大城のぼる 松本零士 --OH! 漫画--
戦前の漫画草創期から世界で一番最初のアニメーションの話、 その当時から漫画の歴史についての話から、この対談は始まります。 手塚治虫の大先輩にしてアニメ作家でもある大城のぼると手塚治虫の後輩、 松本零士がゆっくりと時間をかけて、マンガの歴史、アニメの発達の様子を語り尽くしています。 改めて本書を読み返せば、ここにその時代を生きた人たちの生の声、 というとても貴重な情報が収められていることに気づきます。 マンガがいかに人の心を潤し続けてきたのか、アニメーションがどれほど多くの人の夢を育んできたのか、 ジックリと三人の語る言葉を耳に傾けてみてください。
小松左京 松本零士 --日本SFマンガの変遷--
「--OH! 漫画--」同様、マンガの草創期から現代までの歴史が語られていますが、今度はジャンルをSFマンガと限定した話が展開されています。SF界の重鎮、小松左京を中心に『ハツメイハッチャン』『スピード太郎』から手塚治虫の『火星博士』『ロストワールド』を経て、『サイボーグ009』『キャプテン・ハーロック』に至る日本SFマンガの発展、充実ぶりを改めてたどってみると、それが日本の文化の上でさん然と光り輝く巨星であったことがわかることと思います。