ニューヨークに本社を置くヴァーティカル社は、「リング」などの日本製エンターテイメント小説を中心に翻訳し、海外に紹介している出版社です。このヴァーティカル社が翻訳出版した手塚治虫の「ブッダ」が、アメリカの権威ある漫画賞「アイズナー賞」の「最優秀外国漫画賞」を2年連続で受賞しました! 今月の「虫ん坊」では、ヴァーティカル社社長・酒井弘樹さんにインタビューをお願いして、「ブッダ」がアメリカで評価される理由や、翻訳の裏話などについてうかがいました。 |
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――これまでに「ブッダ」英語版はさまざまな賞を受賞しているそうですが、他にどのような賞があるのか教えていただけますか? |
――「ブッダ」英語版は、具体的にどのような点が評価されたとお考えですか? |
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――ヴァーティカル社では、翻訳の際、最初の作品選考を重要視されていると聞きますが、数ある日本の漫画・手塚作品の中から「ブッダ」を選んだ理由を教えて下さい。 |
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――今後、文学やコミックなど、どのような作品の翻訳を予定されていますか?また「ブッダ」以外の手塚作品も手がける可能性はありますか? 酒井:当社は「日本発の良質のエンタテインメントを世界に」というのをキャッチフレーズにしていまして、出版点数的には今後も小説が主体になると思いますが、今後、コミックも増やしていきたいと思っています。 とくに手塚作品はコンスタントに出していきたいですね。具体的には来年、「きりひと讃歌」の出版を予定しています。「ブッダ」とはまた違った意味で、アメリカ人がその質の高さに驚くことでしょう。今から楽しみです。 ――私達も期待しています。お忙しい中、どうもありがとうございました。 ■ヴァーティカル社のHP http://www.vertical-inc.com/ |