「あなたの気になるあの場面!!」今月は2つ、ご紹介させていただきます。いやあ、皆さんとってもよく見ています。編集部でも「そういえば…!」とびっくりすることしきり。何度読んでもなかなかここまで細かいところまでは気がつかないものです。




 (1)


 ↑1980年1月20日発行
 『海のトリトン』(4) 手塚治虫漫画全集
 P84、6コマ目
 バイオレットを救ったごほうびのことでケンカになるレッドとブルー。髪の毛がつんつんしてるのがレッドです

 (2)


 ↑1980年1月20日発行
 『海のトリトン』(4) 手塚治虫漫画全集
 P84、7コマ目
 レッド。たしかにしっぽが…

HN:憂藍 さん

私が気になっていることは、海のトリトンの、‘ヨットにのって’と言う話の最後のページで、トリトンがレッドに、「おまえけんかっぱやくていけない きれがあまったらつくってもらいな」というシーンです。前のコマのレッドはちゃんとした足なのに、そのコマではしっぽになっているのです。
何故しっぽになっているのでしょうか?もしかしたら、ほかの本は直されていて、この本だけ直されてないのでしょうか?



『海のトリトン』といったら手塚作品の中でも根強い人気のある、有名作品のひとつですが、そんな「トリトン」の中にもありましたか、気になる場面。早速編集部にて調査してみました。

 左画像(1)。トリトンとピピ子の子供たち、レッドとブルーのけんかのシーン。子供の頃は人魚のような姿をしているトリトン族の子供たち、男の子はこれぐらいの大きさになると足が生えるのですが…

同(2)を見てみると、レッドの足が人魚さながらの魚あしに! これはさすがに気がつきませんでした。ちなみに、全集版だけが間違っていると言うわけではなく、秋田文庫版や廉価版などでも同じ現象が確認出来ます。

 トリトン族の子供たち、男の子たちはほぼ人間と同じ姿かたちとなりますが、女の子たちは成人しても人魚型のままです。トリトンとピピ子の子供は7人。うち5人が女の子で男の子はレッドとブルーの2人だけ。ふとした拍子に描き損なってしまったのかもしれませんね。

 憂藍さん、面白い発見、ありがとうございました!



 (1)


 ↑1981年4月20日発行
 『鉄腕アトム』(15) 手塚治虫漫画全集
 P106、6コマ目
 「青騎士の巻」より。「ウランたち」といっているのはウランとコバルトのことです。ブルグ伯爵たちにやられる味方ロボットを助けたくても、空を飛べない二人。それで地面をモグラのようにもぐって奇襲をかけることに

 (2)


 ↑1980年4月20日発行
 『鉄腕アトム』(3) 手塚治虫漫画全集
 P201、1コマ目
 ところが見てくださいこのコマのコバルトの頼もしい勇姿! こちらは「ミドロが沼の巻」。アトムとほぼ同じ能力を持ったロボットとして登場しています。さらに…

 (3)

 ↑1980年1月20日発行
 『鉄腕アトム』(2) 手塚治虫漫画全集
 P88、12コマ目
 こんなシーンも。これは「コバルトの巻」です。できたてのコバルトは計算も一瞬でできます。 ただし手先が不器用で、時計の分解などの細かい作業は苦手。

HN:
エミー さん

「鉄腕アトム」を見ていて、ちょっと気になったことです。それは、アトムの弟、コバルトについてです。
『青騎士の巻』で、ウランが「ウランたちに七つの力はないけど・・・・」と言っています。ですが、『コバルトの巻』を読む限りでは、コバルトには7つの力があると思うんですが・・・。計算も速いし、空も飛んでいるし・・・・。
私が読んだのは、どっちの話も「手塚治虫漫画全集」です。



今年の手塚ニュースの主人公、アトム。その『鉄腕アトム』にもありました気になる場面。こちらも早速調査。

 左画像(1)は「青騎士の巻」のウランのせりふです。「だってあそこへいったらみんな電磁石でギューだよ」と怖気づく(?)コバルトにウランが言うせりふです。「七つの力」のひとつ、空を飛ぶ力はコバルトにはないはずが…

ところが同(2)の「ミドロが沼の巻」では、磁力銃をくらって動けなくなったアトム兄さんを華麗にサポート。もちろん空も飛べます。

 それから(3)。これは「コバルトの巻」ですが、生まれたばかりのコバルトにお茶の水博士が簡単なテストをしています。計算ははやそう。もっとも、このシーンだけでは「どんな計算も」1秒でできる…のかどうかはわかりません。

 じつは強力な助っ人として登場していたコバルト、このコバルトがこの先も活躍していたら、アトムの物語も少し違った物になっていたかも知れません。ぼんやりして、七つの力なんかないぼんやりコバルトも良いですが、兄アトムをしっかりサポートするコバルトの勇姿も、もう少し見てみたい…気もしますね!

 エミーさん、コバルトの魅力を見直せるすてきな発見、ありがとうございました!

