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投稿:虫ん坊読者の広場

虫ん坊12月号に投稿、ありがとうございました! 今月は4人のかたが投稿してくれました。
  投稿コーナーから【虫ん坊投稿】のタイトルで投稿してくれたみなさんの作品には、手塚プロ社員にして元手塚治虫アシスタント・のむらからのコメントをつけさせていただきました。


このページに採用された4人の方には、プレゼントとして、2010年手塚治虫カレンダーと、手塚グッズをお送りいたします。楽しみに待っていてくださいね〜!

応募の仕方はページの下を見てね!!


投稿者:ナッキーさん

投稿者:ナッキーさん


のむら ピノコに他の手塚キャラクターの服を着せる、というのは、ありそうでなかったですね! ブラック・ジャックの格好をしているぐらいで…。投稿コメント欄でも描きましたが、帽子の立体感が面白いですね。絵柄が女の子らしくかわいく、すこしおすまししているのがいいです。
編集 サファイアのコスプレのピノコ、かわいいです! おてんばなピノコにはぴったりかも。


投稿者:オルガマスターさん

投稿者:オルガマスターさん


のむら こんな目立つバイクなんですから、ぜひ安全運転で! このバイクでいったい、どこに出かけているんでしょうか?? 「今後も画像を追加したい」ということですが、追加したらまた投稿してくださいね。
編集 これが今流行(?)の痛車ですね!! 秋葉原などでよく見かけます。アニメのキャラが定番なのでしょうか。マンガキャラバージョンはないのかな・・・

 

投稿者:中島拓郎さん

投稿者:中島拓郎さん 


のむら 全集未収録作品は他にも結構あるみたいです。ぜひ、調べてみて、まだ見ぬ作品を探索してみるのも楽しいかもしれません。このコマは、B・Jの表情をあえて後姿にして見せないのがポイントです。
編集 「しずむ女」はOVAアニメ版のカルテ10でアニメ化されています。けなげなヨーコ(OVAでは月子)の姿に涙した人も多いと思います。


大江戸てんやわんや
投稿者:田浦誠治さん

11月7日(土)の朝、嫁さんと二人バタバタと大慌てで準備して東京へ出かけた。「手塚治虫ファン大会」に参加するためだ。しかも今回の大会は、嫁さんが大阪の手塚治虫ゆかりの地についての研究発表をするものだから、今までの大会とはちょいと勝手が違う。
会場は渋谷シダックスホール。今までと違って、かなりこじんまりした会場である。最初、入口の「ファン大会 会場コチラ」というボードを見た嫁さんは、「ショボくなったな〜」と嘆息をついた。でも、「より少数でファン同士交流できるような大会を」というのがコンセプトだから、これはこれでアリだろう。2階のホールも普通の会議室っぽく、客席最前列とステージがメチャクチャ近い事に驚いた。

手塚プロ松谷社長の挨拶でスタート。

「心にいつもベレー帽を(かぶって手塚イズムを継承したい)」との挨拶が印象に残った。
続いてご子息・眞さんの挨拶、そして何故か営業2部の湯本部長が登場。シニカルなユーモアで、私も嫁さんもこの人のファンなのだ。ファンクラブ代表の藤澤さんが入院しちゃって、挨拶&会員の皆様の前にデビューできない事のお詫び・それに伴い大会実行委員会諸兄姉やゲスト出演者に迷惑かけたお詫び・会誌が遅れることのお詫び・手塚グッズを扱う会社が経営悪化し、倉庫が開けられず、商品が届かないため、物販コーナーが極めて寂しい風景になっちまったことのお詫び等々、立て続けにお詫びなすったんだが、その様子がまたなんともいえず可笑しくて、「流石は湯本部長」と、我ら二人は、お詫びしてらっしゃるにも拘わらず、溜飲を下げてしまったのだった。

続いてはスペシャルトークショーとして、旧虫プロのOB(60〜70代!)6人がステージに上がって、共著『誰も知らない手塚治虫 虫プロてんやわんや』では書ききれなかったエピソードを披露。
6人の中で、非常に強烈な存在感を漂わせていたOBがいた。当時、文芸と制作を担当していた磐紀一郎氏である。殆ど黙して語らず、司会から「寝てないで喋って下さい」なんてツッコミを入れられていたが、丸刈り頭にモミアゲから顎にかけたヒゲ、真っ黒なサングラスというその風貌は、正に「怪僧」。なにか喋るよう促されると、「こういうのは話すより聞いてる方がいい」とポツリ。最後に、順番にファンに向けて「遺言」を述べてくれと言われると、「遺言ならば、言いましょう」。
この人物は非常に気になった。言うなれば、「用心棒」における羅生門綱五郎みたいなものだ。あるいは「どですかでん」の芥川比呂志か。

