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虫ん坊 2012年08月号 特集1:『ブラック・ジャック大全集』刊行記念! 『ブラック・ジャック』復刊対談!

『ブラック・ジャック大全集』セット

 

 これまでも様々な形で復刊されてきた『ブラック・ジャック』。秋田書店の少年チャンピオン・コミックスの単行本やハードカバー版に文庫版、コンビニ本、電子書籍版などなど、実にさまざまな形態でお目見えしてきました。
 それぞれに良さがありますが、今月の虫ん坊では、復刊ドットコムから9月に発売となる『ブラック・ジャック大全集』をご紹介したいと思います。
復刊ドットコムと言えば、『火の鳥』や『鉄腕アトム』のオリジナル版復刻版をこだわりの編集と装丁で出しています。今回の『ブラック・ジャック』にもなにかこだわりの点があるのでは…? ということで、復刊ドットコム担当編集者 森遊机さん、監修・解説を担当した手塚プロダクション 森晴路資料室長に今回の復刊について話してもらいました。
 なお、今回の対談は東京・早稲田鶴巻町にある明治大学現代マンガ図書館・閲覧室をお借りして行いました。今年の6月に亡くなられた内記稔夫さんの蔵書を中心に、単行本約105,000冊、雑誌約67,800冊、その他7000点を超える資料(※)がそろった都内でも大変めずらしい図書館です。オープン2日後の1978年11月3日には手塚治虫も駆けつけ、全国の漫画ファンが愛好・リスペクトする現代マンガ図書館では、『ブラック・ジャック』連載当時の『週刊少年チャンピオン』ももちろん、収蔵されています!

 関連情報

復刊ドットコム『ブラック・ジャック大全集』
明治大学現代マンガ図書館



■『ブラック・ジャック』を今、復刊するということ


対談風景1

右:復刊ドットコム 森遊机さん、左:手塚プロダクション 森晴路。

――『ブラック・ジャック』というとやっぱり、一番人気の高い手塚作品の一つではありますよね。特に若い世代にもファンが多くて、老若男女に支持されている作品だと思っています。

復刊ドットコム 森さん(以下、復刊森): 僕にとっても『ブラック・ジャック』はもう雑誌連載の頃からリアルタイムで読んでいて、とても思い入れのある作品なんです。当時の僕は、漫画雑誌はどれか一つを選択して購読していましたが、『ブラック・ジャック』が載っていたから、その時期は『週刊少年チャンピオン』を選んでいた、と言ってもいいぐらいです。
 あのころ同誌には良い作品がいっぱいありましたが、特に『ブラック・ジャック』は抜きん出て印象的な作品だった。品格がある、というのか、何か他とは違う感じだったんです。

森資料室長(以下、手塚プロ森):確かに、『ブラック・ジャック』が連載されていた頃の『週刊少年チャンピオン』はいわゆる黄金期ですよね。ところで、なぜ、今『ブラック・ジャック』なんですか?

復刊森:それは先程も言ったように、やっぱり僕にとって、『ブラック・ジャック』は念願の作品だったんですよ。ぜひ復刊したい、という。
『リボンの騎士』『鉄腕アトム』『火の鳥』と、手塚先生の代表作をずっと 復刻してきて、次は、この作品しかないと思っていましたから。


これまでに出た単行本(一部)

これまでに出版された『ブラック・ジャック』の単行本の一部。いろいろな判型で出ていることがわかります。

手塚プロ森:確かに『ブラック・ジャック』は人気の高い作品で、出せば売れる、という状況がずっと続いています。秋田書店の文庫版などは、各冊百万部ずつ出ています。ものすごく売れましたね。高めの価格だった秋田書店のハードカバー版も、一巻あたり30万部出ています。まあ、当時はバブルで、世の中のせいかもしれませんけどね。

