5月16日〜21日、新宿の録音スタジオにて、手塚治虫原作の最新アニメ映画『ぼくの孫悟空』のアフレコが行われました。
今回の映画には、孫悟空役の優香さんをはじめ、悟空の恋人・愛鈴役でもあり、主題歌も担当する今井絵理子さん、猪八戒役の鈴木ヒロミツさん、水蘭役の堀越のりさんなど、タレントの皆さんが声優として参加し、話題となっています。そこで虫ん坊スタッフも、この熱気あふれるアフレコ現場におじゃましてきました。

まずは、優香さん、鈴木ヒロミツさん、堀越のりさんが集まった18日のレポートです。
この日は、猪八戒が村の娘・水蘭(ただし本当は悟空が化けている)に求婚するシーンの収録風景を取材しました。








『ぼくの孫悟空』で演じる役の紹介をお願いします。

優香

鈴木

堀越


「皆さんこんにちは。今回"孫悟空"役をやらせていただく、優香です」
「こんにちは、鈴木ヒロミツです。役は僕そのもの、"猪八戒"です。よろしく」
「猪八戒に求婚され、追い詰められている女の子、"水蘭"役の堀越のりです」


優香さんは声優として初主演ですが、やってみた感想は?


優香


鈴木


堀越
優香

「(声優について)いや、難しいですねー!小さな男の子なので、声の出し方がすごく難しいです。男の子っぽく、と思っていても、やっているうちに女の子っぽくなっちゃう」
「皆さんも見てもらえればわかりますけど、僕は優香の潜在能力には本当に感動しました。僕が(アフレコを)やる前だったから『優香すごいなー、俺プレッシャー!』みたいな感じだった(笑)」
「アドリブって難しいですよね。ましてや人間じゃなくて、猿とかですから」
「そう、難しい!出てこないよね」








孫悟空はどんなキャラクターですか?

優香

「かわいい、憎めない子ですね。最初は何も知らなくって、それがどんどん知恵をつけていって、三蔵法師を守るいい子になっていくんですけど・・・最初の人間の温かみなんかを知らない、俺が一番強いんだ、って感じの悟空から、(成長の)段階を声だけで表現するのはとっても難しいなあ、って感じがします。」


『ぼくの孫悟空』の見所は?


優香

「この映画は本当に、小さい子から私ぐらいの歳、そしてヒロミツさんの歳まで、皆に楽しんでいただけると思います。悟空の成長もとっても素晴らしいし、最後はちょっとジーンとするところもあり、本当に感動します!皆さん、ぜひ見て下さい」

次に、今井絵理子さんがアフレコされる21日に、取材に行ってきました。










かなり台本を読み込まれましたか?

今井

「仕事の合間を縫って、愛鈴はどんな声だろうと想像しながら、何度も読み返しましたね。」

今井さんはどう"愛鈴"を表現したいと思われましたか?

今井

「愛鈴の優しさ、母性愛みたいな愛情を孫悟空に注いであげられる存在でありたいなと思いました。」





『ぼくの孫悟空』主題歌の「Butterfly」について

今井

「最初は、違う感じの「Butterfly」だったんですが、主題歌になるということが決まって手塚治虫さんの原作を何度も読み返してそこから2・3回書き直しました。「Butterfly」は孫悟空の応援歌でもあり、私たちの日常生活でも感じられることを書いています。人は強くならなくてもいいんだよ、自分に素直に生きていこう!という壮大なメッセージがこの曲にこめました。だから劇中でも、壮大なシーンに使って欲しいです!(笑)」



 みなさんどうもありがとうございました!