阪歴史博物館2階の会議室。
長机に椅子3つずつで定員30名。小規模な講演会である。
職業柄、「動員」というものを非常に気にしてしまう浦メは、「大丈夫かいな?埋まるんかいな?」と、部外者ながら心配しておった。
しかしその心配は杞憂に終わった。
次から次へと聴衆がやって来る。
しかもその殆どが、本日の講演者のお知り合いにして、浦メもよく見知っている既知の人々ばかり。
「出来レースかコレわ!?」

聞けば事前に申し込みを取ってのクローズドの催しだそうな。納得。


やがて定刻となり、eよこ会のWさんが高らかに開会の宣言。
冒頭で、緒方洪庵記念財団・事務局長・川上潤氏から、手塚プロダクション画の「陽だまりの樹」の原画が披露された。除痘館跡の想像図を描いたもので、川上氏より、当時の医療器具などに留意しながら、史実に忠実に描かれたというエピソードや、絵に対する思い入れなどが語られた。現在、この拡大画は今橋三丁目にある緒方ビル1階で見ることができる。


そして本日の講演者が、PC&プロジェクタを駆使して「手塚治虫と大阪との深い深い縁」について、縦横無尽にトークを展開なすった。

と、こう書くと、講演者一人による独演会の様相だが、実際はさに非ず。
講演者は聴衆を次々と指名し、手塚と大阪の関わりについて、その人の専門分野の視点から語らせたのだ。
これはユニークだ。
なんとなれば、ただ単に一方的に講演を聞いているだけでは、人は寝てしまう。
ところがいきなり当てられて舞台に引っ張り出されて喋らせられるとなると、「もしかして次は俺か?」と思わず緊張してしまう(尤も、最後まで当てられなかった人の中には、「チェッ、当てられたらこれ喋ったろうと思てたのによっ」と軽く地団駄を踏むかもしれん、という逆効果もあるが)。


しかしながら流石は「手塚な集い」に足を運んで来られただけの事はある。
講演者に指名された紳士たちは、待ってました!とばかりに喋る喋る。
しかもそれが本人さんの専門分野とか、ご自身の体験に基づく薀蓄なもんだから、門外漢の浦メでも非常に興味深く拝聴できた。


特に、手塚先生と同じ修練所で同時期にシゴかれた経験を持つ翁の話は、なんというか戦争経験の語り部からお話を伺うような、或いは民俗学における土地の古老にヒアリングするかのような、「ノンフィクションならではの、物語とは違う面白さ」を堪能させてもらえたぜ。

翁の他にも、講演者の弟君まで引っ張り出され、手塚先生が勤労動員で働かされていた中津の大阪石綿について語ったり、万博マニア氏が指名されて大阪歴史博物館で展示保存されているタイムカプセルについて語ったり・・・と、聴衆を惹きつける効果&指名された人の「喋りたい慾」を満足させる効果の両方が図れる手法であった。


後でこの講演者に話を聞くと、当てた人々とは事前に打ち合わせなどは一切しておらず完全アドリブ、その人となりから、喋るのが好きであろうアノ人とコノ人は絶対参加するだろうという憶測というか勘に基づいて、このシーンではこの人を当てよう、このシーンではあの人を、とオツムの中でシュミレーションしていたという。
で、尚且つそれは、オノレがいい加減な知識で喋るよりも、その道の専門家に語ってもらう事によって、寒い中を足運んでくださった皆さんに、ご満足頂けるやろう♪という狙いだという。

それを聞いて、浦メは白眼の姫川亜弓と化した。
「恐ろしい子・・・!あたしは今までアナタに勝てたと思ったことなんか、一度だってなくってよ!!ばあや、今日はオレンジペコの気分じゃないの、爽健美茶を頂戴・・・」

或いは長くない前髪をムリからに引っ張り下ろして月影先生と化した。
「この先、この子がどんな講演をやり続けのか、これはホントに楽しみだこと!!オーホホホホホ♪一蓮、わたしは手塚ファンをやめられないわ!!」


とまぁこんな訳で、参加者巻き込み型(いや、巻き込まれ型か?)講演会は恙無く終了。
話の所々に挿入した手塚クイズの成績優秀者へプレゼント贈呈なんかもやったもんだから、時間は押しに押したけどな。

ま、お客さんたちは通常の、よくあるレジュメ・パンフ以外にも「千成一茶」さん(ここも当然、手塚先生とは深い縁がある“ゆかりの地”である)のご提供による銘菓プラネタリューム饅頭もお土産でお持ち帰り頂いたワケやから、参加料500円の元は十分取って戴けたのではないかな?


ところでこの日記のワケ判らんタイトル、講演会が始まる前に、ステージに設置されたホワイトボードに浦メが悪戯書きしたものである。
「こいつぁイイぜぇ〜♪わかる人はわかってけろ」
と一人悦に入ってると、講演者の両目に見る見るうちに大粒の涙が溜まりだしたため、慌てて「第56回 ソーシャルカレッジ 手塚治虫と大阪」と、本来のタイトルに書き直したのだけど、そのまま残しときゃ良かったな。
人間ブレちゃいかんな。


※注
日記のタイトルは、手塚治虫が奈良県立医科大で学位を取得した論文「異型精子細胞における膜構造の電子顕微鏡的研究」からきています。

のむら

 聴講者参加型、というとゼミみたいですね。より考察と交流が深まったことと推察します!


編集

 濃密な講演会だった様子が文章から伝わってきます。



4月号 投稿コーナー予告!

 テーマ投稿・映画『BUDDHA2』 感想

 ずばり映画『BUDDHA2』感想を募集します! 映画のどこがよかったか、好きなキャラは? 好きなシーンは? いろんな感想をお待ちしています!


 その他手塚キャラクターのイラスト募集!

あなたの大好きなキャラクターを投稿してみよう! 


 その他、イベントレポートや各種感想など、自由にご投稿ください!




投稿はコチラ!!


メールや投稿ページからの投稿の場合、虫ん坊コーナーへの投稿だということが分かるように、「【虫ん坊投稿】」などの文字を件名に入れてね!


また、投稿していただいた方には、編集部からプレゼント送付のご案内などをメールでお送りします。迷惑メール対策などで、ドメイン指定受信をされているかたは、@tezuka.co.jp からのメールを受け取れるように、お使いのメールツールを設定しておいてくださいね。

 

メールはこちらから、
tezukaosamu-net-guide@tezuka.co.jp

郵送で、
〒169-8575
東京都新宿区高田馬場4-32-11
株式会社手塚プロダクション TezukaOsamu.net 投稿係

4月号掲載は、2014年3月15日(土)までにいただいたものとさせていただきます。4月号以降にも、いただいた投稿を掲載していきます。


戻る


(C)TEZUKA PRODUCTIONS.