今月もたくさんのご投稿、ありがとうございました。投稿作品から ５作品を選んで、元手塚先生アシスタント・野村と、虫ん坊編集員がアドバイスをつけさせていただいています。

投稿者：さんきちくん　 さん
アトムが大好き！
マウスでかいてみたけど、結構むずかしいですね。ガタガタになってしまいました（泣）

　のどかな絵に、アニメ的手法の色の塗り方があっています。影やハイライトの入れ方が大変上手ですね。ちゃんと影の入るべきところに影が入っているし、明るくするべきところは明るくなっていて、良いと思います。また、ハイライト部分がアクセントになっています。あらかじめそれぞれの色に、影になったときと、光があたったときの両方の色を決めておけば、人によって色が違ってしまうこともなくなります。自分で絵をかくときも、ある程度初めにルールを決めてしまうと、色を塗るときに迷わなくなります。
　先生の絵は水彩絵の具で色を塗るのが基本で、アシスタントには、あらかじめ名まえを付けておいた色と、濃度と塗る場所が指定されました。絵の具は学校なんかでも普通に使っている「サクラマット水彩」の１２色。たとえば人間の肌色の指定は「アカ１」（実際は0.7ぐらいでした）。濃度は0.5刻みに１〜３までの５段階あって、色の指定は「アオ2.5」とか「キ3」といったふうに指示されていました。影やハイライトなども、この濃淡と色の違いであらわしています。
水彩絵の具12色の濃淡と混ぜ具合のバリエーションで、実はたいがいの色は塗れるものなのです。みなさんもチャレンジしてみましょう。

投稿者：宇治金時抹茶　さん

ピノコを入れようとしましたが、入りませんでした…。

　　正面をむいたＢ・Ｊの顔という構図も問題なく、うしろの白黒の格子柄もＢ・Ｊらしくて良いです。ロゴのデザインはフリーハンドの普通のゴシック体のようで、そこだけは惜しいです。せっかくクールな雰囲気の絵ですので、ロゴも気を抜かず、クールなロゴを描いてみてください。絵がぐっときれいになります。Ｂ・Ｊの顔の半分に貼られたトーンも、過不足なく貼ってあり、良いでしょう。トーンを貼るときは、絵が冷たくなるので、あまり貼り過ぎないようにしましょう。
　手塚先生はスクリーントーンをめったに使わなかったのですが、ちょうどこの絵に使われているものと同じような柄の、レトラセットの61番と63番だけは、よく使っていました。トーンはあまりべったり粘着力が強すぎるものを選ぶと、途中で剥がしたりしにくく、不便なので、ほど良い粘着力の物を選ぶと良いでしょう。

今回は筆ペンで描いてみました。 私は手塚先生のモノクロのBJが大好きなのでそれをイメージしたつもりなのです が…。

　　筆のタッチを生かしてＢ・Ｊを描く、という狙いは良いです。顔の部分は繊細に細い線で、マントなどの部分は太い線で描く、というふうに使い分けているところも、良いです。
　ただ、線にまだ、ためらいがあり、勢いが足りないようです。筆で絵をかくのは難しいですが、線を引くときは思い切って勢い良く引くと、筆の良さがもっとでてきます。
　マントのハイライト部分の筆運びが少々、均一すぎる感じです。マントのなびき方の不定形っぽさを出すためにも、筆で入れた影の部分を均一にせず、太い線で描くところと細い線で描くところをつくるなどすると良いでしょう。
　リボンと、文字の下に赤い線を入れてアクセントにしたところはうまいです。文字はもっとロゴらしく個性のある文字にしてもよかったとおもいます。

　「虫ん坊」では、あなたの投稿を募集しています。イラスト投稿、文章投稿どちらもOK！
　投稿作品には、プレゼントなどの参考にさせていただきますので、年齢・性別・ご本名を必ずお書き添え下さい。また、掲載時に載せて良いお名前も書いておいてください。年齢は、公開してよろしいようでしたら「公開可」と書いておいて下さい。

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