TezukaOsamu.net/jp > 虫ん坊


虫ん坊 2014年2月号 トップ特集1特集2オススメデゴンス!コラム投稿編集後記

虫ん坊 2014年3月号 特集1:ジャングル大帝レオとのコラボ発表! 家入レオさんインタビュー

 今注目の若手ミュージシャン、家入レオさん。ラジオやテレビで聴かない日はないと思いますが、なんと、家入レオさんと『ジャングル大帝レオ』がミュージックビデオでコラボを果たしました。今後はグッズなどでも展開を予定しています。
 今月の虫ん坊では、『ジャングル大帝』が名前の由来、ともいう家入レオさんご本人にインタビュー、今回のコラボミュージックビデオのことや、歌のことなど、お話を伺いました。




●「大人になりたい」

――まずは、レオになった家入さんが登場するプロモーションビデオを見ての、率直な感想をお願いします。

家入レオさん(以下、家入): 私の人生をミュージックビデオにしていただいた感じがしました。「a boy」自体が、私の人生を描いた歌なのですが、映像にも心動かされました。

――原作の「ジャングル大帝」については、どんな出会いだったのでしょうか?

家入: 小学校の時に、学校の図書館に手塚治虫さんのコーナーがありまして、『火の鳥』とかをすごく読んでいて。『ジャングル大帝』も読んだことがあります。小学生の時の記憶なので、前編ははっきり覚えていないのですが、最後のシーンがすごく印象的で、レオが、自分の肉をおじいさんにあげてしまう、という。
 それが、ショックというか、本当の強さってこういうことなのかな、と思っていて。
 私も、目がジャングル大帝レオに似ているね、って言われたことで「レオ」という名前にしたということがあるのですが、私も自分の経験を少しでも皆さんと共有していけたらいいな、と改めて思いました。
 いつかは、ライオンのレオのようになれたらいいな、と思っています。


――デビューされて3年目ですが、今はどれぐらい近づけている、と思いますか?

家入: いや、まだまだですね。やはり、周りの大人の方を見ていると、たとえば、――誰かの目の前に落とし穴があったときに、それを気づかれないように埋めてあげて、そっとその場から立ち去る、というような大人の方がいて、ほんとうにかっこいいな、と思うことができました。私はまだ、自分がやったことに対して、「やったんです」って、押し付けちゃうようなところがあって、そういうふうにはぜんぜん成れていないので。まだまだこれからです。

――家入レオの歌は、弱くて小さい声を代弁するようなところもあるように思います。

家入: 私も、どちらかと言えば小さいほうの人間だと思うので、痛みだったり、弱さだったりというのはよくわかります。でも、弱さを絆にすることは実はとても簡単で、ただ、苦しいよね、さびしいよね、といって沼の中に沈んでいくことはできるかもしれないけれども、やはり、その中でも光を掴み取っていきたいと思っているので。「a boy」という曲の中でも、光を感じ取ることができるようなフレーズを入れています。

――「a boy」の中で一番気に入っているところはどこですか?

家入: 「声をなくした人魚のように 君は泣いてるの?」というフレーズがあるのですが、10代の、私と同じ世代の人って、涙を流すことが弱さにつながってしまうような認識があると思うんですよ。「あなた、泣いてるね」と言われるとちょっとむっとしますけれど、何かに比喩をした上で、「泣いているの?」と聞かれると、同じ目線のような気がして、「実はこんなことがあって、泣いちゃったんだ」って素直にいえるような気がしています。そういうところが自分でも気に入っているところです。


――曲作りや、詩を書くといったときの着想は、どのようなところから得ていますか?

家入: 人とお話をしたりしているときに、いろいろな感情が生まれて、それがメロディやコードを固めて、曲を作っていくことが多いです。この「a boy」という一枚が作れた、ということが自分の中では大きな意味を持っています。
 1st アルバムの「LEO」では、大人に対する嫌悪感のようなものがすごく強くて、助けてくれようとして手を差し伸べてくれる人がいても、最後の最後で信じられなくなって手を払いのけてしまうような感じがあって。

