★tezuka modernoとは 手塚治虫のキャラクターたちが、今注目のデザインチーム・プレイセットプロダクツとコラボレーションして生まれた新キャラクターブランド。 オリジナルのテイストを損なわずに現代的なかわいらしさも兼ね備えた、愛らしい仲間たちです。
★プレイセットプロダクツって? 2002年、中野シロウ氏を中心に活動を開始。 デザインするものは「modern pets」「マリレオ」「コケピ」などのオリジナル・キャラクターにとどまらず玩具や家具など様々。
編集(以下・編):まずは、どういう経緯でtezuka modernoと今回の絵本のコラボが実現したのか教えてください。 鈴木編集長(以下・Sさん):中野さんからのお話…だったと思うんですけどね。(笑) 中野さんとのお仕事って割と雑談の中で、 「今こんなのやってるんだけどどう?」「あぁ、いいですね〜」 とか言っているうちに、じゃあ本当にやりましょうかというのが結構多いんですね。 中野さんとは、絵本の以前からBONte(ゴマブックスさんから出版されている季刊本)などでお付合いがあって、打合せとか雑談とかの話の中でtezuka modernoというシリーズで色々企画を動かしている事を伺っていました。その流れで 「modernoで本やらない?」「はい、やります」 みたいな割と単純な形から始まって(笑)、中野さんと別の仕事の取材で手塚プロさんにも伺う機会があり、その時に社長や局長、担当の方を紹介いただき、企画を進め始めました。 どういうものにするのかについては、お話をさせてもらった時に幼児向けのものをやりたいというご希望が強かったので、「じゃあ基本的な絵本から始めましょうか」という事でこのシリーズをスタートさせました。 今後はよりバリエーションに富んだ絵本も予定しています。
編:「大人も子供も楽しめる絵本」という紹介のされ方をしていますが、大人の方の反応も含め現在までの反響はどうですか? Sさん:そうですね。元々キャラクター自体、大人の方々でも「わぁ、かわいい」と喜んでしまうような絵なので、書店さんなんかでも基本的な反応は同じみたいですね。 絵とかデザインとかのシンプルさも若いお母さんたちは受け入れられていると思います。 もちろん、「0歳からの〜」というシリーズ名を入れているので、圧倒的にお子様用にお母さんが買われるケースが多いんですが、女性でこういうかわいい感じが好きというので買っていかれたりとか、男性のそれも割と年配の方が「アトムだ!」っていうのでお子様やお孫さんに買っていかれたりとかする所が、普通の絵本とはちょっと違った特徴かなと思いますね。
編:今回のシリーズは8月頭に発売との事ですが、紹介してください。 平田さん(以下・Hさん):7冊目が「ながい みじかい」8冊目が「もぐもぐ くねくね」9冊目が「かくれんぼ」です。8月1日頃に発売予定です。 Sさん:まず中野さんにラフを出していただいて詰めていくんですが、やっぱりもうバシッとハマる形で出されるので、ほぼレイアウトは出された通りにはめこむ感じですね。 どんな内容にするかに関しては、こちらからある程度ご提案させていただいて、そこから詰めてこのページならこのキャラクターをぜひとか、あとは描いていただいてからここにはもう1キャラいた方がいいですとか、多少こちらからも意見させてもらっています。
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