で、そんな私をよそに、隣で落ち着きなくソワソワしていたのが嫁さんである。このトークショーの次が、嫁の出番なのだ。「手の平に『人』と書いてペロリと舐めろ」とか、「あの和田アキ子にして未だに本番前は極度に緊張しまくるそうや。そやけど始まればあの堂々たるステージや。だからアンタも胸張れ!」とか言ってなんとか落ち着かせようと試みるも、嫁さんにはまるで効果なし。私は職業柄、5分前に「今から50分、喋ってくれ」と言われても全然平気なんだけど、やはり普通はそうはいかんわな。
やがて嫁さんがステージに登場して、パワーポイントを駆使して「手塚治虫と大阪」をテーマに発表しだしたのだが、明らかに緊張しまくってやがる。こっちまでスリル満点やがな。とちるなよ。泣きだすなよ。熟語とか不得意な単語は極力言うなよ。しかし、時間が経つにつれて、喋りが滑らかになりよった。で、見事制限時間ピッタリに終了。万雷の拍手。やれやれホッとしたわい。フィギアスケートの4回転ジャンプを見てる時みたいに心臓に悪いのぉ。
それにしても、聞き手の森晴路氏がコメントを求められて、「いや〜、大阪には行った事ないから…勉強になりました」。ただそれだけやったのにはズッコケたぜ。なんじゃいなんじゃい、発表10分・コメント5分やなかったんかい。これやったら俺がステージに上がって、嫁の発表の補足&揚げ足取りをかました方がオモロかったんとちゃうか?

続いては、2会場に分けての手塚プロ社員による「手塚先生にまつわる秘話」。これも、正直2会場に分ける意味があったんかいな?とかなりクエスチョンであった。何故なら、一方を聞いた人は、当然もう一方で語られる秘話は聞けないわけで、どういう経緯でこういうスタイルになったのかは知らないが、参加者からしてみると、これは殺生だろう。ましてや「秘話第二部」においては、サブステージが終わってゾロゾロ聴衆が出てきたところでメインステージはまだ続行中という図になっちまって、あれはサブステージに参加した人は絶対フラストレーションが溜まったハズだぜ。
秘話自体は(私と嫁さんは一部・二部ともにメインステージを聞いたのだが)、手塚先生がB・Jの原稿がダダ遅れになって思わず「清水氏、飛行機の出発止められない?」とのたまわれた話、先生が上海に行かれた際の現地通訳がまるでストーリー漫画を理解できない人で、綱渡りで現地に住む見ず知らずの田中さんという留学生に当日いきなりオファーをかけて自転車で通訳現場に駆け付けてもらった話、高田馬場→東京駅までのタクシーの中で分厚い医学書3冊を一気に、文字通り斜め読みされた話なんかが次々と披露されて、非常に面白く興味深かっただけに、この2会場同時進行スタイルは実に残念だった。
特に松谷社長が仰った「先生は頭の中が写真機になっていて、即座に情報を叩きこむんだ」というコメントには、これはやはり少年時代の、昆虫採集・観察が効力を発揮したんかな?と勝手に分析してしまった。

続いては同じくFC会員で、親しくお付き合い頂いている扇谷さんの「なぜ、一定のこの期間だけ集中して手塚少女漫画が発表されたか」との研究発表。
「手塚先生の少女漫画には“構図の美しさ”と“色”と“流れる音”を感じる」との一言に、言い得て妙!と嬉しくなった。少女漫画を一気に再読してみようかしらん。

蔵出し上映は、先生がアニメにかける姿勢を語った数分間のフィルムと、実験アニメ「タバコと灰」。実験アニメはさすが実験だけあって、少々ディフィカルトであった。これとても、先生は「世界丸ごとHOWマッチ」とか「クイズダービー」とか、その他各種CMなんかに出てはったんだから、そういう類がなんか残っていないものかいな。なければ一般ファンに持ってはらしまへんかぁ?と募ってみてはどうだろう。
作品でいけば、それこそ昭和40年代に作られて本企画とまではいかなかった各パイロットフィルムたちを上映するとか、大昔「ひらけ!ポンキッキ」の歌のコーナーで放送された、手塚キャラと実写映像のコラボ「地球を七回半まわれ」なんかを流してくれたらええのになぁ。それでこそファン大会参加者だけの「特権」じゃないか。フィルムが現存していない「ふしぎな少年」「ピロンの秘密」「紙人形劇版・鉄腕アトム」「ごめんねママ」を流してくれなんてムチャは求めないからさ。

