5月号投稿コーナーのテーマは『あなたの好きな男の子キャラクター名場面』! お気に入りの男の子キャラと、もっとも魅力的な1コマを選んでいただきました。

今月もたくさんの投稿、ありがとうございました。

 魅力的な男の子キャラクターがあまたひしめく手塚漫画から、たった一人、ヒーローを選んで! とは酷な話。皆さんずいぶん悩まれたことでしょう。かっこいいヒーローから、渋めだけどキラリと光るキャラまで、それぞれ思いのこもったご意見ばかりです!

 掲載させていただいた方には、アトムキーホルダー(写真)をプレゼントいたします。

投稿者名 ブッキラさん
私の好きな男の子は……
ケン一くんです。
特にアトム大使に出てくる宇宙人のケン一くんがお気に入り!
手塚治虫全集(1)P52 7コマ目の 地球人のケン一くんと並んで笑ってるシーンがとてもいいです。

どのマンガのケンちゃんも やさしくて かっこよくて 本当に大好きです。
がんばれ ケンちゃん!!

投稿者名 LEOPARDさん
僕は初めてジャングル大帝を見たとき、感動では言い表せない感情を持ちました。
手塚漫画の中でも特に、「ジャングル大帝」が好きなのですが、もちろん好きなキャラはレオ! とっても可愛いから♪ そしてカッコイイ!
それからと言うもの、手塚さんの漫画に元気をもらっています♪
ちなみに僕が好きなコマは、小学館文庫版上巻、ジャングル大帝の、237ページの7コマ目で、レオがヒゲオヤジの「ねえ、こんなところで会えるなんて……」と言っているシーンです。あのシーンはレオが可愛くて、何度も読み返しました♪ 多分あのシーンのレオの目(?)が良かったんだと思います。
これからも手塚さんの漫画から夢をもらって成長していきたいですね♪

投稿者名 charlockさん
やっぱり、<ロック>ですね。
『火の鳥 未来編』(朝日ソノラマ)94ページ手塚先生もお気に入りの、ロックが「いやだ!! 戦争だけはごめんだーっ……これだけは!!」と叫ぶところが大好きです。
なぜかというと、『火の鳥』のときもそうですが、『バンパイヤ』のときみたいに心底から冷酷だと思っていたら、昔の友達には頭が上らなかったり、(結局は殺してしまいますが)戦争に反対したりと心底では人間らしい所があるからです。
かっこよくて、あたまがいいところもすきです。私はホームズも好きなので名前も気にいっています。

投稿者名 SHUMARIさん
私のお気に入りは、「フィルムは生きている」の主人公宮本武蔵です。
手塚治虫にとって、漫画は本妻であり、一方愛人とまで形容したアニメーション制作についての手塚の熱い情熱を感じることの出来る、秀作です。
アニメーションとは何か、その魅力を漫画を通してこちらに訴えてくる迫力は、手塚ならではのものです。アニメーションについて、手塚自身の文章は多く残されていますが、漫画作品となると本編と言うことになると思います。
アニメに対する手塚の思い入れが伝わってきます。

漫画全集MT55の130ページ最後のコマが、お気に入りです。アニメーション制作の課程で、目の見えなくなった武蔵が、試写会会場で「愛馬アオも喜んで見ていてくれるよ」と心の中で見えるアオを愛おしむ表情が印象的でした。
もの悲しくも感動的なシーンの大団円は、私の心に一生の宝物を残しました。
最終シーンは、こうでなくっちゃ。

投稿者名 ちひろさん
やはり、『どろろ』の百鬼丸でしょう。
好きなコマは、秋田書店・サンデーコミックス第4巻の、65ページの5コマ目です。
生まれながらに妖怪に身体の48箇所を奪われ、捨てられ、それでも卑屈にならずにたくましく、人として、人間らしく生きようとする、その百鬼丸の前向きな姿勢に気迫さえ感じました。
彼が一生懸命『生きたい、生きていたい』と願う姿を見ると、こちらまで勇気が湧いてきます。
剣豪級の腕を持ちながら、決して権力には惑わされず、弱い立場の人は斬らず、呪われた運命のみを恨み、自分で道を切り開こうとする……『かっこいい』の一言です。
盗みをすることで自分を慰めようとするどろろを、少し厳しく諭す彼こそ、男の中の男、正しい人間ではないでしょうか。
世の中の“厳しさ”や“醜さ”までもを静かに見つめる、そのクールさや、どろろに対する優しさに魅力を感じて、今でも私の理想の男性です。

投稿者名 みーこさん
好きな男の子キャラは、たっくさんいるのですが、いつも少年の心を忘れなかった手塚先生に1票です。
『どついたれ』の冒頭部で、17歳の手塚少年が
空襲直後の大阪・御堂筋を重装備で走らされるシーンでのモノローグ…
「戦争が終わったら楽しいやろな」

「おれの好きなことしたるぞ!!」

「チョコレートあきるほど食うたるぞ」

このコマを見ると、どのキャラクターも、手塚先生が愛情を持って創造されたのだ、と実感せずにはいられません。
さまざまなことを再認識させるセリフです。

投稿者名 NYA-NYAさん
ブラック・ジャックが大大大好きです!
好きなシーンは、文庫版10巻の130ページ2コマ目のB・Jが巨大たまごやきを食べて顔をくずしている(?)ところです。
あのクールなB・Jの以外な表情が可愛いと思ってしまいました。
B・Jのような人が本当にいたらなあ……。ピノコがうらやましいです〜。

投稿者名 むっしゅさん
私の好きなキャラは写楽ですが、その中で一番好きなのは『三つ目がとおる』の6巻の『古代王子ゴダル』編のP.156の6コマ目の写楽が一番好きです。
額のバンソウコウが取れた瞬間、怒りが爆発して超能力を振るう! この瞬間を見ると写楽のかっこよさと同時に、三つ目人の恐ろしさなどが身にしみてきます。今までホンモノの三つ目人との戦いはなかったのでこのときの戦いが一番白熱していたなあ、と思います。
バンソウコウを張った写楽も可愛いのですが…やっぱりはがした姿が一番魅力的です。

投稿者名 tyousannさん
僕の好きなキャラクターは、「ぐうたろう千一夜」の主人公・隅太郎です。
好きなコマは秋田書店発行の「走れ! クロノス」197ページ3コマ目、隅太郎が「地球はダメだなあ 全然ひどいものな」と言うところです。
キャラクターも、同じ中学生なので共感が持てるし、ふっと見せるかっこいい男らしい姿が好きです。
このコマも、彼のかっこいい姿の一つです。普段はいじめられて馬鹿にされていて、お世辞にもかっこいいとは言えません。だけど、このコマの彼はかっこいい。さりげなく地球の環境について語っているところが……。
別の見方をしてみると、この1コマ、たった1コマが作者・手塚治虫の僕たちへのメッセージなのではないでしょうか。さっきから、かっこいい、かっこいいといってますが、彼のように(手塚治虫のように)地球環境に対してしっかりとした姿勢をとれるのが、人間のあるべき姿なのではないでしょうか。


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