復刊森:ええっ! そんなに出ているんですか? その十分の一でも売れたら嬉しいですけど(笑)、まあ今回のものは『火の鳥』の半額以下とはいえ、わりと高額な商品ですし、そんな大部数を出すものというよりも、スペックにこだわった愛蔵版のようなものにしようと思っていますけれども。
それにいま、今回のようなB5判、カラーというフルスペックの仕様で新刊で出す意味だってあると思います。今までいろんな装丁や仕様で出ていましたが、今回は、できる限り完璧に近い仕様で、作品を何十年単位で後の世に残していくという意味も持たせたいと思っています。

手塚プロ森:確かに、普通の方にとっては、本は新刊で買うものですからね。古本屋や、図書館でしか手に入らない、という作品は、ないものと同じとみなされてしまう。いつまでも作品が現役であり続けるには、出版し続けなければならない、と思います。

――『ブラック・ジャック』の発行部数には驚きましたが、そもそも、はじめからそれほど単行本が売れた作品なんですか? それとも、だんだん評判を読んでそこまでのお化け作品になったのか……。

手塚プロ森:だんだん売れていったほうですね。手塚治虫の場合は、生前よりも没後にどんどん売れ行きが伸びていった、という感じです。
まあ、『ブラック・ジャック』という作品は別格ですよね。1973年に連載が始まって、来年で40周年ですよ。発表されて40年もたってまだ売れる、なんていう作品は他にはないですよ。


■コンプリート・マニア!

『刻印』より

手塚治虫漫画全集『ブラック・ジャック』20巻に収録された、「刻印」のワンシーン。

――読者としては、収録エピソードについても気になると思いますが。

復刊森: それはもちろん、多くのお問い合わせがありました。復刊ドットコムのリクエストサイトにも、単行本未収録作品についての要望は多いですね。今回、かなりの数の話数が収録できることになりましたが、今回未収録の3作品は、今後もずっと刊行しない予定、という手塚プロダクションのご意向でしたから。
 厳密に言えば、未収録作品の『指』『植物人間』『快楽の座』の3編のうち、『指』については『刻印』という形で改稿されて読めるわけですから、2.5作、というべきかもしれませんが。

手塚プロ森:とはいえ、実際の掲載誌は探せばどこかにありますし、この現代マンガ図書館のような場所で閲覧も可能ですしね。地方の方にとってはハードルが高いとは思いますが。


復刊ドットコム 森遊机さん

――『火の鳥』とは違って、今回は雑誌の誌面からの復刻、という形は取らなかったということですが、それには何か理由があるのですか?

復刊森:実は1970年代、『ブラック・ジャック』が連載されていた『週刊少年チャンピオン』ってものすごく紙質が悪いんですよ。別に『チャンピオン』だけの問題じゃなくって、これはもう当時のオイルショックの影響で、紙が高騰した時期なんですね。だからどこの雑誌も、紙質は良くはなかった。
 今も少年向け週刊誌などはそうですが、紙そのものに緑やピンク、黄色などの色がついている場合がありますよね。これは当時からあって、ああいう誌面をスキャンすると、スキャナがその色を拾ってしまって、リマスターが非常にしにくくなってしまうんですよね。さらには当時の雑誌では、印刷のインクも青や紫色などの黒ではない色が使われていて、裏写りも激しく、普通に読んでいるには問題はなくても、商品にするために綺麗にデジタル・リマスターをかけるには技術的に困難すぎるし、読者もわざわざそんな誌面で読むことを望まないだろうと。

手塚プロ森:誌面がピンク色なんかだと、カメラがその色を拾ってしまってね。

復刊森:そうそう。コントラストが出ないんですよ。今回の『ブラック・ジャック』をゲラ刷りで見てみると、ものすごく鮮明ですよね。ちゃんと手塚先生が肉筆で紙に描かれた原稿の鮮明さは代えがたいものがありますね。今回はB5フルサイズの上に、紙も良いですから、印刷効果も抜群で、これは当時の雑誌でも印刷の問題で味わえなかったでしょうし、他の文庫や新書でも味わえないものですよ。

手塚プロ森:手塚プロダクションでは当時の切り抜きも保管していましたので、正直僕は雑誌面からの復刻は無謀だな、と思っていました。一応、森さんからリクエストを受けたのでいくつか切り抜きをお送りしましたが、「こりゃ無理ですね」と納得していただけました。
それに、『ブラック・ジャック』に関して言えば、それほど雑誌掲載版にこだわる必要もないと思うんです。単行本収録にあたって描き直された部分は、他の作品に比べるとずいぶん少ないですからね。

