↑マイナス20度の世界、
ガラスも白くなっています。



 

 

 

 









↑車輪が動いて走っているときと同じ想定になっています。
 次に訪れたのは低温室。こちらでも担当の方よりの説明を頂きました。
「ここでは常温から最高マイナス50度までにし、低温の中での車の始動性・エンジンのかかる時間・加速・減速などを調べています。何しろとても寒い場所でのテストですので、ここでもロボットが活躍してくれています。」とのこと。
 そこでどんなに寒い場所なのか、試験中だったマイナス20度の世界を体験してきました。最初はあれ? 大丈夫かも? と思ったのですが段々寒くなってきて、髪の毛やジーンズが冷たくなって体に張り付いてくるようでした。自動耐久試験同様、この部屋にも実際に道を走っているように想定できる機械が設置されており、マイナス20度の世界を走った場合の風を吹かせることができます。

 向かいのドアの前は…もうお解かりですね? 次は暑いのです。
 ここでは先ほどとは逆に、高温の中でも車がきちんと走れるかを試験しています。もちろんここでもチャレンジ! 40度を体験してきました。確かに熱かったけれど、寒いのよりは大丈夫でした。天井にはびっくりするぐらいたくさんの電球。太陽の代わりだそうです。

←試験中の状態を調べるために
色々なところからチューブが出ています。




電球が太陽の代わり→





 次に訪れた試験場ではいままでのロボット達よりも見かけが人間に近い! と思えるロボット達が働いていました。
 その名も「ドア開閉等万能型耐久試験ロボット」。ここのロボットたちはトランクやサイドドアを何万回も開閉し、その耐久を試験します。

 トランク・サイドドア・ペダルなど、色々な部分の試験ができる万能型が1998年に導入されたそうですが、これは20年ぐらい前に導入されたもの。このロボットでは一箇所の開閉試験しかできないそうですが、今でも現役で頑張っていました。
20年間活躍するロボット→




 その他にも、エンジンの開発では動力計という計測器がエンジンの馬力を受け止めてその馬力を計っています。
 時速700Kmで走る列車も受け止めるアトムの力は10万馬力!
もちろん、車はそこまでの時速は出ないですが、エンジンの出す大きな馬力を受け止める動力計は、形は違ってもアトムのようなパワーを持っているのです!


 今回紹介したのは車ができるまでのたくさんの工程の中の一部ではありますが、長い時間を費やさなければならない試験にはたくさんのロボットが人間の代わりとなって仕事をしていました。私たちの身近な場所でも、この工場のロボットたちのように仕事をしているロボットがいると思います。みんなも夏休み、どこかに遊びに行くことがあったら、そんなロボットを探してみて下さいねっ。

 そして、最後に今回取材にご協力頂いたみなさま、ありがとうございました。