ファン大会もいよいよ大詰め。恒例のカルトクイズ&大抽選会。クイズは、途中まで順調に勝ち残れたんだが、「2003年版アトムで天馬博士の声をあてたのは大和田伸也である。○か×か?」で、先に負けて着席してた嫁さんの「×、×」との声に、「あれ、確か大和田やったような気がしたんだが…」と思いつつも×にしたら、正解は○であった。チクショー、嫁の言う事なんか聞かなきゃ良かった!いやいや、人のせいにしてはいかんぞ、オッサン。

抽選会のプレゼンターには、宝塚観光大使サファイアのお二人が!私は以前に宝塚の手塚イベントで拝謁した事があるので、「先日はどーも」てな感覚だったのだが、サファイアを初めて目にする圧倒的多数の参加者からは、オオッと空気のドヨメキが。さもありなん。どや、可愛いおまっしゃろ?と、別に私の妹でも娘でもないのに何故か自慢気分になった。

ラストは、これまた恒例、みんなで「鉄腕アトム」の大合唱。歌いながらチラチラと周りを見渡せば、老いも若きもみんな大口広げて歌ってはる。ええなぁ〜。やっぱこういう一体感はなんともいえないよね。

始まるまでは、会誌にもなかなか情報が出ず、申込ハガキの返信もなかなか来ず、「果たしてホンマに開催されるんかいな」、なんて「将来に対する、ぼんやりとした不安」(芥川龍之介)を抱いたりしたもんだが、無事終わってみると、一参加者の立場で言わせてもらえば、「まずは良かったんじゃないか」

次回に望むのは、秘話をみんなが聞けるように、長めにセッティングしてほしいのと、もうちょい「お宝」を上映してほしい。そして料金取ってまた立食をやればいいのだ。料理も豊富に出してさ。そこで、抽選会もさることながら、例えばウチの会社の慰安旅行でやってるような「社長とジャンケン」大会なんかをやればいいのだ。そう、ファン同士の交流という点でいけば、慰安旅行のノリがいい。

あと、なんか書き忘れてるな…そやそや、今年の大会は、参加者が自由に落書きできるボードがあらへんかったな。あれ、復活してほしいなぁ。&B・Jとか有名な作品の、有名なシーンをでっかくボードに仕立てて、そのフキダシ部分に原作とは無関係に自由にセリフを書いてもらう、なんてアソビもやったらオモロイと思うんだが。

…てなわけで、ダラダラと書き殴ったが、こうしてファン大会は終了したのであった。

編集 田浦紀子さんのご主人にあたる、田浦誠治さんより。奥さんの奮闘を影で見守る視点が温かくてステキですね!

1月号:投稿コーナー予告!!

投稿コーナーからでも、メールでも、ハガキ・手紙でもOK! 虫ん坊読者の広場では、みんなの投稿を待ってるよ!

 手塚先生へ年賀状を出そう!

 そろそろみんなも年賀状を用意するシーズンですね。来月の投稿コーナーでは、「先生への年賀状」と題して、みなさんから年賀状イラストを募集します。

 新春企画 手塚プロにリクエスト!

 お年始といえば、「新年の抱負」。今年はお勉強がんばるぞ、とか、早寝早起きとか、逆上がりができるようになる! とかお書初めするのが日本の習慣ですね。
  お書初めでは自分の「抱負」を書きますが、虫ん坊では「新春・手塚プロにリクエストしたいこと2010」と題して、皆さんからのご要望を募集します!
  「あの作品、アニメ化して!」
  「あのキャラの商品作って!」
  「ドラマ化するんだったらこれがイイ!」などなど、あなたのワガママいっぱいなリクエストを大募集します!

 新春・手塚川柳

みやびな人々の間では、新春に歌会が開かれているらしい・・・。昔から続く日本の伝統を、虫ん坊でも取り入れてみました。
虫ん坊1月号では、「新春・手塚川柳」と題して、みなさんの川柳を募集します。
キャラクターや作品について詠んだもの、先生について詠んだもの、日常、手塚作品が好きすぎて思わず取ってしまった行動などなど、、、自由な発想で送ってね!
   川柳なので、5文字・7文字・5文字でまとめた1つの文をつくればOK。
   例:流し目が ブキミカワイイ タマサブロー  、、、などなど。

そのほか、自由な題材での投稿も随時、応募しております! ふるってご応募ください!
投稿はコチラ!!

 

メールはこちらから、tezukaosamu-net-guide@tezuka.co.jp
郵送で:〒169-8575
東京都新宿区高田馬場4-32-11 株式会社手塚プロダクション TezukaOsamu.net 投稿係

1月号掲載は、12月15日までにいただいたものとさせていただきます。
2月号以降にも、いただいた投稿を掲載していきます。

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