手塚治虫のキャラクターを人形劇として動かしている珍しい作品です。人形劇では表現できない、スピード感のある宇宙船の飛行シーンやスポーツカーの疾走シーンなどは虫プロが手がけたアニメーションで表現されています。第一部は太陽の力が弱まり、地球という星そのものの生態系に危機が迫り、この危機を救うために結成された銀河少年隊が、太陽を復活させることのできる物質を探しに宇宙の果てへと飛び立ってゆく、という物語です。(ちょっと設定が後の大ヒットアニメ『宇宙戦艦ヤマト』みたいですね)第二部では円盤に乗って飛来した宇宙人と銀河少年隊との戦いが描かれています。音楽は冨田勲が担当していました。
NHKテレビで放映/15分→25分/モノクロ/92本
虫プロダクション、竹田人形座/1963年4月7日~1964年4月5日(1話~43話) 日曜17:45~18:00
1964年4月9日~1965年4月1日(44話~92話) 木曜18:00~18:25
ロップ……池田昌子
花島博士……若山弦蔵
語り手……牟田梯三
原案、メインキャラクターデザイン:手塚治虫
脚色:若林一郎
音楽:冨田勲
主題歌:
「銀河少年隊」作詞:若林一郎 作曲:冨田勲 歌:上高田少年合唱団
制作、演出:安江進
動画:虫プロダクション(制作チーフ/内藤純緒)
人形操作:竹田人形座
製作:NHK、竹田人形座