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虫ん坊

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ビッグX


ストーリー紹介

  • これは虫プロではなく東京ムービーという新しいアニメ会社の創立第一回作品として原作を提供した作品です。手塚治虫の原作を虫プロ以外の会社が製作したのは、この作品が始めてのことでした。マンガではナチスとの戦いの中でファシズムの恐怖を告発するシリアスな展開が盛り込まれていましたが、アニメ版では正義の味方が悪者を倒す、といういたってシンプルな図式になってします。またマンガでは薬品を注射することで力が強くなったり体が大きくなったりする、という設定でしたが、ドーピング問題に引っかかると思ったのか、アニメ版では電磁気ペンダントを使用するように変更されています。

プレビュー

キャラクター

  • 朝雲昭 ビッグX 花丸博士 ニーナ ハンス・エンゲル
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スタッフ

  • 原作:手塚治虫
    脚本:角田次郎、村野守美、広瀬正、山本グループ ほか
    演出、絵コンテ:清水浩二、岡本光輝、出崎統、木下三 ほか
    作画:鈴木英二、木下三、堀口忠彦、中村やすお、藤井達朗、橋本吉雄
    美術:京尾皇
    録音監督:清水浩二
    製作:稲田伸生
    音楽:富田勲
    主題歌:
    「ビッグX」作詞:谷川俊太郎 作曲:富田勲 歌:上高田少年合唱団

    声の出演
    朝雲昭:太田淑子
    ビッグX:島田彰
    花丸博士:永井一郎
    ニーナ:白石冬美
    ハンス・エンゲル:山本圭子

wiki

  • 解説

    (C)手塚プロダクション/TMS

    TBS系放映/24分/モノクロ/59本
    東京ムービー/1964年8月3日~1965年9月27日 月曜19:00~19:30

    当初はアニメ製作未経験のスタッフばかり集められたらしく、同時期の虫プロ版鉄腕アトム等と比べてもかなり作画は劣っており、当時の大人達はこのアニメ版ビッグXを「ビックリX」と茶化していたのは有名な話です。

    実際、視聴可能な作品を見てみると動きがガタガタだったり絵柄がシーンごとに異なっていたりしています(当時の技術力を考えると仕方がない気もしますが)。

    しかしながら、主人公の朝雲昭がビッグXとなり、敵をやっつけていく様は当時の子供たちは大変熱中したようです。

    なお、DVD-BOXには奇跡的に発見された1話と40~59話しか収録されていません。
    その理由はフィルム紛失と言われていますが、真相はいかに……


    1964/10/12
    1964/10/19
    の2週間の間、放送が無いのは、当時開催された東京オリンピックの影響でアニメ放送が見送られたようです。 解説の書き込みはこちらから
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サブタイトル

  • 1 ビッグX登場 1964/8/3 脚本:つのだじろう(角田次郎) 演出:月岡威

    朝雲博士は自らの体内に秘密兵器ビッグXの処方箋(メタル)を隠していた。危篤状態の博士の体からメタルを取り出した友人の花丸博士は乱入してきたナチス党員にメタルを奪われてしまう。しかしナチスはメタルの使用法がわからず、ネズミに注射してみる。巨大化したネズミが街を襲うのを見て昭少年は「自分にビッグXを注射してくれ」と志願する。

    2 Ⅴ3号の襲撃 1964/8/10 脚本:山本グループ(山本恵三・小沢協) 演出:渡辺和彦

    海外から戻った昭は、母親がビッグXを狙うナチスによって攫われたことを知る。ナチスは母親と引き換えにビッグXを渡せと昭に迫るのだが、昭は屈しない。最後の手段としてナチス総統は秘密兵器である巨大ロボットV3に昭を襲わせる。ビッグXとV3とのすさまじい死闘が幕を開けた。

    3 要塞脱出の巻 1964/8/17 脚本:つのだじろう・パンブロー 演出:パンブロー

    悪漢に捕らえられてしまった昭は、強制収容所に送られた。収容所長のランプの激しい拷問を受けるが、昭はビッグXペンシルのありかを口にしない。じつは昭自身、ペンシルのありかがわからなくなっていた。昭は失意の底で、不思議な少女からテレパシーで語り掛けられる。少女ニーナもやはり囚われの身であり、彼女はペンシルのありかを知っていると昭に告げた。

    4 砂漠の対決 1964/8/24 脚本:山本グループ(アフレコ台本には山本恵三・小沢協と表記) 演出:月岡威

    収容所から逃げ出すことに成功した昭とニーナは、熱砂の砂漠を放浪することとなった。そこにナチスの追っ手が迫ってくる。からくも追跡の手を逃れた昭たちは原住民の村に身を寄せるのだが、そこにもナチスが作った手配書が回り、昭たちはナチスに捕らえられてしまう・・・。

