よいおじいはいつもネズミたちにお米のおすそ分けをしてあげていました。ある日、そんなよいおじいのもとにネズミが改まって訪ねてきました。私たちの仲間や子供たちが恐ろしい蛇に食べられています。どうか蛇を退治してください。ネズミはそう頼むのでした。よいおじいはネズミたちをかわいそうに思って、蛇退治を引き受け、首尾よく蛇を退治し、ネズミたちに感謝されて幸せに暮らしました。さて、その話を聞いた悪いおじいがいて――。
昔話の世界ではおなじみの「良いおじいさん」と「悪いおじいさん」の物語です。 悪いおじいさんは、自分もうまい話に乗ろうとして、結局は散々な目に遭わされてしまう、という展開も「おなじみの昔話」ですね。日頃の良い行いが良い結果をもたらし、悪い行いにはそれ相応の報いがある、という「因果応報」の教えを幼い子供たちにやさしく諭す、そんな昔話に忠実な展開です。
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