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昆蟲つれづれ草
ストーリー紹介
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手塚治虫の昆虫研究の集大成である『昆蟲つれづれ草』という随筆集の中から映像化に適した五つのテーマを選んで、アニメ化したものです。この随筆集は昆虫についての学術的な考察が中心になっていますが、昆虫の観察記録から文学的な結論に至るもの、ある種、神秘的、神話的なイメージで語られるものも含まれています。五つの随筆を、五つの技法でアニメーション化し、その幕間に少年手塚治虫がオオムラサキというアゲハ蝶を追いかけている風景が挿入されて、各エピソードをつなぐ役割を勤めています。 懸命にオオムラサキを追いかけて行く捕虫網を持った手塚少年の姿と、手塚治虫が実際に夢で見た光景とが描かれています。 この作品は『手塚治虫〜過去と未来のイメージ〜展』で公開されました。
プレビュー
キャラクター
スタッフ
- 企画:清水義裕
監督:うえだひでひと
演出:吉村文宏
作画監督:杉野昭夫、内田裕、西田正義、大下久馬
原画:吉村昌輝、小林準治、木下純一、三浦厚也、川口知子、斉藤強史、南里晋、名種孝代、建石敬子、宮崎暢子
撮影:高橋プロダクション
編集:森田編集室
音楽:さとうかずお
効果:倉橋純男
制作担当:大石光明
wiki
- 解説
(C)手塚プロダクション
1995年8月3日より「手塚治虫〜過去と未来のイメージ展」にて公開/13分/カラー
手塚プロダクション解説の書き込みはこちらから
サブタイトル
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1 蟻と以我蜂(じがばち)
原作となった随筆のタイトルは「蟻」。芋虫の死体を巣へと運んでいる以我蜂が蟻の隊列と遭遇し、蜂と蟻との壮絶な戦いがはじまります。観察者である手塚の視点からだけではなく、蜂や蟻の視点から捕らえられたカットも挿入され、昆虫の動きにもリアリティーが追及されました。
2 蝉の声
原作のタイトルは「蝉」。「蝉の声はまったく夏の心である。蝉鳴きて夏来ると言われる如く--」と綴る手塚は、蝉の鳴き声に注目することで、日本の夏から秋にかけての季節の移り変わりを感じ取ることが出来ると語ります。全編、静止画だけで表現されたエピソードです。
3 蝿と靫蔓(うつぼかづら)
原作のタイトルは「思ひ出の昆蟲」。食虫植物が餌を捕獲する様子を手塚治虫タッチのマンガ的な絵で表現し、全編をギャグ・アニメ調に作られています。食虫植物、靫蔓とそれに捕らえられた蝿との攻防が描かれています。
4 秋の虫と螢
原作タイトルはありません。秋になり、虫たちが一斉に鳴き始める中を乱舞する蛍の群れの美しさ。それをアニメーションで表現した作品です。虫たちの繁殖のための行動であるにすぎない鳴き声や、蛍の光の明滅を見て、そこに詩情を感じ、その美しさに心を奪われる。そういう人間のほうの「勝手な」情感に対する手塚治虫の感慨を、そのまま映像化しました。
5 赤蟻の闘争
自分たちの体よりも大きなパンくずを懸命に巣へと運んでいる赤蟻たち。そこへちいさな黒蟻の群れがやってきて、どんどんパンくずをちぎっては横取りして行きます。それでも赤蟻たちは黙々と、パンくず運びの重労働を続けている。そんな光景を目にした手塚治虫は、無言のままただ一心に重労働を続けている赤蟻たちの姿と、それを強引に、そして平然と搾取して行く黒蟻たちの姿に人間世界のカリカチュアを見ているような気分になるのです。原作のタイトルはありません。
マンガ
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