マンガマンガ

ストーリー

漫画大学の校長兼用務員のナンデモカンデモ博士が、豊富な作例をあげながら、マンガの描き方を講義するマンガ入門マンガです。
マンガを描くのに必要な道具の紹介に始まって、人間の動作や行動、歩いた後の砂ぼこりの表現の仕方など。
さらには、動物画の練習、誇張のしかた、擬人法、吹きだしの描き方から、主人公の作り方、台詞の勉強。
果ては、編集部見学から漫画家の私生活まで、マンガ家をめざす読者が知りたいことはなんでもかんでも盛りこんでしまった作品です。

解説

1952/04-1954/05 「漫画少年」(学童社) 連載

2年前に発表された『漫画大學』に続いて描かれた、マンガ入門マンガです。 作例として、同じ雑誌に同時連載されていた『ジャングル大帝』をとりあげ、その内容を本編からの続き物にするなど、構成上でも手塚治虫のサービス精神がいかんなく発揮されています。 掲載誌は、この当時、マンガ家になりたい若者たちにとってバイブル的な雑誌だった「漫画少年」で、そのため内容は『漫画大學』よりも、さらに一歩踏み込んだ具体的なものになっています。 また雑誌連載という形式を生かして、内容を実技に限定せず、世界のマンガ事情などの周辺情報も盛りこみ、バラエティ豊かな作品となっています。


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