――まさに、PVのレオのような感じだったんですね。

家入: そうですね。そういう「LEO」で描いていた葛藤を抱えたまま、ツアーでいろいろな場所を回らせてもらったのですが、ほんとうは、はじめは「LEO」の曲をライブで歌うのも怖かったんですよ。フィルターなして、直接反応が返ってくるので、ちゃんと受け入れてもらえるかな、と。
 でも、ぎゅっとつぶっていた目を少しずつ開いたときに、ステージの向こう側で、笑顔になってくれていたり、涙を流して下さっている観客の方がいたりして、なんだか、「この景色を守っていきたいな」と思ったんです。
 子供のままだと大切なものを守ることもできない。だから自分が嫌いだった大人になろう、と思って作った一枚で、『ジャングル大帝レオ』のミュージックビデオも、ほんとうにその気持ちを表現してくださっているので。
 「大人になりたい」っていう気持ちって、とても生々しいものだと思うんですよ。それが、アニメーションと現実の私をリンクさせることによって、ちょっとヘヴィな感じかな、と思って引いていた人も「見てみようかな」と思ってくれるんじゃないかな、っていうのが、私はとてもあるような気がしています。小さい子にも、見るだけで分かりますし。「レオ」っていう名前にして、本当に良かったな、というか、感慨深かったですね。
 初めて見たときも、モニターは小さかったのですが、映像の力がすごく迫ってきて。うれしかったです。


――表現が一致した、ということですね。特に「こうしたい」という打ち合わせはなかったそうですね。曲のみから、映像を作ったということですが。

家入: 「大人になろう」っていう決意をしたことで初めて、子供だった自分、というものを客観的にみることが出来て、この曲が出来たんですけれども、以前はほしいと思ったものが与えられないと、自分の努力が足りないんじゃなくて、周りが悪いんだ、と思っていたんですよ。思春期だから仕方ないのかも知れないですけれども。
 でも、振り返ってみて、ほしいものをほしい、といって、もらえないのも、かまってもらえないのもいやなので、自分を傷つけたり、壊したりしているのって、……ただの子供だったんだな、って思えて、そのときに、自分と同じようにもがいている人とか、過去の自分がかけてほしかった言葉をつづった曲だったので、それがあの映像ですごく表現されていて、…ジャングル大帝レオが、はじめ恐る恐る、果物のところに近づいていって、ほかの動物に驚いて逃げていったりとか。がけの上で叫ぶシーンが私はとても気に入っています。


●漫画は好きですか?

――漫画やアニメは、普段よくごらんになるほうですか?

家入: はい、漫画は好きですごく読んでいます。手塚治虫作品だと、『ブラック・ジャック』はすごく読んでいたのと、手塚治虫さんの自伝とかも、けっこう、小学校の時に読ませていただきました。漫画と、文字のものと両方よみました。

――なにか、印象に残っているところはありますか?

家入: 実はお医者さんだった、ってことを知ったときにすごく衝撃を受けました。なんか、すごい! と思って。漫画家の方とお医者さんって、すごくかけ離れたところにある、と小学生のころは思っていましたから。でも、だからこそ『ブラック・ジャック』みたいな作品が、小学生が読んでも、大きなメッセージが伝わるような作品をお描きになれるんだろうな、と思いました。
 『火の鳥』を読んだときにはとても怖くて。博士がロボットを作って、自分の声を吹き込んで、ほかの地球で暮らす、みたいな話がありますよね。

――「宇宙編」ですね。

家入: それがすごく怖くって。どうしたらいいんだろう、って。

――究極の孤独、っていう感じですよね。

家入: 大切なこと――たとえば、「愛」ということを大人に向けて、難しい言葉で語るのは簡単だと思うんですけど、小さい子供に、「愛」とか「夢」とかというものを、「どういうものなの?」って聞かれて、答えるのってすごく難しいと思うんですよ。そういうメッセージがぎゅっと詰まっている作品で……。
 『火の鳥』は、本当に、図書館で震え上がった記憶があります。結婚相手に騙される女の人の話とか、地震で洞窟に閉じ込められる一家の話とか…。


――レオはご自身の名前の由来にされるほどですが、手塚作品でほかに好きなキャラクターはいますか?

家入: ブラック・ジャックですね。お金持ちの人からたくさんお金をとるけど、弱い人からは取らない、っていうような、ある種の潔さがあって、実はすごく心がある人ですよね。『ブラック・ジャック』のお話も、重病人に対して、死を選ばせてあげるのもひとつの選択だ、という話が出てきたり、すごくシビアでリアルな話が多くて。

――漫画や小説などの、フィクション作品を読んで、自分の創作活動に生かすことはあるのでしょうか?

