「軽くて大変はきやすい」と全世界で人気のクロックスのシューズ。街を歩けば、必ず日に数人ははいている人を見かけるこのシューズに、アトムをデザインした商品があることをご存知でしょうか?
以前より、「鉄腕アトム」にフィーチャーしたデザインを手がけている、ファッションデザイナー・大矢寛朗(おおや ひろあき)氏によってデザインされた、「dancing atom classic(ダンシングアトム クラシック)」シリーズ。クロックスのシューズの中でも原点ともいうべきクラシック・モデルをベースに、「鉄腕アトム」のテーマである、「愛」や「平和」を思わせるにぎやかなデザインの模様を全面にプリントしたこのモデルに、この春ついに第2弾が登場します。
今回は、春・夏モデルということで、色も春らしいラインナップ。今月の虫ん坊では、クロックス・ジャパン本社を訪ねて、このシューズの開発秘話を伺いました。
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「Dancing Atom Classic」ニューカラーを4月2日より全国で販売開始!
都内にある、クロックス・ジャパン本社にお邪魔。素敵なビルは駅から直通で、雨にもぬれずに行くことが出来ます。
エントランスでは、「クロックス」のトレードマークのワニくんがお出迎え。デュークくん、という名前なんだそうです。エントランスもイメージ・カラーの緑で統一されています。
会議室には、それぞれ商品の名前が。ドアの下のほうにさりげなく書いてあります。会議室を予約するときは、この名前を指定するのでしょうか。
休憩所も含めて、活発な意見交換が方々で行われるそうです。社内は全体的に、開放的な雰囲気です。
(左から)
プロダクト・チームの皆さん。マネージャーの高原秀人さん、ジビッツ担当の川北知宏さん、ライセンス担当の
皆さん、クロックスのシューズを履いていらっしゃいます。さすが。
執行さん:はじめは、ジビッツをライセンスいただこうと思い、ギフト・ショーという催しで出展していた、手塚プロダクションのブースでお話をさせていただきました。
その後お話をさせていただいているなかで、手塚プロダクションと以前から「鉄腕アトム」でコラボレーションしている、大矢寛朗さんが、クロックス・シューズの大変なファンであることから、紹介いただき、デザインを手がけていただくことになりました。日本に入ったばかりの頃にセレクトショップで見つけて以来(補足:私が記憶している話では、日本で購入されたと伺っていました)、とりこになったそうで、海外に行く際にもご愛用いただいていたそうです。大矢さんのクロゼットには、色とりどりのクロックスが並べられているそうですよ。
木村さん:しかも、大矢さんは「クラシック」が中でもお気に入りだそうです。前回・今回とベースが「クラシック」なのは、そんな大矢さんのこだわりからなんです。
—— ライセンス商品はほかにはどのようなものが出ていますか?
高原さん:ライセンス契約は多岐にわたります。ジビッツで言えば、ディズニー・キャラクターや、ワーナー・ブラザーズのキャラクターもの、靴へのプリントでは、アメリカのハンティング系のブランドのとカモフラージュ柄を全面にプリントした商品を出したこともあります。あとは、大リーグとか、NBAといった、スポーツチームのライセンス商品ですね。
クロックスはアメリカのブランドなので、ライセンス商品に限らずほとんどは、アメリカ本社からの発信です。グローバルブランドであることを意識しながらも、ビジネスをしていく上ではローカル市場にあった製品を販売し、ブランドの定着を図りたいと考えています。日本発信のライセンスものとしてふさわしいものを、アジア全体の市場の傾向も見ながら、「何からやればいいだろうか?」とさまざまなものを検討しました。
日本といえば、やはりマンガだろう、と。僕もマンガファンでもありますし。で、さらに考えたところ、やはりはじめは原点だろう、トキワ荘だろう、と。(冗談ですが)
執行さん:クロックスのシューズはジビッツ等の流れで、女性や子供に購買層が広がっていましたが、「鉄腕アトム」をデザインに取り込むことで、女性・子供層はもちろん、ファッション感度の高い男性にも響くデザインを出来たと思います。
もともと、大矢さんご自身が、メンズをお得意としていらっしゃったので、そういう意味でも相性の良いコラボレーションだったと思っています。
—— 商品開発で、難しかった点は?
高原さん:靴の形や素材に合わせて、この総柄をプリントしますが、色やプリントの出方にチェック入りました。何回もプリントしなおしてるんじゃないかな。
大矢さんはクロックスのファンなので、ファンだからこそのこだわりもあったようです。
執行さん:毎年、クロックスでは新色を出すのですが、第2弾もその新色から、大矢さんにベースの色を選んでいただきました。この、オイスターも今年の春夏の新色のひとつです。ちょっとパールがかった感じの、良い雰囲気の白ですよね。
城戸さん:普通の白と比べていただくと、違いもはっきり分かりますよ!ショップでも評判がいいです。
高原さん:試作品はたくさん作って、…(と、靴と資料を並べて)いろいろなタイプを実際に作って、選んでもらっています。
—— 今回は、ジビッツもラインナップされていますね。
—— 第1弾の時もそうでしたが、WEBでのプロモーションも力を入れていますね。
上田さん:WEBサイトでは、特設サイトを作成し、PRを行っています。店頭ですと表示しきれない情報も、WEBサイトではいろいろ紹介できます。WEB上でも、今期のコピー「Feel Good Revolution」を表現すべく、いろいろな楽しい仕掛けをほどこしています。
—— クロックス、といえば、全世界に支社がある、グローバルな企業ですよね。最近は外資系、といわれる企業も増えましたが、やっぱり日本の会社とちょっと、イメージが違うんでしょうか?
木村さん:先ほど言ったように、各国の支社が集まる会議などがあったり、海外支社の方と頻繁にメールをやりとりしたり…。国際電話は高い、ということで、海外通話が安い電話会社の電話をつい先日、導入しました。
城戸さん:やはり、商習慣の違いで、他国の支社と意見が食い違うことはありますね。日本人は、クオリティを求めるけど、他の支社ではそうでもなかったり…。店内で使うPOPなども以前はアジア支社からのものを使っていましたが、このごろは日本発信でどんどん提案をしています。
日本のプランニングがベスト・プラクティスとして受け入れられ、中国やアジア各国のクオリティも、相乗的にあがってきています。
高原さん:実は、クロックスというブランドが日本に上陸したのも、つい最近。スタッフたちもまだまだ寄せ集め的な雰囲気で、よくも悪くも、社風も文化も定まっていません。でも、クロックスの特長である、クロスライトという素材の可能性を広げ、もっともっと快適性や革新性を追及した商品を作ることをミッションに、まだまだ、皆さんの予想を裏切っていきたいと思っています。
—— 今回はお忙しいところ、お話をいただきありがとうございました!
☆ クロックスからのプレゼント! ☆
虫ん坊読者の皆さんに、今回リリースされた「dancing atom classic」2ndをプレゼントします!
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関連リンク:
クロックス・ジャパン
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