TezukaOsamu.net/jp > 虫ん坊


虫ん坊 2010年1月号 トップ特集1特集2オススメデゴンス!コラム投稿編集後記

虫ん坊 2011年12月号 特集1:宝塚市 観光大使サファイアがやってきた!

「ブラック・ジャック FINAL」ジャケット

宝塚観光大使サファイア 小田早祐莉さん 「リボンの騎士」すごろくの前で

 手塚治虫ファンにとってはなじみの深い街、兵庫県宝塚市。手塚治虫記念館もあるこの街の観光PRをしている「観光大使サファイア」を皆さんはご存知でしょうか??
 2009年4月から始まった 宝犹圓 取り組み 「リボンの騎士プロジェクト」の一環 で、今年4月には 第2代目「サファイア」が選出され、活躍しています。
 今期、サファイアを務めるのは小田早祐莉さんと萩原由衣さんのお2人。今月の虫ん坊では、兵庫県の観光PRイベント「あいたい兵庫キャンペーン」で東京に来ていた小田早祐莉さんと宝塚市国際観光協会 事務局長、垣内三千代さんに取材、観光大使サファイアの取り組みについてご紹介したいと思います!

 関連記事

宝塚市観光大使サファイア公式ブログ

2代目サファイア決定!



◎就任してみて

ブラック・ジャック カルテ11 ゆりえ

今年4月、サファイアに選ばれた直後の小田さんと萩原さん。

 ――応募した動機は?

 

小田: 私は、こういう応募がある、ということを知らなかったのですが、母が見つけてきて。ずっと住んでいる宝塚市に、自分が貢献できたらいいな、と思って応募しました。


 ――就任してみて、いままでいろいろな活動をされてきたかと思います。「サファイア」になってみての感想を教えて下さい。

 

小田: 宝塚の観光大使として、いろいろな方と交流できる素敵な機会をいただいていると思っています。市外でご紹介させていただく際には、宝塚といえば『リボンの騎士』 ということで、手塚治虫先生のお話をさせていただくのですが、宝塚に手塚治虫記念館がある理由についてはご存知ない方もいらっしゃって、「実は、手塚治虫先生が住んでいらっしゃったんですよ」とご紹介させていただく機会も多いんです。そんなときに、また新しい宝塚市の魅力を一つ、お伝えできたかな、って、うれしく思います。


◎大好きな宝塚市

ブラック・ジャック カルテ11 ピノコ

「宝塚市に、自分が貢献できたらいいな」と語る小田さん。騎士バージョンの服もお似合いです!

――「宝塚市民だなぁ」という意識を持つのは、どんなときですか?

 

小田:本当に、生活のほとんどの行動範囲が宝塚市内なので……(笑)。宝塚市って、街並みとか、市民のかたの雰囲気だとかがなんとなく、温かく感じるんです。東京に出かけたり、大阪に出かけたりすると、やっぱり宝塚市っていい街なんだなぁ……って思います。


――宝塚市以外で「いいなぁ」って思った場所はありますか?

 

小田:個人的に沖縄へ 旅行に行った際、素敵なところだな、と思いました。沖縄もまた、温かいコミュニティがあって、お店の方もとてもよくしてくださったりして、ちょっと宝塚とも通じるところがあると思いました。


――東京という街の印象は?

 

小田:東京のほうがやっぱり、時間がせかせか動いているのかな? と感じます。都会ってどこもそうなのかも知れませんけれども。表現は難しいのですが、東京は宝塚と比べると、かくかくしているというか…、硬い印象ですね。


◎憧れのサファイア!

ブラック・ジャック カルテ11 高尾

今年6月の、JRA宝塚記念にて。

――衣装で一番気に入っているところは?

 

小田:マントの裏がレースになっているところです! レースの部分にリボンのモチーフがさりげなく入っていて、かわいいんですよ。とても気に入っています。

 

――『リボンの騎士』はいつ読みましたか?

 

小田:中学高校と通っていた学校の図書館に、手塚治虫先生の作品はたくさん入っていたので、その時 に読みました。今年、選考会の前にも、もう一度ひととおり読み返しました。

 

――『リボンの騎士』の中で、特に気に入っている場面などはありますか?

 

小田:サファイアがドレスを着て、かつらをかぶって、女の子を堪能している場面がやはり好きです。
またこれは、選考会で演じた場面でもあるので印象に残っているのですが、サファイアが棺桶搭に閉じ込められて悲しんでいるシーンには、特別な思い入れがあります。

 

――他には、手塚作品で好きなものはありますか?

 

小田:『ジャングル大帝』を、漫画も読んでいたのですが、劇場版を映画館で見た際に、ラストシーンで大泣きしてしまって、最後の一人になるまで席にいて、母に「いい加減出ない?」っていわれたのを覚えています(笑)。

 

――ブログでは「パイプオルガンが弾いてみたい」とおっしゃっていましたが、音楽は昔からお好きなのですか?

 

小田:ピアノは小さいころから習っていました。カトリック系の大学に入ったことをきっかけに、パイプオルガンを弾くクラブに入りました。今では、2週間に1度、大学でパイプオルガンを弾かせていただいています。音楽は大好きです。

 


◎宝塚女子なら宝塚歌劇!?

ブラック・ジャック カルテ12 L

今年5月の、将棋名人戦前夜祭にて。

――ところで、宝塚歌劇はやはりお好きですか?

 

小田:2歳の頃から大好きで、毎年のように観に行っています。特に、どの組、とか誰が、といったファンではないのですが、あの雰囲気が大好きです。

 

――『リボンの騎士』は宝塚歌劇をもとにして生まれた作品といいますが、サファイアに就任したことで、歌劇の見方も変わったのではないでしょうか?

