先月・12月号で特集した「手塚治虫文化祭 キチムシ’15」、無事、12月17日〜23日の7日間開催されました。
当日は大変多くのお客様にいらしていただき、ありがとうございました!
今月は、アフターレポートとして、会場の様子を写真でご紹介しつつ、取材時に在廊されていた先生方のミニインタビューをご紹介します!
取材日は平日の夕方、客足も少し落ち着いた頃だったのですが、訪問者はひきもきらず。
百世さんにはインタビューをさせていただきました。
——企画自体は、忌野清志郎さんの企画展のころからお話をさせていただいたと聞いていますが、それからずっと温めていらっしゃったのでしょうか。
百世さん:お話を聞いたときに、「コラボをやらないですか?」と言われてから、けっこういろいろ考えていました。本読んだりとかして…。
——いただいたコメントでも、大きな絵は詳しくご紹介いただきました。実際につくってみていかがですか?
百世:今回、初めて、A4の消しゴムハンコを2個合わせた作品を作りました。今までの中でも大きな作品で、気合を入れて作りました。メルモちゃんを子供のころから見ていたので、「ふしぎなメルモ」のキャラクターは入れたいな、と思っていて。あとは「三つ目がとおる」が好きなので、「三つ目がとおる」の漫画の世界のキャラクターと、「ふしぎなメルモ」に登場するキャラクターを自分なりに合わせて作りました。
——A4の消しゴムもあるんですね。普段はどのようなものを描かれることが多いですか?
百世:普段から、密集した作品を描くことが多くて、何気なく物語が入っているというか、ひとりひとりに物語があって、表情があり、うごきがあって、重要な感じで存在するような絵を描きます。キャラクターが多いですね。
——来年参加されますか?
百世:参加できるなら、ぜひしたいですね! いろんな作品を描きたいです。今回挑戦しなかった、ユニコとか、「聖なる広場の物語」は何らかの形で作品にしたいです。鳥が難しくて、描くのをやめちゃったんですけど。そういうものも描けたらいいな、と思っています。まだ実力が足りないので…(笑)。
——お話ありがとうございました!
一本木蛮さんは、漫画作品と、原画で参加。島本和彦さんと1冊になっています。
眼鏡ふきもバッジも共作ですね。
——実際につくってみて、何かご感想をいただければと思います。
一本木:まず、うれしいですね。手塚治虫を好きだよ、っていうのは…そもそも みんな、好きじゃないですか。それが、みんな参加していらっしゃるアーティストの方々のフィルタを通した作品が一か所に集まることってあまりないので。 「だれだれが描く手塚作品」というのが一か所に集まる というのと、そこに自分が加われる、というのはとてもうれしいことです。友達のマンガ家とかも、やります、というツイートをした時に「いいなあ」「俺もやりたいな」っていう方がたくさんいたんですよね。たぶん、そういう羨ましがっている人たちが世の中にたくさんいるわけですよね。全員が参加すると、この空間が大変なことになるので、どうするんだろう? というのはありますが。
バランス的に、マンガの人たちばかりになると、マンガマンガしちゃうんですよね。マンガ家ではない参加者とのバランスがとても良い感じになっていて。 さきほどもツイートで回ってきたのが、「田中圭一先生、参加してないのにちゃっかり参加」ってつぶやいている人がいて。うまいことお名前が隠れるようにレイアウトを工夫したんですが、よく見るとセリフで丸出しになっている、というデザインにして、うちの夫がデジタルで起こしてくれました。
田中圭一さんのところにはまだ、手元に行っていないので、速達で送りました。
——田中圭一さんもキャラが立っていらっしゃいますよね。
一本木:なにかでいじろうかな、と思っていたら、島本兄貴がやってくれたので。田中圭一は、ともすると手塚作品についてはああいう立ち位置に 自らいらっしゃいますから…(笑)
