今月もみなさんからいただいた投稿作品をご紹介します! 投稿いただいた作品には、元手塚治虫アシスタント・野村が、コメントをつけます。
皆さんも手塚キャラを描いてみたら、お気軽に投稿してくださいね!


投稿者:よしこ さん(19)

「バンパイヤ」のキャラをかわいく描いてみました。

サイケ風というか、60年代風というか、レトロ感のある絵が個性的でいいですね! 先生なら絶対に描かない絵柄だからこそ面白いです。
切り貼りのテクニックをうまく使っています。キャラクターをそれぞれ白い紙に描いた後、背景を塗った紙に配置して貼っているので、背景色とキャラクターのそれぞれの服の色がかちあったり、同色で溶け込んでしまったりもせず、それぞれの色を生かせています。また、キャラクターを描いてから配置を考えられるので便利ですね! 構図を組み立てるのが苦手な人は、このテクニック、真似してみてもいいかも知れません!

目の表情が一人ひとり違っていたり、色鉛筆の色を混ぜて塗って、深みをだしているところも良いです。欲を言えば、それぞれのキャラクターの大きさや描き込み具合がほぼ同じで、特に目立って主人公然としたキャラクターがいないのがもったいないと思います。どのキャラクターが一番、目立たせたかったのか、どのキャラクターが一番すきか、もっと自分の好みや主張を出しても良いと思いますよ! よりいっそう絵があなたらしくなると思います。

投稿者:鈴木大知(仮)(15)

とても素直に描かれた絵ですね! 構図もとてもおおらかで、絵柄もあっています。計算はほとんどされていないのですが、そこが奇妙な味になっていますね。
ヒョウタンツギのフキダシ「レオ」の台詞が雰囲気を和ませています。大胆に大きく描かれた絵はWebサイト掲載向きだと思います。色をつけていただけるともっと良かったな、と思います。
この、おおらかさは、絵をたくさん描いて、うまくなってゆくと失われてしまったりするものですが、このテイストはずっと持っていてほしいです。

投稿者:坂口 和巳 さん(12)


初投稿です。こんにちは。
ぼくは今、12才で漫画家を目指してます。ぼくは手塚漫画(キャラクター)の大ファンです。まず魔神ガロンを送ってみました。どうですか?

漫画家を目指している、ということで、少し突っ込んだコメントをさせていただきます。
ペンの使い方は、描きなれているように見えますね。少なくとも、初めてペンを握った、という感じではないのは頼もしいですね。ペンは使えば使うほど慣れていくので、どんどん使ってたくさん絵を描いてください。絵も、描けば描くほどうまくなるものなのです。
一方、筆遣いのほうは少し雑なようです。塗る方向や、筆運びにまで注意をするようにすると、きれいにぬれるようになります。広い面積を塗る際には、前にご紹介したように、いちど、絵の具を塗るところに薄く水を塗って湿らせてから、薄めに少しずつ塗っていくと、ムラなく仕上げることができます。構図は良いです。
絵がうまくなるには、やはり練習あるのみですが、いろいろな絵をよく観察し、一度絵から目を離して記憶だけで模写する練習が近道、と手塚先生もおっしゃっていました。また、いろいろな漫画や絵をたくさん見ることも勉強になりますので、ぜひ、いろんな作品をたくさん読んだり、見たりして勉強してみてください! 夢がかなうように、がんばってくださいね!

1.カブラペン
太くて均一な線が出ます。

2.Gペン
ペン先が柔らかく、太さの異なる様々な線が出ます。

3.スクールペン…細くて均一な線が出ます。硬いので、筆圧が弱くても強くてもほぼ同じ太さの線で描けます。

4.丸ペン…細い線が出ます。スクールペンと比べると筆圧のかげんで太さの異なる線が出せます。


筆圧のかげんで太い線細い線と描き分けられますが、ペン先を立てたり寝かせたりしても描き分けられます。

手塚先生が主に使っていたのは、カブラペン、ニュームペン(カブラペンの一種)、スクールペン。

手塚作品に登場する人物はほとんど太い線で描かれていますが、先生は、太くてなめらかな線が出るようにわざわざアシスタントから使い古したペン先をもらって描いていたりもしたんですよ。


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