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サボテン君


ストーリー紹介

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  • 「サボテン君」は、昭和26年から、雑誌「少年画報」に連載された作品で、手塚作品における西部劇ならびに少年漫画の代表作の一つです。ちょうどその頃は手塚治虫が大阪から東京へ仕事場を移し、漫画の仕事に本格的に取り組みはじめた時期で、その勢いがそのまま主人公のサボテン君に乗り移っているかのような、楽しくほがらかな作品に仕上がっています。
    手塚治虫の作品に映画の影響が色濃く見られることは本人自身も認めていますが、西部劇という題材が、当時の洋画から得られたものである事は容易に想像できます(作品中にも実際に映画俳優の名前が出てきます)。また、ミルクを飲むと百人力になるというサボテン君の設定は、アニメ「ポパイ」を思わせます。本人の「気楽にかけた」というコメントは、このように「大好きな題材を取り上げ、それをパロディ化した」という意味合いも含まれているのではないでしょうか。
    連載当時は雑誌の中でも漫画の地位は低く、当初は1回につき4ページの連載でした。単行本ではストーリーの流れが断ち切られないよう加筆、編集されていますので、ギャグのオチなどから「このあたりが連載の切れ目かな」と推測してみるのも楽しいかもしれませんね。なお、余談ながら「サボテン君」の後半には、何と今回ご紹介するもう1つの作品「レモン・キッド」の主人公が重要な脇役として登場します。どちらも同時期の作品で、ちょっとしたお遊び感覚だったのでしょう。
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