いろいろなジャンルの方の手塚作品が見られるというのが楽しいですし、きっと、連れて帰りたい作品もたくさんあります。
先ほど、北海道から来てくださった方がいらっしゃって。「なんで知ったの?」と 訊いたら、「一本木先生が昔、『マジンガーZ』のアンソロジーに 描いていたのを見て、そこから好きになりました」と。そもそものきっかけは永井豪作品だそうで、私のものを読むようになって、これを知って来てくれて、もちろん、手塚治虫を好きじゃなきゃわざわざ来てくれないと思うのですが、うれしかったです。吉祥寺がだんだんそういう町になって いくのかな、という感じがしますね。
——コミケなどの有名な漫画イベントもありますが、吉祥寺で行われるイベントはちょっと毛色が違う感じがしますね。
一本木:ちょっとおしゃれな感じがしますね。あの商店街がいかにも雰囲気だと思いますが、ちょっと入れば入り組んだ路地にいろいろなお店があって、表通りに行けばまた、きれいなお店がたくさんあって。吉祥寺の街の雰囲気がこのギャラリーにも凝縮されている感じですね。
——街の雰囲気と、参加されるアーティストさんと、お客様の熱量が、ちょうど良い感じになっていますね。
一本木:もっと、いろいろな層が入ってくるといいと思います。
——次がもしあるとしたら、参加されたいですか。
一本木:いや、あるでしょ! 参加したいです。させてください!来年用の図面ももう出来上がっていますから。島本のぶんも預かっていますので! やらないわけがないです。実のところ、来年やるんだったら、ちょっと時期をずらしてほしいかな…、と。この時期は、年末進行とか、冬コミとか、いろいろあって、てんやわんやですからね。でも、「この時期でも出すのがファンの姿では!?」 と言っているのですが。
漫画界古株の中に、イージー会、というのがあって、「いい爺さんの会」の意味なのですが、さいとうたかを先生とか、藤子不二雄A先生といっ た超多忙な方々が一緒にゴルフをなさったり遊んだりする、…そこの鉄の掟というか暗黙のルールがあって、「忙しい」を言い訳にしてはいけない、という。「風邪を引いた」という言い訳はいいけど、「忙しい」は言い訳にしちゃいけないんですって。みなさんお忙しい方ですから。ですから…次回はぜひ、忙しいとはおっしゃらずにイージー会メンバーのように「手塚治虫で遊ぶ」に、ご参加いただきたいですね!…イージー会メンバーが参加したらどうなっちゃうんでしょう(笑)
さいとうたかを先生のキチムシ、なんて…どんなすごいことに…??なっちゃうんでしょうね!?
イージー会の若手漫画家、秋本治さんも御夫婦で「遊びに」来場してくださいましたよ!
やっぱり「漫画家同士が“遊ぶ”のに“忙しい”を言い訳にしてはいけない」なんですね…!
——大変なことにもなりそうですね。
一本木:一方で、若い血もほしいので、若い方にもぜひ参加してほしいです。以前、手塚るみ子さんが開催した「わたしのアトム展」も、ものすごい方が参加なさっていましたが、ああいう感じになる可能性がこのイベントにはなるような気がします!
——ありがとうございます!
その隣の、Storm Machine Graphics五十嵐さんの作品は、海外の懐かしい絵本のようなテイストのアレンジがかわいらしいです。
——開催の前にも、コメントをいろいろいただいたのですが、どんな作品になるのかな、と思っていたんですが、すごくかわいいですね。
五十嵐:普段は動物ばかりを描いていて、人物のイラストは本当に、1つ2つしか書いたことがなくて。たまにお仕事で頼まれれば描くという感じだったんですね。ちょっと、一瞬、大丈夫かな私、ってなんとなく思ったんですけれども、でもやっぱり、手塚先生のお力ですかね、描いてみると楽しくて楽しくて。描き始めたら。
——アイディアはすぐ出ましたか?
