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記念館企画展

  • 手塚治虫記念館 第64回企画展

  • (2015/02/20)

  • 戦後70年に考える

  • 「アドルフに告ぐ 〜ぼくは戦争の語り部になりたい〜」展

  • 僕は戦中派ですから、戦争の記録を、僕なりに残したいという気持ちがありました。
     戦後も40年以上たちますと戦争のイメージが風化してくるんですよ。僕も、そう長い先まで仕事ができないので、今のうちに描いておこうと思ったんです。
                        1986年3月13日号『女性セブン』著者インタビューより

     「アドルフに告ぐ」の連載は、1983年から始まりました。当時手塚は55歳。同じインタビューの中で「僕にとっては(戦争は)歴史じゃなく現実だった。戦争の語り部が年々減っていくので僕なりに漫画で伝えて、ケリをつけたかったんですよ。」とも語っています。
     これまでも戦争に関するマンガを幾つか描いてきた手塚ですが、編集長から今回は「徹底的にシリアスな大河ドラマを」という求めに応じて、戦争を善悪ではなく体験者にしか描けない形而上的(※)なものと捉えて描き始めました。自らが語り部として戦争体験を描く——そこにかけた思いは相当強かったはずです。
     宝塚で多感な時期を過ごした手塚ですが、戦争も宝塚で体験しました。自ら死の恐怖を目の当たりにした体験は、その後の作品世界の礎となりました。

     今年は終戦から70年になります。今回の企画展は、終戦を迎えた8月15日が自らのマンガの原点だと語る手塚治虫の作品「アドルフに告ぐ」を通して、何を伝えたかったのかを探ります。また、戦争を描いた作品も幾つか紹介します。これらの作品から“語り部”として伝えたかった手塚の思いを受け取って下さい。

    ※形而上的(けいじじょうてき)…形のないもの、理念的・精神的なもの、五感では確かめられないもの



    第64回企画展:戦後70年に考える 「アドルフに告ぐ 〜ぼくは戦争の語り部になりたい〜 」展
    ○開催期間:2015(平成27)年3月1日(日)〜6月29日(月)
    ○休 館 日:毎週水曜(3月25日・4月1日,29日・5月6日は開館)
    ○主  催:宝塚市・宝塚市教育委員会
    ○後  援:Kiss FM KOBE・エフエム宝塚

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