家入: あります。漫画や小説や、映画でもそうですが、自分が体験したことのないことを見たり読んだりするのですが、そこから生まれた感情というのは、私は本物だと思っているんです。その感情は、嘘だとは思っていなくて、嘘が生じるとすれば、その生まれた感情に対して、それをそのまま出したらみんなに嫌われちゃうかな、だとしたらもっとなにかほかのエッセンスを加えようかな、といったことをすることが、偽りだ、と思うんですよね。だから、自分が実際体験していないことでも、生まれた感情をそのまま表現すれば、それは何かひとつ、芯が通ったものだ、と思っているので、そういうところから曲が出来る、ということもたくさんあります。

――手塚作品以外では、どんなものを読まれていますか?

家入: けっこう、長く支持されている作品が好きです。『ガラスの仮面』とか。昔から読まれている作品には、ひとつひとつの作品の奥に、強いメッセージ性を感じるんですよね。『ガラスの仮面』も、そういうところをすごく、素敵だな、と思っています。
 あとは、……今、すごく難しい問題になっていますが、『はだしのゲン』もすごく衝撃を受けました。私は、あの作品はとっても必要な本だと思うんですよね。子供に見せないように、閉架にしてしまった図書館もある、って聞きましたが……。

――重いテーマを扱った作品ですよね。

家入: でも、あれを見てほんとうに「命って大切だな」と思えたし、人間ってこんなこともしちゃうんだな、とか、いろんなところが見えて。でも、考え方はさまざまにありますよね。確かに、残酷なシーンもたくさん出てくるし、難しい問題だな、と思いました。

――『はだしのゲン』も、『ガラスの仮面』も、真実をつきつめてゆく主人公、という人物像が、すごく家入さんに重なりますよね。

家入: そういっていただけると、うれしいですね。


●音楽の力

――詩でも、インタビューでも、率直に、嘘なく答えることをすごく大切にされているように思います。

家入: そういっていただくことが多いのですが、おそらく――13歳で曲を書き始めて、そのころ、学校でも、家でもあまりうまくいっていなくて、好かれよう、好かれようとしていて、曲を作るところでも嘘をついたら、真実でいられる場所がなくなっちゃう、と思ったので、やはり、曲に対しては常に真剣で、真実でいたい、という気持ちがあるので、だから、飾ったりはしないのかも知れないですね。

――お家ではあまりうまくいっていなかった、というお話は、折に触れて語られていますが、家入さんにとっての家族観というのは、どういうものなのでしょうか?

家入: 家族のあり方って、それこそ、世帯数だけある、と思います。「bless you」という曲を書いたことで、ようやく語れるようになったのですが、前までは嘘を重ねていて。……小さいころに両親と離れて暮らしていたことがあって、それを同級生に知られるのがすごくいやで。でも、外で生活していたころに感じたこともたくさんありますし、私がいい子にしていなかったから、そんなことになっちゃったのかな、と考えてしまったり、誤解やすれ違いがあったことが今では分かります。悲しみって、愛の近くにあるんだな、ということが今ではすごく分かるので、……両親のこと、よく「ウザイ」って、10代のころはよく言いますし、私も言っていましたけど、そう思えば思うほど、たくさん話したほうがいいな、って思いましたし。やさしさに気づくことが出来たのが良かったというか。それも、離れてみてやっとわかりました。


――ご出身は福岡ですよね。

家入: やっぱり、福岡に生まれてよかった、と思っています。野原とか空き地でどろんこになりながら遊べたことは、私にとって財産だと思います。大人になってそういうことって、なかなか出来ないと思いますし、小さいころ泥団子つくったり、空き地でコマをまわしたりとか、秘密基地をつくったりとか、そういうことってその時期しか出来ないことだと思うので。擦り傷をいっぱい作って帰ってきても、「いっぱい遊んだね」って周りの大人が受け入れてくれたことはとっても大きな財産になっていますし、やっぱり、自然ってとっても大切な気がします。
 福岡は、そうしたとても大切な時期と、自分を偽っていた時期も過ごした土地なので、でも、ライブをしてそれもすごく受け入れられましたし。
 福岡でライブをするのは、はじめはすごく怖かったんですけど、ずっと、弱さを隠していた場所で、ファーストアルバム「LEO」を歌う、葛藤をさらけ出すというかんじで。でも、それが出来たことでいまもう一歩を踏み出せるのだと思います。あと、人がすごく優しいんですよ。もう、家に帰りたくなくて、天神とかを夜、ぶらぶらしていたんですけれども、そのときも、屋台のラーメン屋さんのおじちゃんが、「ラーメン食べてく?」とか言ってくれて。