    5 ビッグXの危機 1964/8/31 脚本:つのだじろう 演出:佐々木哲治(アートフレッシュ)

    ヨーロッパのとある町に逃げ込んだ昭は病に伏していた。ナチス党はビッグXを奪うため、容赦なく昭に襲いかかるが、ナチスの暴虐ぶりに街の人々は怒り、昭を守るための盾になってくれる。病が癒えるのを待つ昭だが、ナチス党はV13号ロボットに追われ、フラフラの状態でビッグXを使用せざるを得なくなる。

    6 どれい狩りの巻 1964/9/7 脚本:成橋均 演出:堀川豊平

    行方不明の高名な科学者を探すことになった昭は、その足取りを追ってパミール高原に向かった。しかしそこで昭はナチスのスパイと誤解され原住民に捕らえられてしまう。この人々もまたナチスによってひどい目に遭わされていたのだ。昭は囚われの科学者と原住民を救うため、ビッグXとなって活躍する。

    7 死の湖の対決 1964/9/14 脚本:山野浩一 演出:アナグマ・プロ

    かつて原爆製造に協力したことで、良心の呵責にさいなまれていたミハイルスキー博士は、贖罪の意味もかねて科学都市の建設を進めていた。しかしナチス党は科学都市が完成すると同時にそれを奪おうと画策していた。

    8 黒いオーロラ 1964/9/21 脚本:成橋均 演出:渡辺和彦

    北極に前世紀生物であるマンモスが現われた。調査に赴いた昭は、それがマンモス型のロボットであり、ノース党が北極を起点にして覇権を広げようとしているのだと知る--。

    9 ライオン帝国 1964/9/28

    10 悪魔の太陽 1964/10/5 脚本:村野守美・光山勝治 演出:村野守美・光山勝治

    昭は花丸博士を訪ねる途中、ふとした事からラジオで怪電波をキャッチする。その音は博士に忌まわしい記憶を呼び起こさせた。それは、あまりに強力なため研究途中で葬られたはずの人工太陽エネルギーの誘導電波音だったのだ!その発信源を追い、昭は奇妙な人工島に辿り着く。が、蛮族に追われてひとまず退散。なんと彼らは変装したナチス同盟の隊員だった。遠隔操作された人工太陽は南極の氷を溶かし始め、昭たちにも刺客が迫る!

    11 海の墓場 1964/10/26 脚本:山本グループ(山本恵三・小沢協) 演出:佐田誠

    12 カイザー0号との対決 1964/11/2 脚本:保利吉紀 演出:村野守美・光山勝治

    カルスト共和国と日本との間で友好条約が締結されることになった。しかしその調印式の最中に謎の旋風が襲い、調印式はめちゃめちゃになってしまう。その旋風がビッグXによるものだと誤解したカルスト共和国の大統領は日本との友好条約の破棄を決める。しかしその旋風はカイザー0号という昆虫ロボットの仕業であり、そのロボットを操っているのはパンチ党だと昭は突き止めた。

    13 仮面の男 1964/11/9 脚本:堀川豊平(東京動画プロ) 演出:東京動画プロ

    リマ博士の背後に忍び寄る怪しい影――その渡航中、何者かが彼と入れ替わり、日本で待ち受けていた花丸博士と接触を図る。狙いは、リマ博士と花丸博士が共同開発したヒトデ型ロボットの設計図だ。そのロボットには驚異的なパワーが秘められていた。リマ博士に化けた仮面党の首領は、昭や花丸を欺き、まんまと設計図を奪う。今や巨大ヒトデは悪党の手に渡り、市街地で破壊の限りを尽くすのだった。昭はビッグXとなって戦いを挑む!

    14 毒ガス列車 1964/11/16 脚本:つのだじろう 演出:月岡威

    昭とニーナが追っ手から逃れて潜伏するその街はナチス党の占領下にあった。ナチス党の暴虐ぶりを見て耐えられなくなった昭は、敵のリーダー、ハンス・エンゲルスに「ビッグXを渡すから、街の人々を苦しめるのはもうやめろ」と訴え出る。ほくそ笑むハンスと昭は、高架陸橋上で対峙するのだが・・・。

    15 大怪鳥ヒンメル 1964/11/23 脚本:広瀬正 演出:佐田誠

    愛鳥週間に起きた奇妙な事件――小鳥屋や動物園、それに養鶏場から、鳥という鳥が盗まれたのだ!ニーナはケガをした小鳥から、テレパシーで鳥たちの居場所を聞き出す。昭は鳥のぬいぐるみを着て地下要塞に潜入し、巨大な機械を目撃する。それは様々な鳥を掛け合わせ、巨大怪鳥を作り出すための合成マシンだった。首謀者は宿敵ハンス・エンゲル!ついに地上に現れた怪鳥ヒンメルは町中を暴れ回り、ニーナはそれを懸命に静めようとする。