 
 「あなたの気になるあの場面」は、毎月募集しています! 手塚漫画の中で見つけた、素朴な疑問から、マニアックな発見まで、どしどしご応募下さい。締め切りは毎月22日までです。




 今月の手塚キャラクターを描いてみよう! のコーナーは、青騎士を描いてみよう!!だったのですが…、さすがに難しいのか、投稿がありませんでした! うーん、残念。
ちなみに青騎士のお手本イラストはこちら。投稿には出さなかったけど、ひそかに描いてみたよ、という方、上手に描けましたでしょうか??



さて、来月のお題はアニメ化記念といたしまして、

です。ブラック・ジャックは普段の投稿作品でもかなりたくさんのイラストをいただきますので、これはたくさん集まりそう! お手本として、原作、OVA、新テレビと3つのタイプのB・Jのイラストを載せておきました。参考にしてみてくださいね♪  いただいたイラストには手塚プロ作画担当からのコメントもさせていただきますので、ふるってご応募ください! 
応募締め切りは2003年12月20日です!



↑原作バージョン

↑OVAバージョン


↑新テレビバージョン


 「あなたの気になるあの場面」は、毎月募集しています! 手塚漫画の中で見つけた、素朴な疑問から、マニアックな発見まで、どしどしご応募下さい。締め切りは毎月22日までです。



HN:maro さん


HN: R21 さん

  A very Merry Xmas and a Happy New Year!

 【飛翔ピノコ☆サンタ♪の華麗なる着地?】

 サンタは何処から来て、何処へ帰って行くのでしょう?
 B・Jも悩んでいますね…(笑)





maro さん、『リボンの騎士』のサファイヤとフランツ。サファイヤは赤が似合〜う。クリスマスですね。R21さんからのGIFアニメも、クリスマスバージョン。B・Jのいつぶれっぷりに思わず心配になりますが…?


HN:菩薩 さん


HN:ラタ さん





菩薩 さんのロック・ホーム。一流スターらしい装いがよく似合います。セレブリティというよりは銀幕スタアの趣き。1950年代のハリウッド映画みたいです。ラタ さんからはほのぼの写楽とポゴ。色鉛筆効果でますますほのぼのです。



HN:流音にしようかな さん

 離れて暮らす三世帯に一人の男の子の誕生によって手塚治旋風が吹き荒れ中。
 一歳四ヶ月の甥っ子の名前は玲皇と書いてレオくん♪ まだしゃべれませんが、性格は「温厚」保育園でおもちゃを取られても怒りません(笑)争いは嫌いみたいです。「やんちゃ」無鉄砲に向かっていきます。「強い」頭を打ったくらいじゃ泣きません。「優しい」泣いてたら心配そうに慰めてくれました。
 まさにみんなに人気のレオです。父は当初からのファンで先生が亡くなられた時に聞いたのですが原作たくさん持ってたのに大阪の水害ですべて浸水したそうです。母はリボンの騎士の大ファンです。私はTVアトムを見ていたので父に勧めて一緒に見ました。「この年でアニメはみない」といっていたのに、「アトムの弟はどうした?」とか騒いでました(笑)姉はレオグッズを集めだし、旦那さんは漫画をたくさん持っていて私はすっかりレオとアトムとリボンの騎士と・・・毎日旦那ではなく手塚作品の事を考えています。女性三人レオグッズを集めるのに必死!後残るは旦那のみ・・・と思っていたら実は子供の頃から新ジャングル大帝見てたと聞かされ、「昔のもビデオで見た」・・・さぁ自分の子供にはなんて名前をつけましょう?(笑)






まさに名は体を現す!? レオのように強く、たくましく、という親御さんの願いが込められているのでしょうね。「ルネ」もレオに負けず劣らず勇敢なライオンですよね。手塚キャラクターゆかりの名前をお子さんにつけたかた、ここをお読みの方にも、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか…?



HN:タコズ さん

 最近ブラック・ジャックを考察した本<ブラック・ジャック THE カルテ 等>の本をよく目にします。手塚治虫先生も医師の免許を持っていましたが、現在本物の医師の皆さんがブラック・ジャックについて考察しているのを読むと、不思議な感じがします。それだけブラック・ジャックが読まれている証拠なのでしょう。自分もコミックや文庫本などを全てそろえて読んでいますが、まだ掲載されていない作品がいくつかあるということを知り、読んでみたいような気がします。これはブラック・ジャックファンなら、だれでもそう思っているかも?
ぜひ全作品が単行本に掲載される日を願っています。






現在宝塚記念館で企画展開催中の『ブラック・ジャック』。医師の方々による考察『ブラック・ジャック THE カルテ』、突っ込んだ解説や考察がとても面白いですよね。単行本未掲載作品なども、最近ではコンビニ本や週刊誌などにちょくちょく掲載されています。当サイト・ニュースコーナーの出版情報などをチェックして、読んでみてくださいね!



今回採用させていただいた方には、プレゼントをお送りいたしますので、楽しみに待っててくださいね♪

『虫ん坊』 投稿コーナーでは、随時投稿を募集中です!
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