復刊森:『アトム』や『火の鳥』にくらべると、描き変え頻度は10分の1程度だろうということで、僕は納得して、今回は画質優先にしたんです。
ただし、巻末のコーナーで、どこが描き変えられているかをちゃんと図説し、カットページなども初めて復活再録する予定ですから、ファンの方にはこれまでのシリーズ同様、オリジナル版の風情を楽しんでいただけると思いますよ。


『ブラック・ジャック大全集』第1巻 表紙

『ブラック・ジャック大全集』1巻 表紙

――雑誌と同じサイズ、というところはこだわられたんですね。

復刊森:それはもちろん、今回の復刻の最重要なポイントの一つだと考えています。やっぱり、『ブラック・ジャック』って初出は雑誌での掲載なんですよ。B5サイズで読んでもらうように描かれているんです。僕はつねづね、『ブラック・ジャック』ほどの作品であればかならず一度はB5で単行本が出ているべきだと思っていたんですよ。
 先ほど、もう『ブラック・ジャック』を好きな人には、あらかた単行本が行き渡っているかもしれないという話がありましたが、それぞれのシリーズで収録作品や、判型、収録順などに僕としては不満があったわけです。もちろん、全集版には全集版の、チャンピオン・コミックス版にはチャンピオン・コミックス版の良さがありますが、今回は扉絵も全部各話のあたまに入れて、初出年月日など、書誌的なところも思い切りこだわって作りましたから。エピソードは雑誌掲載順に並べ、現在可能な限りのエピソード数を収録しています。目指したのはまさに商品名にもあるとおり、愛蔵版、決定版なんですよ。
 装丁やエディションのことを言うと、お手本は虫プロ商事の虫コミックスとか、朝日ソノラマのサンコミックス、講談社の初期のKCあたりでしょうか。それらは装丁がシンプルで大人っぽく、当時のマンガ単行本としては珍しかったですよね。それらのシリーズは僕にとっての永遠の憧れでね。

手塚プロ森:サンコミックスはファンが多いですよね。パーフェクトブックのようなものも出ていますし。
パーフェクトコレクターっていう人がいるんですよね。虫コミックスやサンコミはいらっしゃるんですよ。本についてる品番で調べていてね。それを1番から順々に、全部持ってる、という……。

――凄まじい世界ですね。

手塚プロ森:その表紙を一覧にして紹介してるサイトもありますよね。

復刊森:とにかく、それらの昭和40年代ころのコミックスの装丁は本当にかっこいいんですよ。その中でも特に僕の好きな装丁家さんがいて。KCコミックスなどで仕事をされていた水野石文さんという方なのですが、この方の装丁がまたシンプルで大変かっこいいんです。自分が作ってきた本でも、どこかでお手本の一つになっていると思います。
 その他にも、今のコミックス本の紙って、すぐ日焼けしちゃうじゃないですか。あれが悲しいので、紙はなるべく褪色しにくいものを選んだり。スリーブケース入りにしたのもなるべく小口のところが焼けないような配慮です。

――他になにか特典などはありますか?

復刊森:当時の雑誌に掲載された予告編などを収録していますし、これまで『ブラック・ジャック』のどのエピソードが、どの単行本にどの順序で入っているか、または未収録かを一目でわかるようにした図表も入れる予定です。あと、先ほども言いましたが、森晴路さんによる、雑誌掲載当時と原稿とではどういうところが違うのかを解説した図説ページは、これまでにないものですから、価値が高いと思います。


■現代マンガ図書館

手塚プロダクション 森晴路

――ところでここ、現代マンガ図書館は都内でも珍しいマンガ専門の図書館ですが、お二人はこちらをよく利用されるんですよね?