    16 宇宙人スナルリ 1964/11/30 脚本:つのだじろう 演出:朝岡隆志

    突如、都会に現れた発光体の群れ。それらに包まれたものは瞬時に砂と化し、町はパニックに陥った。その正体は、水分を吸収して生きる宇宙人、スナルリ。彼らは自分たちの星をも滅ぼし、水を求めて地球にやってきたのだ。昭はスナルリが白いものに引きつけられる習性に気づき、白ペンキを海に流して時間を稼ぐ。そして、砂漠にスナルリをおびき出した昭=ビッグXは、苦闘の末に油田を爆発させ、恐るべき侵略者をからくも全滅させた。

    17 無重力線 1964/12/7 脚本:山野浩一 演出:清水浩二

    ある日、町一帯が無重力状態になる現象が発生。昭と花丸博士は警察と共に捜査を開始する。発生源と思われる場所に残されたロボットの足跡を辿っていくと、そこには新狩博士の研究所が。彼はナチス同盟の援助をもとに無重力線を完成させていた。昭はハンスに捕らえられるが、改心した新狩博士の捨て身の協力で危機を脱する。しかし安堵の間もなく、甲虫型ロボットが現れて無重力線を放射。なす術なく宙に浮く昭たちに、勝ち目はあるのか?

    18 死火山の怪 1964/12/14 脚本:山本グループ(山本恵三・小沢協) 演出:アートフレッシュ

    田中博士が発明した人工火山噴火装置は、死火山を活性化させて貧しい土地を豊かにする画期的装置。だが活火山で使用すれば、大量破壊兵器クラスの惨事を引き起こす危険性も孕んでいた。前々からそれに目を付けていたナチスは、田中博士を誘拐。昭と花丸博士は、失踪現場である死火山の周辺を捜査し、そこにナチの秘密基地がある事を突き止めた。しかし2人は敵に捕らえられ、その間にも活火山爆破計画は刻一刻と実行に近づいていた……。

    19 スペード・バイキング 1964/12/21 脚本:高木寛(アートフレッシュ) 演出:高木清(アートフレッシュ)

    洋上でウランを積んだ船ばかりが渦巻に飲まれて沈没する事件が発生。昭は調査艇に乗り込み、大海原へと旅立つ。その海域にはスペード・バイキング党の秘密基地があった。彼らは晴海博士を誘拐して狂人ガスを作らせ、東京をパニックに陥れようと企んでいたのだ。が、博士は薬ビンに手紙を入れて海に流し、それを拾った昭たちは全ての真相を知る。しかし調査艇は渦巻発生装置で沈められ、昭は狂人ガスの実験台にされてしまう!

    20 決戦20対21 1964/12/28 脚本:山野浩一 演出:岡本光輝

    昭たちが辿り着いた砂漠の町。そこには、かつて高度な文明を誇りながら滅亡したガルバン王国の遺跡があった。ただひとり残された現王は、王国再興を目指して3体の強力なガードロボットを作り、投降を拒んで頑なに遺跡を守り続けていた。ロボットたちは人間の7倍の力を持ち、合体すれば21倍の力を発揮する。すなわち、人間の20倍の力を持つビッグXにも勝てるという寸法だ。軍との激しい攻防の中、ついにビッグXとの決戦の時が来た!

    21 走れビッグX 1965/1/4 脚本:山野浩一 演出:岡本光輝

    小笠原のナチス秘密基地では、ハンスによるテロ計画が着々と進んでいた。超大型地震爆弾を東京に投下し、首都を完全に破壊しようという思惑だ。国際警察のピーターはその情報を命がけで手に入れるが、決行日は明日。もはや増援も間に合わない。彼は偶然知り合った昭と共に、再び基地へと潜入。一度は捕まりながらも脱出を果たし、離陸を阻止せんと試みる。が、すでに爆撃機は東京へ向かっていた。昭はビッグXに変身し、力の限り走り抜く!