――今の自分が出来た、きっかけのようなエピソードなどは。

家入: たくさんあるのですが、一番初めを思い返すと、幼稚園や保育園のころだったと思います。読み聞かせを先生がクラスでしてくれていて、自分ではすごく面白くて、真剣に聞いていたんですけれど、あとで一人だけ呼び出されまして、「楽しくなかった?」って先生に聞かれたときに、わたし、感情表現するのが苦手なんだな、と思って。そこからコンプレックスが結構あったのですが、お遊戯会で歌を歌ったときに、「すごい伝わるものがあったよ!」ってその先生に言ってもらったときに、すごくうれしくて。歌だったら自分の気持ちを表現できるんだな、って思いました。
 他にもたくさんあります。一人で家にいることが多かったので、歌を歌っていると、家も狭いので、自分の声が壁から跳ね返ってくるんですよ。そうすると、一人じゃない、って言われているような気がしたりとか。
 音楽って、性別や世代とか、いろいろなものを超えられるんだな、って思うことがたくさんあって、老人ホームに、慰問のような行事で友達と何人かで行ったことがあって、わたしが担当させていただいたおじいちゃんが、何をしゃべりかけても無視、みたいな人だったんですね。あーどうしよう、と思ったのですが、「じゃあ、歌を歌いましょう」って言って、歌ったら、別人のようにはきはき歌を歌われていて、やっぱり、音楽ってすごいんだな、って思って。音楽の力は信じています。


――音楽塾ヴォイスに入る前、どんなことをされていましたか?

家入: ポエムのようなものは小さいころから書いていました。あとは、合唱とか。ピアノもすこし習っていましたけど、転校が多かったので。今はコードを押さえるくらいで。13歳で本格的に音楽を始める前まではすごく荒れていましたね。実際に何か、窓ガラスを割って歩いていた、っていうのではないですけど、精神的に。うまくいえない気持ちを大人にだったらぶつけてもいい、というような無意識の甘えがあって、よく大人に対していろいろありました。
 中学受験をしたんですよ。それまですごく、ヒーローだと思っていた大人から、勝ち方ではなく負け方を教えられたときに、大人ってずるいんだな、とショックで。

――いまでもそういうずるさには、抵抗を感じますか?

家入: 私は特に、自分を良く見せよう、という傾向が強いので、そこはだめだな、と思うんですけれども、良い面と悪い面が両方あるのが大人だと思うし、この1枚も大人になろう、と思って作ったけど、全部きれいな曲を入れているわけではないんですね。ハードな曲だったり、ヘヴィな曲を入れているということは、やはり影と光、両方あって人間だということがわかったからこそ、人間なんだ、と思えるし、ずるいところだって私にだってあるし、今は、そういうふうには思っていないですね。


●目指すものは

――今回、ファーストアルバムと比べて、挑戦したことはありますか?

家入: 歌を歌おうとしなかった、というところがあります。私が届けたいのは、技術ではなくて想いなので、何か、テクニックで、リズムをひとつずらして歌ってみたり、フェイクで歌ったり、というよりは、ちゃんと音どおり、音符通り歌うということです。ただ、髪の毛一本分、ここは後ろに歌ったほうが気持ちいいな、とか、そういうのは自分で体感しながら、何回も何回も歌いながら見つけていった、ということはありますね。

――技術というよりは、感性と対話しながら、と言う感じですね。

家入: もちろん、「ここは、すごく伸ばしすぎて、気持ち悪いよ」と言われたときは「そうだな」と思って歌い方を変えたりといったことはありますが、……歌わないほうが、想いってすごく、伝わると思うんですよね。ライブでも、アーティストの方が感情を出す、というのは大切なことだと思うのですが、聴いてくださっている方は、自分の経験を重ねて聴いてくれるので、聞いている方に「これって、自己満足で歌ってるんじゃないの?」とは思われないように、というのはすごく重要だと思っています。

――今後、こんなことに挑戦したい、ということはありますか?

