ザ・クレーター「クレーターの男」

1970年


マンガ ザ・クレーター「クレーターの男」より


マンガ ザ・クレーター「クレーターの男」より

マンガ ザ・クレーター「クレーターの男」より

【解説】
 197X年、事故のためひとり月面に取り残されてしまったアポロ18号の宇宙飛行士。彼はクレーターから噴き出るガスを浴びて、死んでは生き返る不死の力を得た。だがそのころ、はるか遠くに見える地球では世界を二分する大きな戦争が始まっていた。
 雑誌『週刊少年チャンピオン』1970年4月1日号に『ザ・クレーター』シリーズの最終話として発表された作品。この前年の1969年7月にアメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸に成功、さらに11月にもアポロ12号の月面着陸が成功していた。だがこのマンガが発表された直後の1970年4月11日に打ち上げられたアポロ13号は発射2日後に酸素タンクの爆発を起こして宇宙を漂流。かろうじて帰還は果たしたものの、米ソの開発競争の中で急速に進められてきた宇宙計画の無理が露呈した形となった。