    22 狂った大噴水 1965/1/11

    ある晴れた日、中央公園で催された大噴水の落成式。フェラー氏が寄贈した世界一の大噴水に、市民たちは思わず感嘆の声を上げる。その時、突如として毒水が噴き上がり、それを浴びた人々は胸を押さえて苦しみ出した。フェラーの正体はクロス党のハンス・エンゲルだったのだ!市民を人質に取った彼は、町の全権とビッグXの明け渡しを要求する。昭はビッグXとなって立ち向かうが、様々な武器を繰り出す大噴水に苦戦を強いられる。

    23 幻の海賊船 1965/1/18

    昭の眼前で花丸博士が誘拐された!犯人は3人組の博士。彼らはロケット装備の馬車で水上を走り、奇妙な島へと向かった。そこはなんとムー大陸!かろうじて馬車にしがみついていた昭は、花丸と共に島内を案内される。そこに一人の少女アイリーンが現れ、この島は狂った3博士が作り出したまやかしだと訴えてきた。さらに海賊船の砲撃まで始まり、混乱の中でアイリーンは丘の上に立つ塔のライトを壊しに向かうが……一体、何が真実なのか?

    24 ロボット爆破指令 1965/1/25 脚本:小沢正 演出:岡本光輝

    黒トカゲ党に占拠されたコルデール鉱山から、一人の鉱夫が脱出した。決死の思いで彼が軍に届けたものは、ロボット兵器VX号の設計図と、謎の金属で作られたトカゲ像。解析を頼まれた花丸博士は、まず像を半分に裁断してみる。と、それはみるみる再生し、ふたつに増えてしまった。もしこの金属で作った兵器を爆破などすれば、破片の数だけ同じものができてしまう!その頃すでに、昭は軍と共にVX号の爆破作戦に向かっていた。

    25 キングの電送作戦 1965/2/1 脚本:小沢協・山本恵三 演出:佐田誠

    花丸博士と昭は、精神病を治療する脳波快復器を発明したメイヤー博士を訪ね、スラル町にやってきた。だが、町は狂った暴徒で溢れかえっており、昭たちも襲撃を受ける。一時は逃れたものの、今度はTVモニターから現れたジャック団に捕まってしまった。首領のキングは電送機を使い、TV電波に乗せて各地に団員を送り込み、人々に脳波ピストルを照射して凶暴化させていたのだ。昭は狂ったふりを装い、反撃のチャンスをうかがう。

    26 アリ地獄作戦 1965/2/8 脚本:小沢正 演出:清水浩二

    コルデールにあるコロナ博士の研究所が、何者かに爆破された。昭たちはコロナの息子ルイの連絡を受け、現地へと飛ぶ。怪しい車に尾行された昭とルイは、そのまま敵のアジトへと潜り込み、コロナ博士と再会する。実は、博士はハンス・エンゲルに騙され、鉄を一瞬にして噛み砕くロボットアリを開発していたのだ。ハンスの目的は、世界一の軍備と鉄鋼コンビナートを誇るコルデールの制圧。大量生産されたロボットアリの群れが、町を襲う!

    27 空中都市 1965/2/15 脚本:小沢協(山本グループ) 演出:清水浩二

    普段はジャングルに棲む野獣が人里を襲撃。昭と花丸博士は調査のため、カーニバル真っ只中のリオを訪れる。だが翌朝、町はもぬけの殻に。その時、空に浮かぶバラ形の雲が2人を吸い上げ、空中都市へと連れ去った。そこでは謎の巨人たちが奏でる笛の音で、人間と動物たちが踊り狂っていた。彼らの催眠術にかかると動物は凶暴化し、人間は歓喜の中でテロ行為に走った。抵抗した昭たちは海に落とされるが、間一髪で銀河パトロールに救われる。

    28 大竜神対ビッグX 1965/2/22 脚本:広瀬正 演出:岡本光輝

    中央アジアのサラメンで発見された古代遺跡。それはこの国で古くから崇められている竜神の巨像だった。花丸博士は旧友のモサイ首相に招待され、昭を伴って調査に向かう。遺跡の内部に入った彼らは、それが手押し式の超巨大戦車であることを知る。叛乱を企むマグレ警視総監は、竜神伝説を利用して民衆を操り、強力な火炎放射機を積んで戦車を動かし始めた。中にいる人々を傷つけずに竜神を止めることができるのは、ビッグXただ一人!

