インドの奥地の線路の上に、一頭の子ぞうが病気で倒れています。通りかかった機関車が気づき、死にそうな子ぞうを助けてあげます。元気になった子ぞうは機関車のことを自分のお母さんだと思いました。そして子ぞうと機関車は本物の母と子のように仲良く暮らします。けれど、ある日、古くなった機関車が解体される日がやってきて――。
胸がキュンとなるせつないお話です。母のない子ぞうが、大きな機関車をお母さんだと思ってどこへ行くときも一緒についてくる。それだけでもせつないのに、物語には涙を誘う結末が用意されています。生き物のハートを見つめる手塚治虫らしい作品です。
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