編:制作エピソードとかありましたら教えてもらえますか?
かくれんぼSさん:今回の「かくれんぼ」なんかは、結構背景も書き込んでもらっています。
Hさん:最初のページの見開きで“どこに隠れているのかな?”という絵を見せて、次の見開きで“ここにいるよ“みたいな見せ方にしています。
Sさん:「かくれんぼ」は最初もっとページ数が少なかったんですね。見開き見開きの4パターンぐらいで完結で、あっという間におわってしまうので、中野さんにもうちょっと描きませんかって(笑)。倍くらいにページを増やしてもらいました。
Hさん:中野さんは締め切り間際「うぅ〜」ってなってましたけどね(笑)
Sさん:その努力あってお買い得感のある1冊ですね(笑)

編:今回の3冊も含め出しているタイトルとか順番にコンセプトとかこだわりはあるんでしょうか?
Sさん:特には無いんですが、全体で1つの流れに沿ってという所は意識しています。
まず、最初の3冊は一番基本の所ということで「あいさつ」「いろ」「からだ」にしました。
「ABC」とか「あいうえお」とか他にも色々考えていたんですが、ABCはやっぱりもうちょっと大きくなってからじゃないと難しいし、「あいうえお」は冊数がすごくまたいでしまうので、もうちょっと違う形にしようと言う事になって。基本路線としては今の「かず」であったり「かたち」であったり、ちいさいお子さんに覚えさせたいものとか勉強してもらいたいものみたいなところを順番に出していった感じですね。
Hさん:期せずしてという所もあるんですけど、0〜2歳ぐらいの子供の成長具合にあってるかなーという感じはしますね。
Sさん:平田はちょうど、この絵本を見せたい位の子供がいるので、意見をもらったりもしながら作っています。

編:最初のシリーズ3冊は表紙が全てアトムなんですがそこには何かこだわりがあったんですか?
Sさん:そうですね。まずはやはりtezuka modernoの絵本ということを認識してもらわないといけないというのがありました。そこで数あるキャラクターの中でも最も人気があるのはアトムというのを伺っていましたので、まずはお披露目という意味も含め全部アトムにしました。その次は他にもいっぱいキャラクターがあるんですよ、という事をアナウンスする意味も含め、全部違うキャラクターで表紙を固めていっています。

編:個人的なお気に入りはありますか?
Sさん:そうですねー。今出ている2シリーズの中では、「かず」が一番お得な感じで、嬉しくなりますね。(キャラクター数が一番多く出ているんです)
ロボット(アトムの地上最大のロボットのキャラクターがかわいく描かれています)とか、キャラクターとしてすごくかわいくなっているので、うちはデスクトップにこれ(ボラー)だけを切り抜いて貼っていたりします(笑)
編:ボラーが出ていること自体マニアックですね(笑)
Sさん:私たちも名前までは分からなくて、調べたりしました。中野さんも相当読まれているみたいで、マニアックなキャラクターが結構出てきていて(笑)。
Hさん:私は、「あいさつ」がやっぱり一番最初に作ったので、特に思い入れの深い1冊ですね。

編:今後のmodernoシリーズの予定を教えて下さい。
カレンダー Sさん:modernoシリーズの予定としては、来年の2〜3月までに出す企画は固まっています。
Hさん:今まさに進めているもので卓上と壁掛けのカレンダーの予定があります。
Sさん:あとはオリジナルのストーリー絵本「はい、どうぞ。ありがとう(仮)」を同時進行しています。
内容はキャラクターが次々出てきて、自分が大事にしているものを落としてしまうんです。それを次のキャラクターの子が拾って渡してあげる。「はいどうぞ」「ありがとう」って。例えばアトムが歩いていてキャンディーを拾うんです。そうするとメルモが泣いていて「はいどうぞ」とキャンディーを渡してあげる。そうするとメルモが「ありがとう」。今度はメルモが誰かのカバンを拾ってあげて…、それがつながっていき、最後にはみんなの大事なものがそろう、というわけです。
“完璧な人なんていない。皆がコンプレックスを持っていても、助け合うことで乗り越えていける”
そういった手塚先生のメッセージの1つを、うち流に形にさせていただいています。
Sさん:「0歳からの絵本シリーズ」としては、今回発売までの全9冊で一度完結という風に考えています。今後は3冊位でギフト用ボックスをご用意させていただいたりしようと思っています。
Hさん:カレンダーの発売は9月上旬予定です。
また、ストーリー絵本『はい、どうぞ。ありがとう(仮)』が10月上旬 発売予定ほか、海や陸の生き物を紹介する図鑑シリーズなど、今後も続々とラインナップが増える予定です。また、デザインのスタイリッシュさを活かして、10〜30代女性も喜んでもらえるような占い本なども予定しています。
Sさん:今出している絵本シリーズのサイズだと情報量にも限界があるので、この後の物はその情報量に合わせたサイズ感でやって行こうと考えています。
大人でも興味をもっていただけるもの、キャラ本として買えちゃうという感覚のもので今までよりターゲット層を広げて出していこうと考えています。
色々とやりたいものの企画がありすぎて、スケジュール表がどんどん長くなってます(笑)

編:今日は色々と教えて下さりありがとうございました。今後のmodernoシリーズにも期待しています!
写真1
左:鈴木編集長 右:平田さん
moderno絵本

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ご意見・ご感想なども添えてもらえれば、今後の参考にさせていただきます。
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当選者は、次回虫ん坊で発表予定です。ふるって応募ください!

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