    29 大昔ミサイル 1965/3/1

    30 あの耳を狙え 1965/3/8

    不思議な巨石像が残るパック島を訪れた昭と花丸博士。島には、長耳族という謎の部族にいけにえの子供を捧げる風習が残っていた。昭は自らいけにえになる事を志願し、長耳族の正体を探ろうとする。彼らは生まれ持ったテレポーテーション能力とテレキネシスを操り、子供たちを別次元へと連れ去っては、巨石像に宿る死者の魂への供物にしていたのだ。花丸博士は、超能力が使えるニーナと、次元遮断材を開発したハゲ山博士に応援を要請した。

    31 ゴム人間の反乱 1965/3/15

    ベングレン島の研究所で、絶対に切れない強力ゴムが完成しようとしていた。だが実験の最終段階、ゴムは突然変異を起こして大爆発。そこからゴム人間ゴモノイドが出現した!高い知能と変形能力を持つ彼らは、王国を築いて全人類を滅ぼすと宣言。手始めに花丸博士を島におびき出し、その姿に化けて日本へ。ニセ花丸はゴム人間の移住を力説し、計略は成功する。上陸したゴム人間たちは巨大なゴムボールと化し、超能力で町を消し始めた。

    32 悲しき昆虫博士 1965/3/22 脚本:佐野美津男 演出:鈴木英二

    白梅博士はクロス党と協力し、巨大化させた虫に人間を内蔵して、サイボーグ昆虫軍団をつくろうとしていた。だが、実験途中の虫たちが逃げだし、外界はパニックに。白梅博士は完成していたサイボーグ昆虫を送り込み、虫同士で戦わせる。ビッグXは巨大昆虫が殺し合う地獄のような修羅場に飛び込み、なんとか虫たちを底なし沼に沈めて全滅した。しかし、追いつめられた白梅博士は自ら巨大カマキリと化して、包囲網に立ちはだかった。

    33 真空人間サルベージ 1965/3/29 脚本:小沢正 演出:今泉俊明

    ついに完成した世界一のテレビタワー。そこには密かに電波テロを企むハンスの姿があった。ところが突然、タワー上空に帆前船が出現。潜水服を着た乗組員たちは巨大なクレーンでタワーを引き抜き、船内に納めてしまう。彼らは星々の文明を盗みながら放浪を続ける宇宙海賊だった。ハンスは海賊の武器を得るため、地球定住の話をもちかける。ところが真空の中でしか生きられない彼らは、地球上の空気を無くす装置を作動させてしまった!

    34 大都市全滅作戦 1965/4/5 脚本:岡本欣三 演出:今泉俊明

    住宅街で珍種のサソリが大量発生。同じ頃、旧陸軍の実験場があった毒ガス島で爆発が起こった。調査に向かった花丸、昭、ニーナは、そこで何者かがサソリを使った研究をしていた形跡を発見する。その間にも、アンタレス率いるチンチラ秘密団の作戦は着々と進んでいた。彼らは鉄をも腐らせる毒ガスを発射するサソリロボットを東京に向かわせようとしていたのだ!昭たちは組織の本拠地である船を発見するが、逆に捕まってしまう。

    35 ロボット城 1965/4/12 脚本:山野浩一 演出:上野寿夫

    総合科学センターから原子力燃料が盗まれた。花丸博士と藤倉警部は、地下に残ったドリルマシンの足取りを追い、小谷博士の研究所に行き当たる。さながら城のような研究所を訪ねた昭たちを迎えたのは、謎の男・山本。ニーナはテレパシーで邸内に囚われていた小谷博士を見つけるが、その時、柱や家具などが一行に襲いかかり、小谷博士は殺されてしまう。山本をも含めた研究所内の全てのものは、電子頭脳αの操るロボットだったのだ!

    36 火の馬 1965/4/19 脚本:山野浩一 演出:おおいひさし

    海と陸で奇怪な事件が頻発。洋上では火を吹く大シャチが捕鯨船を襲い、牧場には火の馬が現れ、鯨や家畜が大量に盗まれた。被害を食い止めるため、昭たちは牧場に張り込む。そこへ火の馬が現れ、牛たちは謎のロケットに吸い込まれてしまう。取り付けた発信機も役に立たない。そこで花丸博士はニセ鯨を作り、敵の懐に潜入する作戦に出た。そうして敵地に乗り込んだ昭とニーナが見たものは、豚や鯨を掛け合わせた巨大な家畜の牧場だった。

    37 海底秘密研究所 1965/4/26 脚本:佐野美津男 演出:田中八寿雄

    花丸博士が姿を消した。ニーナは犬のケルから、昨夜花丸が旧友の東大寺博士といたことを聞き出す。ケルはかつて東大寺の飼い犬だった。その頃、東大寺の海底研究所にやってきた花丸は、ハンス率いるクロス党に出迎えられる。彼らは東大寺を騙し、超強力腐蝕剤を作らせていた。標的はビッグX!花丸の命と引き換えにビッグXのデータ収集を命じられた東大寺は、仕立て屋を装って昭に近づく。だがケルはかつての主人を忘れていなかった。

    38 宇宙の虎 1965/5/3 脚本:山野浩一 演出:梶平太朗

    宇宙から飛来した隕石から、巨大なロボット虎が出現した。虎は怪光線を発し、地表を破壊していく。花丸博士はそれを、地球侵略を企む宇宙人の差し向けた開拓ロボットと察知。昭はビッグXに変身して立ち向かうが、その怪力には歯が立たない。ビッグXは地に伏しながら、かろうじて剥ぎ取った虎の爪をニーナに託す。解析の結果、ロボットは地球の金と同じ金属でできていると判った。回復したビッグXは金溶解爆弾を携え、再戦に挑む!

