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記念館企画展

  • 1995/03/01〜1995/06/27
    「鉄腕アトム」展

  • (1995/03/01)

  • 期間:1995年3月1日(水)〜6月27日(火)
    会場:宝塚市立手塚治虫記念館

    「鉄腕アトム」の多くのファンがアトムに抱くイメージは、10万馬力で正義の味方、科学文明を謳歌したバラ色の未来のヒーローロボットというイメージではないだろうか。
    しかし、手塚治虫が「鉄腕アトム」に込めた思いは本当にそういうことだったのであろうか。アトムについて手塚は以下のようにのべている。

    「鉄腕アトム」は昭和26年に「少年」に連載されたとき、すでにテーマは決定していた。マスコミや世間一般に通念となっている未来理想社会、未来科学に対する信頼や啓蒙ではなく、むしろ科学的合理主義への疑問や警告を訴えるための作品であった。
    自然や人間性を置き忘れて、ひたすら進歩のみをめざして突っ走る科学技術が、どんな深い亀裂や歪みを社会にもたらし、差別を生み、人間や生命あるものを無残に傷つけてゆくかをも描いたつもりです。
    ロボット工学やバイオテクノロジーなどの先端の科学技術が暴走すれば、どんなことになるか、幸せのための技術が人類滅亡の引き金ともなりかねない、いや現実になりつつあることをテーマにしているのですと。
    (1980年カラー版アトム企画書、光文社「ガラスの地球を救え」より)

    このような原作者と一般の人々の「鉄腕アトム」のイメージのズレは一体どういう理由で起こったのだろうか。

    それは、原作マンガが1963年にテレビアニメーション化され、日本最初の連続アニメーション番組となったことによることが大きい。
    このテレビアニメーションでは、確かにアトムは10万馬力で正義の味方、科学文明の申し子と表現され、また高度成長期における人々の期待を背に、ブラウン管をも飛び出して広告や商品にまでそのメッセージを伝達していったのである。

    本展では、雑誌漫画で表現された「鉄腕アトム」とアニメーションで表現された「鉄腕アトム」を原稿、セル画の2種類の素材の展示及び、約200点に及ぶキャラクター商品の立体展示や、アトムの出演したCM映像などにより二つのアトムの違いを検証する展覧会とする。
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