今月もみなさんからいただいた投稿作品をご紹介します! 投稿いただいた作品には、元手塚治虫アシスタント・野村が、コメントをつけます。
皆さんも手塚キャラを描いてみたら、お気軽に投稿してくださいね!


投稿者:凛水 さん

七色いんことインコを描いてみました。
漫画にインコが登場しますが、どのような色使いかは分からなかったので、独自に色を染めてみました。
七色いんこにはオカッパのカツラとサングラス、マスクで変装している感じを描きました。

顔の色が少し黄色っぽいのは、マスクで変装しているからなのですね。マスコットのインコの色は、セキセイインコを思わせる色使いですね。
背景の格子柄はいんこのキャラクターイメージにあっていますね。縞の幅がランダムなのは、かえって温かみが出ていいと思います。

「七色いんこ」のロゴですが、「こ」の上の点の部分が白の背景色に溶け込んで、見えにくいので、別の色の背景を引くか、配置を換えてみると良かったと思います。ロゴの位置自体はここでGOOD!だと思います。
また、いんこは服装などに特徴があり、全身を書くととても映えるキャラクターですので、今度は全身の絵にも挑戦!してみてくださいね。

投稿者: 竿 さん

  「有尾人」の表紙をちょっとかえて描いてみました。でも、色をぬったらへんになってしまいました…。

人物も、ワニも表情が生き生きとしていて、まんがの一こまのような臨場感があります。下絵もとても丁寧に描かれていますね。
有尾人の尻尾が、ロゴ部分で隠されてしまっているのが惜しいです!せっかく「有尾人」の絵なので、尻尾は描いてほしかったです。ロゴは、黒い字に黒い縁取りにしたため、沈んでしまいました。縁取りを赤・青・黄などの原色にすると、浮き上がって見えるようになりますよ。

色塗りに失敗してしまった、ということですが、このような描き込みの多い絵の場合は、マーカーなどの画材よりも、水彩絵の具などを使ったほうが良かったかもしれません。描きたい絵柄から、画材を選ぶようにすると良いと思います。

手塚治虫は、アシスタントたちに基本的な部分を塗ってもらう際に、誰もが同じ色と濃さを表現できるようにカラーチャートを作り、それを使って指示を出していました。一通りアシスタントたちが下塗りを終らせると、自ら筆をとり、仕上げをして原稿を完成させました。人物の影だけをつけて終らせることもありましたが、ときには下塗りがほとんど消えてしまうぐらいまで塗り重ねることもありました。白黒原稿と同じように、アシスタントに任せることなく、最後まで自分の手から離しませんでした。超過密スケジュールの中でこなして行くその姿に誰もが圧倒されていたものでした。


※今回は暖色系のみ抜粋して掲載しています。

人物の肌色には2色あって、『シュ』の1と『コゲ』の1でした。特別に指定されない限り『シュ』の1でほとんどの人物は塗られていました。

●読者レポート! 
手塚眞氏ミュージアムトークin手塚治虫記念館

投稿者:田浦誠治 さん
7月28日(土)、家内をはじめ大阪、兵庫、奈良、滋賀・愛知、各県の手塚ファン7名が宝塚に集まった。目的は、手塚治虫記念館で行なわれる手塚眞さんの講演である。眞さんの前にはマンガ評論家の夏目房之介さん、中野晴行さんと、相次いで講演がもたれた。このところ、記念館はアクティブだ。

我々は最前列に、総会屋のごとくドッカと陣取った。記念館館長さんの紹介を経て、やがて眞さん登場。真っ白に染めた長髪に白っぽいジャケット、その他はオール黒というオシャレな出で立ち。白と黒か…横溝正史の小説でそんなタイトルがあったな、なんて全然関係のない事を考えてしまった。そして、ファン大会では遠くて判らなかったのだが、白髪を後ろでキュッと結んでいらっしゃった。う〜む、柳生烈堂か。