五十嵐:お話をいただいたときに、すぐに「動物をアトムにしたい」とか「動物をサファイアにできれば」とか、そういうふうにはなんとなく頭にあったのですが、アトムを描けるかどうか、はちょっと分からなくて。でも、描いてみたいな、とは思っていました。
昔の絵本が好きなので、描くんだったらそういうテイストにしたいと思って、カフェでずっと、絵の練習をしていました。
——アトムの黒いパンツが、かぼちゃパンツみたいになっているのがかわいいです。
五十嵐:それもちょっと、やっていいのかがわからなくて。誰かに相談したほうがいいかな…とか、悩みました。でも、それはダメです、と言われたらアイディアがなくなる、と思って。
——サファイアも素敵です。
五十嵐:サファイアは、初めて描きました。るみ子さんにお話した際に、私はあまり人間は描いていないんです、というお話をさせていただいて、自分でもまたかけるかどうかが不安で。
まだまだ作りこみたいところはいっぱいあるんですけれども、昔の外国のポスターのような世界観の中で、手塚先生のものができないかな、と想いながら作っていました。
昔の、印刷技術があまり良くなかった時代のテイストが持ち込めればいいなあ、と思っていて。発色はいいんだけど、印刷が惜しい、みたいな感じが好きなんですよ。
——作画はどのようになさったんですか?
五十嵐:デジタルなんです。でも、デジタルといってしまうとなんだか硬いし、あまり大切にされないんですよね。大きなイベントなどに出ても、「パソコンなんです」というとちょっとみんながっくりされてしまうので。それが悔しいので、なるべく中で描くようにしています。左右が対称にならないように、とか、いびつなままをあえて組み合わせたりとか。いびつ感みたいなものを大切にしています。コンピューターなので直そうと思えばいくらでも直せるんですけれども。
ちょっとパソコンは…と言われるのがなくなってほしいのが、願いでもありますね。
「なんだパソコンか」と思ってほしくないし、思われないようにという工夫はしています。
グッズそのものはすべて手作りで作っています。
——アトムのバッジは、帽子のポンポンが色が違いますね。
五十嵐:これも全部、手でくっつけているんですよ! 紙を貼って、トップコートみたいなものでコーティングしたうえに、レジンを塗っています。ポンポンを付けたときには、ほっとしました(笑)。
——細かいところに手作りの良さがありますね。
五十嵐:ポストカードのカドも、Rを付けているのですが、これはパンチで切っているんですよ。夜、家の前を通った友達が「パチン、パチン、っていう音が聞こえてたよ」って言われました(笑)。聞こえてるんだな…、って。
——手間がかかっていますね!
五十嵐:手をかけることが好きなんだと思います。
——来年もしあるとしたら、ご参加されたいですか?
五十嵐:ぜひ! 描きたかったけど、描けなかったものもあるので、次はそちらも挑戦したいです。まだやりたいことも、描きたいこともありますので。
——次はこの作品を描きたい、というものはありますか?
五十嵐:いろいろありますよ。ブラック・ジャックをクマでやりたいな、と思ってるんです。今回も挑戦したかったのですが、うまく詰め切れなかったんです! ブラック・ジャックファミリーで描きたいです。
あと、手塚先生をちょっと入れたい、というアイディアもあったんですけど、それもできなかったので…。 いろいろやりたいことはいっぱいありました。
——どこに一番時間がかかりましたか?
五十嵐:考えるところにかなり時間がかかりました。あまり人物を描かないので、男の子や女の子の、自分らしいラインを習得するまでに時間がかかりました。カフェで、ひたすらいろいろ描いてみて、試行錯誤しました。
——ありがとうございます!
