インターネットアニメ「ブラック・ジャック」でブラック・ジャックを担当されている大塚明夫さんにインタビューしました!少々私、緊張気味だったのですが、色々なお話をして下さって、楽しいインタビューになりました♪

Q 声優をやられるようになったきっかけは何だったのですか?
貧乏との闘いに敗れてなんです(笑)。バイトをしながらずっと舞台をやっていたのですが、本来声優というのは役者でないと務まらない仕事ですから、鶴橋に行って汗をかいているよりも役者として成立した方がいいと思って(笑)。
Q 俳優・大塚明夫さんと声優・大塚明夫さんについて
大きな違いはやっぱり自分のこの肉体が晒されるか否かですよね、舞台の上に存在するかしないか。厳密に言うとスタジオでも同じなんですが、直接お客さんの目に晒されるということ。舞台と声優との緊張感はまったく別種のものですね。
Q 海外の映画や子供向けのアニメーションなど幅広くやられていますが、役作りはどのようになさるのですか?
どうしても実写の場合は生身の人間が一度やっている芝居じゃないですか。そこから逸脱することは基本的に許されていないんです。ただ、子供のアニメーションなんかの場合はどういう風に作っても面白ければ!というのがあるので、自分で色んな風に作れる楽しみという部分では、範囲がアニメーションの方が広いですね。どうしても生身の人間がやった芝居と違う芝居をすればなんか合ってないとなりますし、画面と台詞とがなじまなくなると下手だということになってしまいますから。
Q 大塚さんでも失敗してしまったりすることってあるんですか?
ありますよ、遅刻とかね(笑)。最近の失敗ではねぇ、ある番組で「抜き撮り」をしなければいけない共演者の方がいまして、来週その人がきたら番組が始まる前に10時から一緒に撮りましょう、って話になっていて、はいと言ったんだけど、一週間たったら忘れちゃって・・・。朝電話かかってきちゃったんですよ、まだ寝ぼけている状態で返事していて、はっ!と思い出したんですよね。
Q 大塚さんにとってリフレッシュできる空間とは?
場所っていうか、僕は基本的にバイクで移動するんですけど、なんかそのバイクに乗って走ってる時間が、チャージできる、色んなものを風が洗ってくれるような感じがするんですよね。普通、番組終わってお疲れ様でしたと言っても興奮を押えてからでないと帰れない時ってあるじゃないですか、バイクだとね、もう終わってしまったのに引きずっている余計な興奮とかを風が洗いながしてくれる作用があるのかなぁと最近思うんですよ。
Q スタジオで大塚さんのバイク拝見したんですけど、大塚さんとバイクってとっても似合うなと思いました。
駐車場があるようなスタジオだとハーレーでもいいんですが、ないところは道端においておくのは心配なんです。一度盗まれかけてるんですよ。冬の朝の4時ぐらい普通は寝静まっている時刻なんですが、その時丁度バイオハザードだったかな?ゲームをしていたら、庭の方で気配がするんですよ。ヘンだなと思って見に行ったんですね。そっとドアを開けてバイクのところを見たら、ダダダダーと逃げていったんですよ、待てこらーって言って追いかけたんだけどね、オリンピックにでたことがあるんじゃないかというくらいの速さでいなくなりましたよ。見たらワイヤーの太い鍵が切られていて・・・。その後、すごい鎖を買ったんですよ、5万円もするやつでね、サンダーで切って10時間かかるっていう硬い鎖ですよ。
Q では、バイクは大塚さんの趣味の一つですか?
趣味の乗り物ですね、あとはマージャンとかね。マージャンもいいですよ、雑念が入ると負けてしまいますから頭の中が芝居で行き詰まってるなぁという時でも全部入れ替えできるんですよね。パチンコだとだめなんですよ、やりながら芝居のことも考えちゃうでしょ?でもマージャンだとできない。いいですよ、マージャン。

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