アトムのような人間そっくりのロボットはまだ生まれていませんが、現在でも様々な工場などでは、ロボットが人間の代わりに仕事をし、活躍しています。 今回は三菱自動車岡崎工場に伺い、姿形は人間にはあまり似ていませんが、人間の負担を減らすため私たちにとって大変な、長時間にわたる仕事、危険を伴う仕事など、私達のために仕事をするロボットの様子を取材しました。 |
「もちろん、安全です。前の車に近づきすぎると、判断し、距離を保つこともできるんですよ」とのこと。 実際に走っている姿を見たのですが、スムーズで、まるで人間が運転しているようでした。でも、一定の速さで少しの狂いもなく走ることができるのは、ロボットだからできることですよね。 |
1991年にロボットが導入される前は実際にテストドライバーが交代で運転を行っていたそうなのですが、体への負担も大きく、交代制のため試験時間もかかったそうです。 当時の方たちは大変な仕事をしていたのですね。 |
そして次に自動耐久試験室へ。1977年に導入され、実際に道を走らなくても時速120Kmで走っているように設定することが可能で、時速に合わせた風も出ていました。マニュアル車ではちゃんとギアのチェンジも行われていました。担当者の方のお話によると、人間がテストを行うと一定のパターンで確実に数値を出すのは難しく、多くの車をチェックしないといけないので今では実際に人間がやるのは不可能に近いとのことでした。 |