    39 軽くて重い男 1965/5/10

    サーカス団で働くハリスは、宙返りすると体が重くなり、誰にも持ち上げることができなくなる。その不思議な能力に目を付けたゴルゴ団は、ハリスを言葉巧みに騙して、彼の体を巨大なサイボーグに変えてしまった。世界征服を企む彼らは、鋼鉄の巨人と化したハリスを利用して原子炉を占領、今度は議事堂へ向かってくる!昭はビッグXに変身して対抗するが、重くなったハリスの下敷きとなり、身動きができなくなってしまう……。

    40 虹の国から 1965/5/17 脚本:山野浩一 演出:鈴木英二

    ハリマン国の兵器として作られたスーパーロボット・ピートは、ビッグXの奪還に向かう。ところがその途中、美しい虹を目にしたピートは急に改心し、任務を捨てて脱走。偶然、山小屋で昭とニーナに出会い、匿われることに。実は彼を作った平和主義者のレインボー博士が、せめて虹を見ている間は戦いのことなど忘れるよう細工していたのだ。ピートは、追っ手のロボットと苦闘するビッグXを救おうと、初めて正義のために戦う。だが……。

    41 雪男の泉 1965/5/24 脚本:山野浩一 演出:今泉俊明

    3年前から行方不明になっていた清水博士が、ヒマラヤで遺体となって発見された。その報せを受けた花丸博士のもとに、清水博士からの遺言が届く。彼はその中で、雪男に命を救われたこと、そしてその存在を公表せずに守ってほしい旨を伝えた。花丸は友人の遺志を継ぎ、昭たちと共にヒマラヤへ。人類学の権威・甲斐博士が同行を願い出るが、花丸は頑なに拒む。そしてついに雪男の里に着いた一行は、その場所にある「秘密」を知るのだった。

    42 銀河に向って 1965/5/31 脚本:山野浩一 演出:梶兵太朗

    地球滅亡の危機は突然やってきた。宇宙から飛来したUFOが次々に町を破壊し始めたのだ。花丸博士は交渉を試みるが、宇宙人は地球上のウラニウム資源をすべて引き渡せと要求してきた。総攻撃に踏みきった軍もたやすく排除し、宇宙人たちは堂々とウラニウムを盗んでいく。ついに残るひとつの原子力工場にもUFOが襲来。怒りに駆られて立ち向かった昭だったが、ビッグXの機能を悟られ、ニーナもろとも宇宙へ連れ去られてしまう!

    43 パール博士の発明 1965/6/7 脚本:岡本欣三 演出:泉久次

    全世界の注目を集めるパール博士の新発明、エレクノンマシン。それは人間の脳波をキャッチし、解読することができる機械だった。さっそくそれを悪用しようと企む何者かが博士を誘拐。昭たちは犯人の足取りを追い、一路ドンキー国へ。パール博士はブル首領率いるゼット団に捕らわれ、電流催眠機にかけられてマシンの設計図を自白させられていた。基地に潜入した昭たちもまた彼らの手中に落ち、マグネット・ペンシルまで奪われてしまう。

    44 エンゼル星よりの使者 1965/6/14 脚本:花島邦彦 演出:泉久次

    ワシントン国際警察は地球の同盟星であるエンゼル星が、サタン星からの攻撃を受けたという情報をキャッチした。アフリカにそのエンゼル星からの使者が不時着したとの知らせを受けて駆けつけた昭は、虫の息の使者を救おうとする。ニーナのテレパシーで使者から悲惨な戦争の状況を聞いた昭は、サタン星を操っているのが障害の仇敵ハンス・エンゲルだとわかり、怒りをたぎらせる--。

    45 ニーナの危機 1965/6/21 脚本:岡本欣三 演出:岡部英二

    ドライブ中に豪雨にたたられ、一見の洋館で雨宿りをすることになった花丸博士と昭たち。その洋館は無人だったが、一匹の猫がいた。ニーナがテレパシーで猫の心を読むと、この洋館の主はサイエンス博士という人物だとわかった。後日、昭たちはサイエンス博士が開発した一段式のロケットが盗まれた、という話を耳にする。調査をはじめた途端、ニーナが誘拐されてしまった。会場に浮かぶ秘密基地へと連れこまれたニーナはそこで、拷問を受けるサイエンス博士の姿を目にする--。