家入: 挑戦したいことを決めてしまうと、それだけにしかベクトルが向かなくなってしまうような気がしています。今回のお話もそうですが、私の新聞のインタビュー記事を見ていただいて実現したわけで、もし、私がはじめから、何か違うものとコラボしたいんです、という話をしてしまっていたら、こういう素敵なお話って、来なかったんだと思うんですよね。だから、あえてそういう、「こういうふうな未来を歩きたい」というのを明確にせずにいたい、というのはあって、決して逃げというのではなく、やはり日々ちゃんとやるところはやる、ということを大切にしたいと思うので。
 自分の目標より、その時その時の出会いを大切にしながらやっていきたいな、と思っています。


――では、10年後の自分は、どうなっていると思いますか?

家入: 音楽をやっていると思います。こういう厳しい世界ですので、状況的にどうなっているかはわかりませんが、一時期それはすごく悩んだ時期があって、今と同じ環境で、音楽をやっていけるだろうか、と。でも結局、音楽をやっていく、という覚悟さえあれば、音楽は逃げないので。逃げるのはいつも自分なんだ、とちゃんと覚悟さえしていれば、音楽はそばにいてくれるはずだと思います。

――音楽の世界に飛び込もうとしたときに、周囲には引き止められましたか?

家入: 「将来どうするの?」という言葉はたくさん言われました。中高一貫校に通っていたし、デビューも決まっていなかったし。なんでわざわざ中退して、厳しい世界にいくの? という忠告はあったのですが、でも、生きることって結局、どの道に進んでも後悔することだって思うので、それだったら自分が選んだ道で後悔したい、と思って。

――お忙しい毎日を送っていると思いますが、なにか、ほっとする趣味とかはありますか?

家入: 身体を動かすことです。ジムに行って汗を流すと、すっきりしますし。トレーニングや、有酸素運動をしています。

――最近見て、面白かった映画はありますか?

家入: スタジオジブリの「かぐや姫」を観にいきました。すごく映像がきれいで、女性はすごく、泣ける映画だろうな、と思います。


――何か近況の活動のことを教えてください。あと、ファンの方へのメッセージを。

家入: 3rdワンマンツアーが決定しています。全国14箇所を回らせていただきます。今までいけなかった県にも行くので、もっともっと、ファンの方との心の距離を近づけていけたらな、と思っています。

――手塚プロダクションのサイトは、若い方もたくさん見ています。早くに夢をかなえた家入さんからなにかアドバイスがあったら。

家入: 私自身、まだまだ夢を叶えられた、とは思っていないんです。それは、様々な方が支えてくれている、恵まれた環境にはいることが出来ているな、と思うのですが、……まず一歩踏み出すには、動くこと、だと思います。いっしょに、夢にむかってがんばっていけたらな、と。

――ちなみに、最終的な夢って、何ですか?

家入: 音楽をずっとやっていくことです。

――ミュージシャンとして、自分で合格点を出すのは、まずはどこまで行ったときだと思いますか?

家入: 納得のいく曲が書けた時、だと思うのですが、私の尊敬とするエリック・クラプトンやシェリル・クロウでさえ、身近に自分より若いプロデューサーを置いて、「もっと批判しろ、もっと言え」って言っているんですよね。そう考えると、ほんとにこれで終わり、という瞬間はないんじゃないか、と思います。完璧に、納得のいく曲が書けた、と思ってしまったら、もう歌えなくなるんじゃないかな。


――では、「自分が本当にミュージシャンと言えるな」と合格点を出すのは?

家入: ……自我がほんとうになくなった時、じゃないでしょうか。でも、それは自分を放棄することと同じなので、……そうすると、そもそも私は、「ミュージシャン」にはなりたくないのかも知れないですね。いい・悪いを別にして、もしかしたら、歌を歌うことを職業と思っていないのかもしれないですね。

――歌うことを選んだ家入レオとしての合格点、でもいいです。たとえば、武道館を満員にする、といった世俗的なことでもいいのですが。

家入: デビュー当時はそんなことばかり考えていましたね。ミリオン売れなくてもいいです、なんていうのは、売れて初めて言えることで。でも、……どうでしょうか、自分のために歌わなくなったとき。…もちろん、自分の思いを歌にしているのですが、……人のために歌えたとき、でしょうか。
 言い方は悪いですが、自分がとくに大切だと思っていない人のためにも歌えるとしたら、すごいな、と思います。

――ありがとうございました。




家入レオさんの情報はこちらでチェックできます! 3rdワンマンツアーでは、レオとのコラボグッズも登場予定!

http://www.jvcmusic.co.jp/leo-ieiri/


 (C)Tezuka Productions/FORTY ONE



戻る