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新・聊斎志異(シリーズ)

手塚治虫が家の前でタバコを振舞いながら聞き取った怪談を集めた……というスタイルの怪談短編集です。 あるマンガ家から聞いた話——、第2次大戦中、間島と丸橋、ふたりの画学生は芸術と、ヒロイン・由紀を巡っての恋のライバルでもあった。日本が戦争にのめり込んでいくある日、戦意を高揚させる絵を描いてほしい、と言われた間島はそれ...

サスピション(シリーズ)

ロボット事業で財を築いた設計士の男と、その妻。順風満帆に見えた二人の間には実はある不信が…(「ハエたたき」)近未来、日本ではヒトのDNAの組み替え実験が行われ、世界の非難を浴びていた。そのラボで働く男にある日降りかかった災難とは(「P4の死角」)不信・不安・疑惑をテーマに描かれた、シニカルな結末の短編3部作です。...

ライオンブックス(おもしろブック版)(シリーズ)

各話完結の短編形式で、SF的なアイデアを自由に展開した連作シリーズです。 金星探検から戻った探検隊が見たものは、荒廃した地球だった(「来るべき人類」)。 さまざまな宇宙人たちの人生が交差する宇宙空港で少年が凶悪犯に立ち向かう(「宇宙空港」)。 こうした、さまざまな時代のさまざまな設定のなかで、手塚治虫のS...

ライオンブックス(『週刊少年ジャンプ』版)(シリーズ)

SFやサスペンスを中心とした短編マンガのシリーズで、各話ごとに統一した主人公というものはなく、テーマも時代設定もまったく異なる作品群で構成されています。 樹齢1200年の巨大なクスノキで、たくましく生きるムサという名前のモモンガの一生を描いた「モモンガのムサ」(第9話)や、ゲーテの「ファウスト」に材を取った、...

火の鳥(シリーズ)

 時空をこえて存在する超生命体・火の鳥を狂言回しに、過去と未来を交互に描きながら、テーマである「生と死」「輪廻転生」という哲学的な問題を深くえぐる、手塚治虫の代表作にしてライフワークとなった作品です。そこには手塚治虫の歴史観から、遠い未来への予測的な視点のみならず、宇宙とは何か、といったスケールの大きな問への挑戦を...

メタモルフォーゼ(シリーズ)

 20XX年、アフリカ・ケニヤにあるトウ・モロー メタモルフォーゼセンターには、重罪人が続々と送りこまれていた。センターでは生きた人間に改造手術を施し、獣にして野に放っていたのだ。(「ザムザ復活」) 太平洋戦争下、南の島に降り立った南方軍の名将・雨月大将が見捨てられた村で出会った少年と少女は、実は…… (「大将軍森...

ザ・クレーター(シリーズ)

怪奇、サスペンス、ミステリーなどの連作短編シリーズです。 自分の進路に迷っていた少年が、八角形の館に行くと、もういちど別の人生がやり直せるという、第2話「八角形の館」や、それぞれに罪を抱えた3人の男女が、どこからともなく聞えてくる鈴の音に、自分の罪を責められて苦しむという、第8話「鈴が鳴った」など。 ハッピ...

サイテイ招待席(シリーズ)

裏路地に落ちていた生きものは、人間の身体の「あるもの」にそっくり。瞬く間に繁殖し、大ブームになるが…(「ペックスばんざい」)。手塚治虫がカンヅメのために訪れたひなびた雪山の宿には、おそるべき一家が住んでいて…(「怪談雪隠館」)。平々凡々な主人公・フースケや、時に作者自身が奇妙な状況に右往左往する「シチュエーション・...

空気の底(シリーズ)

ちっぽけな地球の表面でうごめく人間たちの、欲望や絶望を鋭く切り取った短編シリーズです。 人種差別主義者の白人が、知らぬ間に黒人の臓器を移植され、その証拠を消そうとする話(第1話「ジョーを訪ねた男」)や、人類絶滅後の地球で、自動の生命維持装置だけで赤ん坊から大人に成長したふたりの男女の悲劇を描いた、シリーズ最終話...

S.F.FancyFree(シリーズ)

「ファンシーフリー」は“気楽に、気ままに”という程度の意味で、ディズニーの長編アニメーション「ファン・アンド・ファンシー・フリー」からとられたもの。時にマンガ、時に絵物語と様々な形式で描き分けられる大人向けのマンガ版ショート・ショートSFです。ある農夫の家に突如現れた「ふえるコロッケ」。食べても食べても増えるそれは...