    46 セントローザの秘密 1965/6/28 脚本:岡本欣三 演出:泉久次

    ローザランドにあるセントローザ教会の鐘は平和のシンボルとして親しまれていた。その鐘が盗まれてしまう。教会の番人に話を聞いた昭たちは、教会の鐘には隠された財宝のありかを知らせる、という秘密があることを教えられる。洞窟の中にある百八つの鐘の中から協会の鐘と反響するものをひとつ選ぶと財宝の眠る洞窟の隠し扉が開かれる仕掛けになっているというのだ。昭たちは財宝を守るために行動を開始する。

    47 宇宙ランドの秘密 1965/7/5 脚本:花島邦彦 演出:おおいひさし

    アフリカのサハラ砂漠に建設中の宇宙ランド。その責任者のツアラ殿下が現地で財宝を掘り当てた。国際警察はそのツアラ殿下がハンス・エンゲルの仮の姿らしいという情報を入手。それと時を同じくして昭に宇宙ランドからの招待状が届く。開封した昭は封筒にしかけられた毒にやられて倒れてしまう。間一髪、解毒剤に救われた昭はハンス打倒のためサハラへと飛んだ。

    48 大くらげ出現 1965/7/12 脚本:岡本欣三 演出:泉久次

    大型石油タンカーが日本近海で謎の大クラゲに襲われた。防衛艦あかつき丸がクラゲ退治に出撃したが、まったく歯が立たない。応援に駆けつけた昭たちまでがクラゲに飲み込まれてしまう。この大クラゲ、実はチンチラ党のボス、フラホープが開発した巨大ロボットで、これは次々に石油タンカーを襲いつづけ、世界は深刻なオイル・ショックに見舞われてしまう。

    49 グレート3 1965/7/19 脚本:山野浩一 演出:岡部英二

    振興国家リリィ国を視察した昭たちを待っていたのは、首相誘拐事件だった。首相はグレート・スリーと名乗る三人組が操る円盤で連れ去られたのだ。グレート・スリーは街を乗っ取り、ほかの政治家たちも三人組へと寝返ってしまったと知らされた首相は降伏を宣言する。かくてリリィ国は傍若無人な三人組の支配下となった。捕らえられた昭はペンシルを奪われ、思想犯として死刑を宣告された--。

    50 地球第五氷河期 1965/7/26 脚本:泉久次 演出:岡部英二

    南太平洋に突然、新島が出現する。しかし調べてみると、それは島ではなく未知の元素の塊だと判明する。ニーナはその島で不思議なメッセージを受け取った。それは二万年前に滅んだヒポクラ人たちからのメッセージだった。人類によって滅亡に追いこまれたヒポクラ人たちは、この島を使って人類に復讐しようとしていたのだ。島から立ち上る黒い煙に触れると、すべてが一瞬にして凍り付いてしまう。次々に凍り付いて行く世界に、島から出現した怪物たちが襲いかかって来るこの危機に昭はビッグXとなって立ち向かう。

    51 サマリンガの魔法使い 1965/8/2 脚本:岡本欣三 演出:木下蓮三

    昭は手品師にだまされて大切なペンシルを奪われてしまった。取り戻してくれたのは心やさしい少年カールだった。昭はカールの家に礼を言いに行くと、カールの妹クララと知り合う。クララは足が麻痺していて歩けない少女だった。彼女が10年に一度しか咲かないサマリンガの花の露を飲めば元気になれると信じているのを知って、昭はサマリンガの花が咲く山の頂上を目指した。

    52 人面獣ゾンビー 1965/8/9 脚本:岡本欣三 演出:泉久次

    イエルブ山の頂にあるナイン帝国遺跡の調査をしていた科学者たちが全員行方不明になった。その科学者たちのリーダーと友人だった花丸博士は、心配して昭たちと共に現地へ向かう。しかしそこで一行は謎の銃撃を受け、山中に迷い込む羽目になってしまう。昭たちはこの事件の黒幕がワルタ団のダンプ怪盗だと知り、戦いの果てに科学者たちを救出する。しかし遺跡を守る巨大人面獣ゾンビーがビッグXの前に立ちはだかった。

    53 サンゴ礁の奇蹟 1965/8/16 脚本:木村三四郎 演出:後藤田信広

    花丸博士は絶滅の危機にある珊瑚を救うため、放射能ヨードを開発した。これを掃射すれば珊瑚は生き生きとよみがえるはずだった。その実験をしている最中に花丸博士と昭たちはひどい嵐に巻き込まれ、珊瑚の島へ打ち上げられてしまう。その嵐はじつはハンス・エンゲルが起こしたものだった。彼は昭のマグネット・ペンシルを奪うため、花丸博士の放射能ヨードをさらに強力にしたヨードを使い、海底の生物たちを突然変異させる。巨大化したエビやカニやサメが昭たちに襲いかかってくる。昭はビッグXとなってハンスに立ち向かう。

