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三汐 さん
【虫ん坊投稿】テーマ・読書の秋に『火の鳥・復活編』絵と文
2011-09-07 22:24:30

火の鳥とは元々は単純に因果応報という物語、過去と未来は繰り返し密接に絡み合い形作られている。過去のみが未来に影響するのではなく、逆もまたしかり。なぜなら時間軸はウロボロスの様に、輪を描き元に戻っているからである。(つまり未来の先に過去がある)そして、火の鳥自身の考えは万物は混然一体に帰するものらしいので、各巻の主人公1人が、1つの種族の歴史文明という大きな枠組みに対してすら価値が同等、いやそのたった1人がその文明に勝っている場合すらある、と言うのは面白いと思う。この火の鳥・復活編だが、どうもチヒロの存在が明らかに胡散臭い。ここで、2772の育児ロボットオルガの復活の行を考えると、チヒロがロボットなのに恋心を持ってしまったのは、実は火の鳥の仕掛けなのではないか?とも思われる。ただのロボットのチヒロのプログラミグがここまで酷いバグを起こす事は考えられないし、そもそもバグ=この場合『心』、は生物特有のものだからである。無機質で作られたチヒロに、心から派生する感情が芽生える事は有り得ないだろうからだ。火の鳥の生き血を盗んだレオナの罪に対しての罰が、五感の変化とチヒロと結ばれる事による人間からの=良く言えば解脱であり、悪く言えば放逐である。この変容にどんな意味が隠されていたのかも明白である。最初にレオナの望んだ永遠を手にする事、が出来たのである。それも、本人が全く意図していなかった方法で、だ。なんとも美しくも残酷な罪と罰の物語を、手塚先生は描いたのであろうか…。この様に、ただの人間と機械のラブロマンス、に終わらなかった所が火の鳥・復活編の魅力である。

コメント 4 件

鉄腕トシ さん
2011-09-08 14:35:28
三汐さん、こんにちは。砂時計のアイデア素晴らしいですね。最近は、なかなか作品を読む事がなく、皆さんのお話で、「あ、そうだった。」と思いだすことがたびたびです。素敵な作品と、お話ありがとうございます。

三汐 さん
2011-09-08 19:43:31
>トシさんコメントありがとうございます。
火の鳥は復刻版の販売に触発されマンガ少年別冊板を
引っ張り出して読んでます。

テレビのもってる人グランプリに手塚先生がっっ!!
電球が暗かった事がジャングル大帝誕生のきっかけに。
もってる?エピソード。なんか凄いです。


松谷中学32年生 さん
2011-09-12 21:39:06
こんばんは

三汐さんの絵と文を拝読して、復活編を読んでみました

まさか、あんな着地をするとは・・・
えーーつまり・・、主人公が主人公でも無くなって
オリジナルでも無くなってでも一人が全員だから最後の一人まで本人でぁあああーもーどーしていーかわかんなーいっっ


この感覚に馴染むにはもう25年ほどかかりそーです

それにしても、ロボットとか、うさぎしか魅力的に見えないというのは一体
どうゆう心情なんでしょおーね・・・


三汐 さん
2011-09-13 17:55:21
>松谷中学27年生 さん
昨日は満月でしたね。今日は十六夜。
月ウサギのボッコもカワユスですね。

結局、火の鳥では人間が永遠を求めると
ああいう結末になってしまうのかも知れません。
永遠=ロボット化しても苦悩は続く、しかも永遠に
みたいな。これってやはり火の鳥の罰則か?と
思わざるを得ないですね。

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