講演の内容はファン大会や著書、その他各種インタビューで語っておられたのとほぼ同じであった。やはり、夏休みという事で親子連れなど一般客層に焦点を絞られたか。だから、最前列の我らコアなグループにとっては少々物足りなかったのも事実。しかし、一部のコアなマニアのためでなく、幅広くいろんな人たちのための記念館という、開館当初の眞さんのポリシーを思い起こすと、今回の講演はこれで良かったのだろう。

特に印象に残った部分はというと、「マンガの基礎を作り上げた手塚治虫は『マンガの神様』と呼ばれているが、その陰には大変な努力があった。ぼくにとっては神様というより“天才”という言葉がしっくりくる。」

神というと、万能のイメージがあるが、手塚先生は決してそうではない。常に苦しみ、努力を重ねてきた人である。聞いていて私は、先生の後期の大傑作『ブッダ』を思い出した。先生が描かれた仏教の開祖・ゴータマ=ブッダは、悟りを開くまでに七転八倒してもがき苦しみ、悟りを開いてからも、なお七転八倒し続ける「一人の人間」であった。お寺に重々しく鎮座まします釈迦如来とはまるで別人だ。この眞さんの言葉を聞いて、そうや、ブッダは先生自身なんだ、との思いを新たにした。

また、手塚先生はよく布団に腹這いになってマンガを描いた。普通、腹這いで描くと絵が歪むハズだが、手塚先生の絵は歪まない。これは、子供の頃から畳にゴロンと寝そべってマンガを描いていた事の延長線上で、腹這いで描く事に慣れているから。実際、仕事場でも机は通常より脚を高くして顔に近づくようにしていた。当然そうなると普通のペン軸では近づいた顔面にチクチク当たるから、ペン軸も半分くらいにちょん切っていた…というエピソードも興味深かった。実際私も、寝そべっては絵どころか字も書けない。背中を掻く事はできるが。

講演が終了し、質疑応答タイム。知人の金沢みやおさんが「『どろろ』は他の人によって面白い映画になってしまったが、眞監督は何か次回作の野望は?」と質問。眞さん答えて曰く「ゴジラ・七人の侍という、名作が奇しくも同じ年に公開された。そしてアトムは、その頃人気絶頂。つまり同じ1950年代の初めにマンガ史・日本映画史・特撮史に偉大な足跡を残した作品が顔を揃えた。だからその縁を記念して『ゴジラ対七人の侍対鉄腕アトム』を創りたい。」場内爆笑!ゴジラに斬りかかる志村喬、三船敏郎と格闘するアトム、ヒゲオヤジと一緒に逃げ回る左卜全…恐いもの見たさで見てみたい気はする。

また、さらに眞さん曰く「『バンパイヤ』なんかも」場内(特に最前列と二列目)どよめき。スプラッターな『バンパイヤ』になるんだろうか?実現するか否かは別として、これはちょっと見ものだ。

親子連れのお母さんの質問「夏休み中で、親子もいるので、眞さんとお父さんの夏休みの思い出を」には、「どんなに忙しくても父は毎年、夏休みには家族旅行を計画してくれた。しかし、いかんせん仕事が忙しすぎる。ゆえに旅行は自分たちが先に現地に行き、父は『後から行くから』と約束した。ところが、待てど暮らせど父は来ない。しゃあない帰るか〜、という最終日にやっと到着する有様だった。でも父は本当に家族を第一に思ってくれていた。」ハートウォームな逸話を聞かせてもらった。講演の終盤で眞さんが言われた天才は天才でも「優しい天才」という手塚先生評が胸にじんわりと染み渡った。

やはりいろんな企画展示やアニメに加え、“ライブ”もいいなぁ。秋には水野英子さん&丸山昭さんのトークライブが催される。この流れは是非、継続してもらいたいものだ。

ありがとうございます!!
レポートしてくれた田浦誠治さんには、図書カード3,000円分と手塚キャラクターグッズを プレゼントいたします!楽しみにお待ちください!
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