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ストーリー・解説

1976/08/01 『ビッグコミック増刊号』(小学館) 掲載

課長に呼び出されたある日のフースケ、すっかり舞い上がって地に足がついていません。なんと、大取引先であるマッキーロ社のネーチャン副社長の専属の接待役を仰せつかり、異例の抜擢に有頂天なのです。そこに社長が現れて、課長となにやら意味深なニヤニヤ笑い。フースケを連れて接待会場の料亭に向かいますが、社長はあいさつもそこそこにフースケに50万円の入った財布を渡して「あとてきとうにやってくれ」と帰ってしまいました。ところが、ネーチャン氏のねらいはなんとフースケ。フースケは男性好きのネーチャン氏に、「人身御供」として差し出されたのです…!

ロッキード事件が日本中を騒がせていたころの短編作品で、マッキーロ社はロッキード社、ネーチャン氏はロッキード社副社長・コーチャン氏をそれぞれもじっています。「ピーナツ」とは贈賄取引の際に使われたお金を表す隠語として有名です。
時事問題を軽妙に取り入れた作品ですが、2019年11月25日発行の『ばるぼら オリジナル版』(小学館クリエイティブ)に併録されるまで、単行本には収録されなかった作品です。


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