いよいよ開催が間近に迫った、「愛・地球博」。
そのウェルカムゲートとして名古屋市笹島にオープンする
「デ・ラ・ファンタジア」については、1月号にてご紹介いたしましたが、
虫ん坊3月号では、いよいよオープンも間近ということで、
プラネタリウム「手塚治虫のCOSMO ZONE THEATER」の見所を、
ナレーションを担当された、手塚るみ子さんご本人に伺ってみました。


愛知万博開催に先がけ、18日にオープンする
「手塚治虫のCOSMO ZONE THEATER」。
そのナレーションを務めることになりました。
声のプロでもないところは心配ですが、
『ガラスの地球を救え』のラジオ番組をやってることもあり、
娘として父のメッセージをここでもナビゲートしてみようと
引き受けました。


とはいえ、ナレーションの収録はラジオ番組のようにはいきません。
映像こそまだ制作中で、セリフだけの収録でしたが、
短いセンテンスの中に大事なキーワードがあるので、
気持ちを込めて言葉にするのはなかなか難しいものがあります。
しかも演出にあわせて声のテクニックも必要とされます。
「ここはウィスパーでお願いします」と言われ、何をどうしていいやら?!
声を張って喋るラジオのトークとはやはり勝手が違うんですね。
またイントネーションでも思いがけず苦労しました。
自分では気づかないところで、へんなイントネーションになっているのです。おそらく関西出身の両親からの影響でしょう。
でも身に付いてしまった発音は、そうそう変えられず、それを直すのに何テイクも録りなおすことになりました。終いにはどれが正しい発音なのか混乱してくるし・・・。
一緒に収録をしたナレーターの榊原さん(手塚治虫のセリフ担当)には、さぞかし呆れられたと思います。
編集後はうまく演出でカバーされてることを祈るばかりです。


私のヘタクソなナレーションはともかく、製作中の最新鋭のメガスターII はさらにバージョンアップした
宇宙空間を見せてくれるようです。そこに浮かびあがる手塚治虫の未来へのメッセージ。
その実験的なコラボレーションはどんな時空を創り出すか、とても楽しみです。
何よりこのシアターをキッカケに、多くの人が星空を眺める習慣をもつようになってくれたら・・・。
それが一番"地球の未来"にとってステキなことだと思います。


手塚治虫のメッセージを、プラネタリウムとるみ子さんのナレーションでご紹介する
「手塚治虫COSMO ZOME THEATER」に関しては、下記のホームページでも詳しい情報を確認できます。
名古屋にお立ち寄りの際には、ぜひ足を運んでみてくださいね!

虫ん坊1月号