手塚プロ森:そうですね。ここしばらくはなかなかお伺いする機会はなかったのですが。

復刊森:僕もしばしば、こちらのお世話になりますね。古書マンガの最後の砦じゃないですけど、漫画の資料についてはやはり、他で見つからない資料が見つかることが多いです。
 10年ぐらい前に、『コミック伝説マガジン』という復刻専門のマンガ雑誌があって、その巻末のマニアックな作品の復刻コーナーの、作品チョイスと解説にたずさわっていたのですが、そのときはここに通いつめましたね。
 望月三起也さんとか、山上たつひこさんとか、池上遼一さんとかの、単行本化されていない埋もれた作品をここで、当時の記憶をたどりつつ、ここで実物を何十年ぶりに再読して。……生前の内記さんにもいろいろ相談したりして、随分お世話になりましたね。だからここは、思い出深い場所なんですよ。

手塚プロ森:国会図書館は、資料在庫数でいったら一番あるんですけど、やっぱりどこか、マンガには冷たいところがあって、例えば、昔の月刊誌についている別冊付録は、全部施設などに寄付しちゃったそうです。一時期の月刊誌なんて、中身より別冊付録のほうがメインだったりするものもあるのにね。国会図書館のようなところでは、そうやってマンガというものは軽視されてきたわけですが、そんな状況の中で、私設でこのようなマンガ専門の図書館を維持されてきたというところに、内記さんと現代マンガ図書館の意義があるんですね。
 先ほどの別冊付録の話ですけど、こちらには手塚先生の別冊付録が随分揃っているんですよね。『COMIC BOX』の先生の追悼号で紹介されたのがそれです。
 もともとこちらの建物に移る前に、内記さんは南長崎で貸本屋を開いていらっしゃったのですが、ちょうど僕の大学の先輩がそのあたりに住んでいて、手塚治虫の海賊版の『宇宙線塔』という作品が置いてある、というのを聞いて、伺ったのが初めてですね。


現代マンガ図書館 目録

――マンガファンはどうやってそういう情報を聞きつけるんでしょうか? 当時はインターネットもないし。

手塚プロ森:やっぱり、口コミ、――それも例えば、先輩のマンガファン、と言ったらなんかおかしいですけど、そういう方から情報を頂いたり、仲間内で情報交換をしたり、ですかね。現代マンガ図書館はオープン当初、手塚治虫も訪問しているんですよ。

――虫ん坊でも昔、内記さんを取材させていただいたことがありましたが、そんな、個人で図書館が作れるってどれだけすごい蔵書数だったんでしょうね。(ゆかりの地みてある記2002年10月号で内記稔夫さんにインタビューをしています)

手塚プロ森:もともとは個人で大変な漫画の蔵書をお持ちだ、という噂で、ぼくらみたいなマニアがうちに押しかけていって、見せてもらっていたような感じですね。そのうち、個人で見せていてもしかたがないので、図書館をつくろう、ということになって。
 僕の記憶も随分昔だからイメージでしかないですが、たしか屋根裏のようなところに、貸本が紐でくくってずらーっと積んであるんですよね。もう、見ただけで、「見ようがないなあ」という感じでね。


「陽だまりの樹」記者会見

復刊森:そういう森さんだって、ご自宅にものすごい本を持っているんでしょう? 木造アパートに住んでいたところ、追い立てを食らったとか…

手塚プロ森:いやいや、僕のところの大家さんはとても理解のある人でしたよ。追い立てじゃなくって、建て替えるから、ということで出ただけです。

復刊森:でも、床が抜けたりしないんですか? そういう話もあるって聞きますが。

手塚プロ森:僕の住んでいたところは幸い、丈夫な物件だったからか、そういうことはなかったですよ。ただ、引っ越した後のカラの部屋に入ったら、畳がトランポリンみたいに波打ってましたけどね。床が10センチぐらい沈んでて。
 確かにたまに事故がありますよね。2階にある本が、何かのきっかけで床を突き抜けて、ドドドッと土砂崩れのように1階に雪崩れ込む、という……。

復刊森:それはコワイなあ。…危ないですよね。

手塚プロ森:だから、2階なんかにはいれちゃいけないですよね。本来はね。昔の貸本屋なんてみんな平屋でしたからね。土間に本棚を直接おいて、積んでいる感じですよ。

――本好きにとっての悩みの一つですね。


手塚治虫による色紙

手塚治虫から贈られた色紙。この色紙の由来については、虫ん坊2002年10月号で貴重なお話をいただいています

内記稔夫さんに贈られた色紙

さまざまなマンガ家から、内記稔夫さんに贈られた色紙。


■読みたいだけなら図書館を利用しなさい!

