1966/01/01
1966/01/01 『日本経済新聞』(日本経済新聞社)掲載 火星では、お正月は1年8か月ごとにやってきますが、さみしいお正月です。一年中冬で、花も咲かず畑もできない火星には、おじいさんとこどもとロボットしかいなかったのです。 火星第一回移民団としてやってきたヒゲオヤジは、孫とロボットたちとともにせめてお正月らしいことを、と餅を焼いたりお屠蘇を飲んだりしています。大人たちはみな、火星を見捨てて地球に逃げ帰ってしまったのです。 新聞のお正月特集として掲載された作品です。
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