 

小田:手塚作品を演じた宝塚歌劇のビデオが家にありまして、それを最近見返して、レビューの中にサファイアを発見したときには、「あっサファイアだ!」って一人でテンションが上がっていました。

 

――ブログでは、宝塚歌劇の観劇の感想などを書かれていますが、大使として観劇しに行っているのでしょうか?

 

小田:いいえ、あれは完全に趣味で…(笑)。もう一人の「サファイア」、萩原も宝塚歌劇のファンなので、2人ともよく観に行っています。

 

――宝塚市の女子としては、やはり歌劇鑑賞はメジャーな趣味なんでしょうか?

 

小田:実は私の周りでは、あまりファンはいなくって……。でも、地方から来た友達や、地元の子でもまだ見たことない子にもすすめて、ファン仲間を増やしていこうとしています!

 


◎観光大使サファイア

垣内事務局長(左)と。サファイアの登場で、市のPR効果が格段に上がったといいます。

――垣内事務局長に御伺いしますが、観光大使サファイアが生まれたことで、宝塚市としての変化はありましたか?

 

垣内:今までは、市の宣伝をするときや、マスコミにいくときなどに何もアイコンがなかったものですから、大きなイベントの時には歌劇の方にお願いしたりですとか、宝爐罎りの有名な方にPRをお願いしたりしていました。しかし、そういった方ですとたびたび お願いするわけにも行きませんので、ふつうに職員だけでPR活動をすることもありましたが、あまりインパクトがないんですよね(笑)。そこにこういった可愛らしい大使が誕生したことにより、やはりどこに行っても 皆さんの目を引き、PR効果が以前とは全然違うと 感じています。マスコミに取り上げていただくことも、本当に多くなりました。


――2名が就任する理由は?

 

垣内:今回は2名ともたまたま学生ですが、観光大使サファイアの応募要件は18歳以上であることだけでなので、仕事をされている方が選ばれる可能性もあります。そういう意味ではやはり、スケジュールの面での負担が軽くなる、という理由があります。

 ちなみに、「サファイア」というキャラクターには、男性の心と女性の心の二つを持つ、という2面性がありますよね。だからといって、りりしいキャラクターの方と可愛らしいキャラクターの方を選ばせていただこうということはしておらず、今回も選考の段階では特段意識をしているわけではなかったのですが、結果的にそんな形になったのが面白いですね。

 また2人のチームワークもよくって、見ていてほほえましいです。

ブラック・ジャック カルテ12

このインタビューの前日に行われた、首都圏キャンペーンにて。宝塚市の魅力をアピール!

――お2人には共通点がありますか?

 

小田:2人とも 宝 歌劇が好き、というのもありますし、本当に偶然だったのは、私は選考会の際に自己PRとして 中学1年の頃から続けているお琴を弾いたのですが、もう一人の萩原もちょうど同じ時期にお琴を習っていたらしくて!そんなところも共通点でした。彼女とはすごく気があって、一緒に話していてとても 楽しいです。


垣内:今、地方PRのキャラクターというと、ゆるキャラがブームですが、私たち宝塚市ではあえて今のところ、ゆるキャラを作る考えはないんです。サファイアで充分なんですよね。ゆるキャラはお子さまを中心にとても人気がありますが 話すことが出来ませんよね。でもサファイアなら、マイクを持って言葉でPRをすることもできますから 、ラジオ出演や、イベント司会も出来ます。写真を撮られる ときも、バランスの関係で 真ん中に映してもらえるんですよ! 
 私は彼女たちが、ゆるキャラにはできない活躍が出来ていると思っています。


◎手塚作品について

ブラック・ジャック カルテ12 アフレコ風景

FM宝塚に出演した際の写真。衣装は夏バージョンだそうです!

――観光大使サファイアとして、手塚作品をどう感じましたか。

 

小田: 観光大使サファイアになってから、手塚先生の作品を読み返してみたのですが、子供のころは、ただ物語として面白く読んでいたものを、大人になってから改めて読んでみると、手塚先生は何を思ってこれを描いたんだろう? というようなことを考えるようになりました。たとえば『ガラスの地球を救え』では、先生の真剣なメッセージを活字の形で読むことができますよね。娯楽として描かれたマンガの中でも、あの本に書かれているような、自然や人間のありかたや、哲学のようなものが盛り込まれているように思います。大人が読んでもいろいろと考えさせられたり、感動できたりすると思いました。


垣内:手塚先生の作品は、まさしく私の成長と共にあったものでした。『リボンの騎士』『ジャングル大帝』『ふしぎなメルモ』など、マンガよりもアニメで親しんでいまして、もう夢中で観たものです。その頃はビデオに録画することなどありませんでしたので、必ず放映時間にはTVの前に座っていました。サファイアは私の夢の中に何度も登場したほどです。私だけではありません。その頃の子ども達は皆、手狎萓犬虜酩覆北潅罎任靴拭手塚作品には、子どもの頃ではわからないような奥深いメッセージが隠されていると思うんです。だからこそ感性で読む子どもたちが、作品にのめり込むのだと思います。国際観光協会で仕事を始めて、改めて手塚作品を読み直してみて、そんな印象を強くしました。

その手塚治虫先生が、5歳から20歳まで宝塚にいてくださったことをとてもうれしく思いますし、手塚治虫記念館が我が街宝塚にあることを誇りにも感じています。

――小田さん、垣内さん、お忙しい中、インタビューにお答えいただき、ありがとうございました!




【サファイア情報★】


来年1月3日(火)手犲C邉念館にて、小田さん萩原さんそろってお正月らしくのお琴の演奏を予定しています!
御正月に記念館を訪れる方、ぜひチェックしてみてくださいね!



戻る