現代マンガ図書館企画展

現代マンガ図書館では、企画展も定期的に行われています。現在は『ドキッ!アイドルだらけのマンガ大会〜Weラブアイドルマンガ〜』を開催中。

――先ほど出た、「未収録エピソード」への執念も、結局のところすべてのエピソードを読んでみたい、という好奇心によるところが大きいんじゃないでしょうか。

手塚プロ森:好奇心を満たしたいのであれば、やっぱりこういう図書館を利用していただくのが一番ですよ。東京ではこの現代マンガ図書館と、明治大学米澤記念図書館が大きいですが、地方にも実はいくつかこういう図書館はあります。地方だと例えば、北海道立図書館には、栗田という取次専門の会社の社長のコレクションの、マンガ雑誌を含めあらゆる雑誌がすべて寄贈されたそうです。マンガ雑誌ではあそこが一番じゃないかな。
 また、国立国会図書館であればネットで蔵書のチェックもできますし、大阪には、今や閉館となってしまいましたが、大阪府立国際児童文学館という大きな図書館もありました。そちらの蔵書の約70万点は大阪府立中央図書館国際児童文学館というところに引き継がれたそうですし、単に一度読むのであれば、こういう施設を利用することをおすすめします。

復刊森:確かに、好きな作品だから全部手元に置いておきたい、という気持ちは僕だって40数年越しのマンガファンですから、すごくよく分かるんですけれども、未収録の可否だけにあまりにこだわりすぎると、他の意義での出版が何もできなくなってしまいます。それはどうかと思いますよ。

手塚プロ森:実は、手塚先生ご自身が、「単行本はベストセレクション」という意識をお持ちだったんですよね。だから、収録順は発表時系列に、とかそういう発想はありません。それは講談社の手塚治虫漫画全集の『ブラック・ジャック』も、少年チャンピオン・コミックスも同じです。僕は、講談社の手塚治虫漫画全集を編集するためのスタッフとして手塚プロダクションに入社したので、そういう先生の姿勢を傍らでよく見ていました。
でも個人全集って、作家が生きているうちに編まれるものは、ほとんどが作家の方で作品を取捨選択しており、全作品収録されていません。どんな作家だって、作品の中には当たり外れ、といってはおかしいけれども、出来の波があるはずで…。作品は読者のもので、作家のほうで発表をコントロールすべきではない、という意見はごく最近の風潮ですよ。

復刊森:マンガに限らず、そもそも大作家の文学全集とかにしても、いくらかの未収録があるのは通例でしょう。だからスルーしていいということには、むろんならないかもしれませんが……。

手塚プロ森:手塚治虫は特に、「発表された作品をすべて見たい」という要求が多い作家ではあります。すでに没後23年も経っているので、ありがたいことです。そこが手塚治虫のすごいところなのかもしれません。


■さいごに

さいごに一言

――最後に一言、読者に向けて何かいただけますか?

手塚プロ森:ぜひご購読して欲しいですね(笑)。それにつきます。

復刊森:最上のものを手塚プロの森さんと一緒に作りますから、きっと、ご満足いただけるものにしますので、『アトム』や『火の鳥』同様、ぜひお買い求めいただければ嬉しいです。

――お忙しい中、どうもありがとうございました。




編集から追記:

明治大学 現代マンガ図書館では、定期的に企画展が開かれています。
伺った時には、『ドキッ!アイドルだらけのマンガ大会〜Weラブアイドルマンガ〜』が開催されていました!
新しい情報は、公式ウェブサイトに掲載されていますので、ぜひ御覧ください!
マンガファンにはめくるめく世界ですよ!!


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