■楽しい夏休みは終わってしまいましたが、まだまだ手塚関連イベントは開催中です! 今月は東京都杉並区の杉並アニメーションミュージアムで 11 月 26 日(日)まで開催中の、「手塚治虫のアトムと孫悟空展」をご紹介します! 読者レポートもまだまだ大募集中! 東京杉並区といえば多数のアニメスタジオが点在するアニメとゆかりの深い街。手塚ファン・アニメファンならぜひ一度訪れて、虫ん坊に読者レポートをお寄せ下さい! |
●手塚治虫のアニメーションのルーツは中国アニメにあった? |
1928 年に生まれた手塚治虫は子どもの頃からアニメを見るのが大好きでした。しかし、当時、日本でアニメが作られることは少なく、アメリカやヨーロッパなど海外で作られたアニメを 見ることが多かったようです。 それゆえ、今までの通説では、手塚治虫のアニメーションは、ディズニーを源流とする、という見方が一般的でした。しかし、手塚治虫は子どもの頃に見た、中国の長編アニメ『鉄扇公主 ( 西遊記 鐡扇公主の巻 ) 』にも大変感動し、この作品を見た時に「自分もアニメをつくりたい」と感じたと述べています。 実際に『鉄扇公主』と手塚作品の間にはどんな関係があるのでしょうか? この企画展では、さまざまな展示物から、手塚治虫のマンガ・アニメーションのもうひとつのルーツを紹介します。 |
● アニメーションも多数上映! |
手塚治虫の孫悟空への思いが描かれ、中国アニメと手塚治虫の関係を物語で理解することができる『手塚治虫物語 ぼくは孫悟空』はもちろん、『鉄腕アトム』『ぼくの孫悟空』などの手塚アニメも上映しています。ルーツといわれる『鉄扇公主』 と あわせて、ぜひご覧下さい。
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● 貴重な関連イベントも開催! |
鈴木館長自ら、『鉄腕アトム』第34話「ミドロが沼」についての秘話を語る「鈴木館長が語るアトム」ほか、貴重な秘話が聞けるイベントが開催されます。また、日時は未定ですが、アトムがミュージアムにやってくる予定も!? 詳しくは杉並アニメーションミュージアムのWebサイトでぜひチェックして見てください。 ※いずれも詳細は順次杉並アニメーションミュージアムのWebサイトへアップされる予定です。 |
● イチオシ展示 ! 手塚治虫の少年時代の『昆虫手帳』。 |
手塚スターキャラクターでも最古参のヒゲオヤジがすでにこの手帳に描かれていたり、手塚治虫オリジナルの空想昆虫イラストなど、面白いイラストを見ることができます。 |
● もちろん原画展示も。 |
ストーリー漫画の父としての手塚治虫の、漫画における手法を、具体的な事例を引き合わせて紹介しています。おなじみの手塚作品の中から事例を取り上げ、手塚治虫が生み出し、日本の漫画に普及していった手塚治虫のストーリー漫画における「映画的手法」を紹介しています。 |
9月の連休や土日、少し足を伸ばして、杉並アニメーションミュージアムを訪れてみてはいかがでしょうか? 杉並アニメーションミュージアムのホームページはこちら! |
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