西野直樹さんのTシャツは話題性抜群! パッチワークのヒョウタンツギは自分で布を選んで発注もできるスタイルです。
西野:写楽はあとから着手して、間に合えば、という感じで…。企画としてはあったんですけど、本業のほうが忙しかったので、できるかな、という感じだったんですけれども、なんとか滑り込みで間に合いました。
——すべて手縫いなんですよね。
西野:縫製スタッフがいるんです。僕は、絵をつくるところまでで、布地を切って、選んで、貼って、そこまではやるんですけれども、絵柄をTシャツに縫うのは今井さんという縫製スタッフに頼みます。うちの奥さんも、仕上げでちょっとやっています。
——縫うのはミシンですよね?
西野:毛糸のステッチは手縫いですね。写楽の絆創膏もフェルトなので、手縫いです。前回、「キチレコ」というイベントで作ったTシャツが、パッチワークものだったので、手塚治虫展でキャラクターで、うちはパッチワークだからな、ということで、じゃあヒョウタンツギだな、ということで。アイディアは割とすんなり出てきました。
——キチレコでもパッチワーク作品で参加されたのでしょうか。
西野:そうですね。それをるみ子さんが買ってくれて、気に入ってくださって。
——参加されてみて、どうですか? 盛り上がりぶりは。
西野:盛り上がっていますよね。やっぱり、違いますよね。手塚治虫文化祭というタイトルもあるのかもしれませんし。作品も幅広いから、みなさん興味を持っている作品も違っていて、そのあたりも聞いていると面白いですよね。レオが好きな人もいれば、ブラック・ジャックが好きな人もいるし。そのあたりは面白いです。
——今回は、普通の商品ではまず取り上げられないような作品も、手掛けられていますよね。
西野:そうですね。通常の版権商品ならまずつくれないようなものをつくらせていただきました。作品もメジャーからマイナーまで幅広いですよね。上條さんの奇子は、まさに上條さんにしかかけない世界ですし、山田さんのアトムも、ご自身にしかかけないような作品ですよね。でも、しっかり手塚作品でもある、というのは、面白いです。
——西野さんの作品のなかでは、写楽くんのばんそうこうを剥がせるというのは面白いです。
西野:あれは本当に思いつきですね。ばんそうこうがはがせたら、おもしろいんじゃないかな、と。僕は、本業がデザインなので、皆さんのように自分の「画風」のようなものは持ち合わせていないので、アイディアはいつも工夫しています。それで、「ばんそうこうがはがれる」とかアイディアを考えていって。うちで作っているシリーズなら、ばんそうこうをどうやってくっつけるかを解決すれば、できるはずだ、と。ホックでやったらどうか? とかいろいろ考えたんですけれども、ホックやボタンだと、絵に響いてしまうので、テープに落ち着いたんですが…。
でももう一つ課題があって。目玉の形をどう表現するか、と…。マジックテープの突起の隙間に、ひとつひとつマジックで塗っていきました。
——手間がかかっています。どの作品が人気でしょうか。
西野:ヒョウタンツギの唐草模様が意外に人気でした。ちょっと生地を買いに行かなくては。
——生地はどちらで購入されているんですか?
西野:ユザワヤです! めっちゃユザワヤ通っていますよ。「キチムシの方ですね!?」とか、店員さんにも顔を覚えられてしまっていますよ!
——2回目があったらご参加されたいですか?
西野:お声がかかるのであれば、ぜひ参加したいですね! 次はどのようなアイディアになるのか、またちょっと新たに考えたいと思っています。
——ありがとうございます!
期間中に追加展示となった新作! 「0マン」リッキーコスチューム3点セット。サイズはリッキーのリアルサイズ(?)に合わせて120センチとのこと。ベルトに通して着けられるしっぽもあります!
きはらようすけさんの作品はU900とのコラボ作品。アトムとPLUTOの因縁の対決…!?を予告するムービーは、とぼけた味わいの編みぐるみがコマドリで動くアニメーションです。もちろん、関連グッズもあり!