    54 ハンスの復讐 1965/8/23 脚本:山野浩一 演出:不明

    平和で穏やかな永久中立国のビルジ共和国でバカンスを楽しんでいた花丸博士一行は、突然電波獣と呼ばれる球体の群れに襲われる。球体はビッグXの制止もむなしく街を破壊してしまう。ニーナはテレパシーで球体を操るものと交信するが、それはビルジ共和国の地下に一代帝国を築いていた地底人だった。地底人は人間たちの地下実験に対する報復だと言った。誰が地下実験などしているのか。昭たちはそれがハンスだと知ることになる。ハンスはビッグXに対する長年の恨みを晴らすため、自らをサイボーグ仮して昭に立ち向かってくる。

    55 アマゾンの黒雲 1965/8/30 脚本:内田弘三 演出:本間文幸

    花丸博士は研究発表のためにリオデジャネイロを訪れていた。ついでに南米見物を、と飛行機に乗った博士一行は黒雲に巻き込まれ、未開の島に不時着してしまう。その島は世界征服を企むキッドという男に荒らされていた。現地人たちは博士と昭たちをキッドの一味だと勘違いして攻撃してくるのだが--。

    56 大氷原の決戦 1965/9/6 脚本:内田弘三 演出:今泉俊昭

    南極に隕石が落下した。その落下後を調べていた花丸博士と昭たちは南極基地の破壊と観測隊員たちの失踪という事件に出くわしてしまう。事件を調べ始めた花丸博士とニーナはブラック・ジャガー博士の秘密基地に拉致されてしまい、昭もビーム光線によって思考力を失って倒れてしまった。やがて落下した隕石が実はバリウス星から飛来した円盤であり、乗っていたバリウス星人の科学者はブラック・ジャガーに娘を人質に取られ、仕方なくウルトラ光子エネルギーの開発をさせられていた。このバリウス星の科学者に助けられた昭は、ブラック・ジャガーの操る巨大ロボットにビッグXとなって立ち向かう。

    57 盗まれた実験 1965/9/13

    フラワー博士が発明した放射能発射機。それを盗んだ泥棒たちが、試しにネズミに放射能発射を試みると、たちまち巨大化し、ネズミはミュータントと化してしまった!都市で破壊のかぎりをつくすネズミたちを食い止めるため、昭はビッグXに変身して奮闘するが、1匹しか仕留められず、残り2匹は逃がしてしまう。そこで、急きょ緊急会議が開かれ、チーズのピラミッドを作って、ネズミたちをおびき寄せる作戦が決行されるのだった。

    58 月世界の対決 1965/9/20

    花丸博士が人類の念願だった光子エネルギーで飛ぶロケットをついに完成させた。この偉業に昭もニーナも心から祝福する。しかしその発明を奪おうとしているものが彼らの実験の一部始終を監視していた。ハンス・エンゲルである。ハンスの悪知恵にだまされて、博士と光子ロケットを奪われ、自らも宇宙空間に投げ出されてしまった昭は、あやういところを国際警察の救助ロケットに助けられる。ハンスはそんな昭に巨大ロボットで襲いかかってくる。ハンスと昭の月面対決が始まった。

    59 最後の決戦 1965/9/27 脚本:泉久次 演出:今泉俊昭

    エネルギー科学者会議で活火山誘導システムという、新しい火山エネルギーの利用法を提案したその女性科学者の名前は、イリーナ・エンゲルといった。昭はこの名前を聞いて「もしや」と思う。もしや彼女はハンス・エンゲルとつながりのある女性ではないか、と。案の定、会議は突然超音波光線によって大混乱に陥り、イリーナとその研究資料が奪われてしまう。犯人はもちろんハンスだった。彼は妹のイリーナが開発した新しい火山エネルギー利用システムをミサイルに転用し、世界を脅迫しようと企んでいた。イリーナはそんな兄の姿に悲しむが、ハンスはビッグXの開発者である朝霧博士が自分たちの父親を殺したのだと信じ、復讐の念に凝り固まっていた。いまようやく積年の恨みを晴らすのだとハンスは昭に最後の戦いを挑んでくる。しかしもう無用な戦いはやめよう、と昭はハンスに説得を試みる。イリーナもハンスに昔のやさしい兄さんに戻ってくれと懇願した--。

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