——実際に作り上げてみて、いかがでしょうか。
きはら:何の苦労もなく、さくさくっとできたので、楽しいばかりでしたね。ばっちりはまった、っていうか、イメージが頭の中にあったので、あとは編むだけ、という感じで。よかったです。
——音楽もきはらさんのウクレレなのですか?
きはら:そうですね。音楽は僕がやっていて、声は、うちの娘が。
——えっ 女性なんですか。
きはら:はい。うちの娘の、高校生で。
U900はもともと、声がうちの娘なんですよ。ずっとそうなんです。
なので、ウサギもクマも娘がやっていて、これも娘ですね。
——演劇部だったりするんですか。
きはら:演劇部ですね。ぴんぽーん。アタリです!
——普通に、声優さんがご担当かと思っていました。
きはら:昔から奇妙な声をしているので、幼稚園くらいから僕のゲームのキャラクターをやっていたりとか、ずっと声をやってもらっていて、今回もU900 なので、そのままやってもらっている、という。
——売れ筋商品や、レア商品はありますか?
きはら:ふわふわマスコットです。たとえばマグネットとか、ポストカードは期間中でも増産ができるんですね。だから、なくなって困ることはないんですけど、ふわふわマスコットは1個1個手作りなので、なくなるともう補充はできないので、お勧めですね。1個1個僕が縫っていますので、個体差があるので選ぶときは1個1個選んで、端っこから綿が出ていないやつをですね(笑)。糸がどんどんほつれて行って、綿全部出ちゃった、とならないものを品定めしていただいて…(笑)。
やっていくうちにうまくなってきて、初期のものと後期のものとですね、縫い目の完成度が違っていたりするので、そこらへんは見極めて買ってもらえるといいかな、というのはあります。
——あみぐるみは非売品なんですよね?
きはら:あみぐるみも、本当は1体くらい出したいんですけど、ちょっとまだ、手が取れていたりとかですね、撮影用のやつなので。
——うごくためにいろいろパーツがわかれているんですね。
きはら:そうなんですよ。ひょっとすると1体ぐらい、出せるかもしれません。
——ありがとうございました!
普段はみかけないようなレアグッズ、いかがでしたでしょうか。今年は来れなかった、という方にも雰囲気が伝われば幸いです!
来年の可能性について、手塚るみ子に聞きました。
——次回開催に向けて一言おねがいします。
るみ子:本当にやりたい、と思っています。参加される方も楽しんでいただけましたし、いらっしゃったお客様にも喜んでいただいて、たくさんかっていただきましたので、ぜひ来年第2回をやれたらいいなと思っています。
——今回できなかったことで、次はやりたい、ということはありますか?
るみ子:まず、11月3日にやりたいですね。そもそもそこでやりたかったんですよね。やはり文化祭だから、タイミング的には毎年、そこでやりたいなと思います。場所は同じく、こちらでやりたいと思っています。
——初日の入りについては、予想を上回る混雑だったと伺っています。
るみ子:初日に限らず、連日盛況で、平日なのにオープンの時は結構並んで、会場がいっぱいになるぐらいの人がいて、一枚だけじゃなくて、あれもこれも、と買っていかれるかたが多かったので、ちょっとびっくりしました。土日はまた混雑すると思います。
——お客様の層はどういうかんじでしょうか。
るみ子:平日の昼間来れる、20代30代の方が多いですね。参加者の先生方のファンの方はもう少し年配の方もいらっしゃいます。さらには、手塚治虫のファンの方もいらっしゃっているようです。商品販売がメインなので、ご年配の方は「じゃあ、Tシャツかおう」という感じではないのかも知れないですが、年配の方もご覧いただいています。物欲でわーっとものを買い込む方、というのはやはり、若い方ですね。
お客様の雰囲気は本当にさまざまで、一本木さんのファンで、コミケの参加者のような方が朝早くにたくさんいらっしゃっていたのは面白かったですね。
——お忙しい中ありがとうございました!