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今年も暑い夏になりそうですが、そんな季節にぴったりの場所といえば真っ白なビーチですよね! 虫ん坊読者の皆さんの中にも、「夏は家族で海へ行こう!」という方もいらっしゃるのでは?
◎ビーチバレーとは?――ビーチバレーとは、どういうスポーツですか?
瀬戸山: 砂浜で行うバレーボールです。オリンピックの競技種目のジャンルでは、「バレーボール」という競技の1つの種目として登録されています。ですから、われわれ日本ビーチバレーボール連盟も日本バレーボール協会の加盟団体になっています。 ――6人制のバレーボールとの違いは?
瀬戸山: 一番の相違点は、2人制というところだと思います。バレーボールって、ご存知のように、1人が連続してボールに触れてはならないルールなので、基本的に複数の選手が交互にボールを触っていきます。6人制のバレーの場合、1チームの人数が多いので、一人の選手がボールに触る機会が少なくなりますが、ビーチバレーの場合は2人なので、1セットの中で必ず二人ともボールに触ることになります。 ――そんなビーチバレーの魅力とはなんでしょうか?
瀬戸山: 青い空と白い砂浜で行われるロケーションはもちろんですが、競技としてみたときには、6人制のバレーボールでは、技術や作戦も高度になってきていて、どの選手がボールを打つのか、みている方にも予測がつきにくくなっています。せっかくの選手の活躍を見逃しちゃった! ということもあると思うんですよね。ビーチバレーはその点、そういうことはあまりありませんね。 ――連盟の活動では、どんなことを行われているのでしょうか?
瀬戸山: まず一つに、大会の運営です。一般の方向けの大会から、中学生向けの4人制による全国大会から、高校生、大学生向けの全国大会を行っています。中学生は神奈川県藤沢市、高校生は男子が大阪府、女子が愛媛県、大学生は神奈川県川崎市で毎年行います。そのほかに、日本選手権として、藤沢で行うビーチバレージャパン、さらには大阪で行うジャパンレディースという大会を行います。これらの二つの大会は、日本全国から予選を勝ち抜いてきたプレイヤーたちの大会です。
――中高生や大学生による大会のお話が出ましたが、現在の学校では、ビーチバレーの部活動などがあるところもあるのでしょうか?
瀬戸山: いいえ、部活動はあまりないようです。一部の学校で、ビーチバレーを中心に活動するクラブを持っている学校もあるようですが、まだ少ないです。基本的には、6人制のバレーボール部の子供たちが、夏にビーチバレーに挑戦する、という状況ですね。大学生の場合も似たような状況ですが、近年ではビーチバレー部が出来た大学もでてきました。
――現役プロ選手で、注目の選手は?
瀬戸山:注目といえば、溝江明香という選手です。いま大学3年生なんですけれども、日本代表でがんばっています。男子では、 ◎ビーチバレーユニコ 誕生について
――このたびは「ユニコ」がビーチバレー協会のマスコットに採用されましたが、その経緯を教えてください。
瀬戸山: まず先行して、日本バレーボール協会と手塚プロダクションが「龍神ニッポン」「火の鳥ニッポン」という取り組みをはじめていたことは皆さんご存知のことと思います。 ――海に関連するキャラクターというと、われわれは真っ先に『トリトン』を思い浮かべてしまいますが。 瀬戸山: 「海のトリトン」ですと、海のイメージが強くなりますよね。われわれからすると、ビーチバレーは海ではなく、砂浜でやるものですので。青い太陽と、白い砂浜のイメージを引き立たせるために、トリトンではないほうがいいな、と考えました。 ――現在はどんな展開をされているのでしょうか。 瀬戸山: われわれはグッズの販売ルートを持っていないので、基本的には、自分たちで開発したグッズを、自分たちの主催する大会会場で販売します。今年はすでにツアーが始まってしまい、オリジナルのユニコグッズが間に合いませんでした。 ◎ビーチバレーに魅せられて
――瀬戸山さんご自身のお話について、伺いたいのですが、簡単に経歴を教えてください。
瀬戸山: 大学生までバレーボールをやっていて、その後大学の教師を三年やりました。そのとき、クラブチームでバレーボールをやっていたのですが、25歳の時にビーチバレーに転向しました。プレイヤーとしては1996年のアトランタのオリンピックに出場した後、98年までプレイしたのですが、1997年からは女子チームの指導を始め、指導者としても活動するようになり、2000年のシドニー、2008年の北京の2つのオリンピックでは女子ビーチバレー日本代表チームの監督も務めました。
――ビーチバレーを始めたきっかけは?
瀬戸山: 現・連盟の会長でもある川合さんが全日本(インドアバレー)を引退するというときに、「引退したらビーチバレーをやろうと思うんだけど、一緒にやらないか?」と誘われました。楽しそうだな、と思ったので、とりあえず試合を観に行こう、とロサンゼルスまで観に行ったのですが、そうしたら大変面白かったので。
僕が始めた頃には、今のように1年に10回ぐらいの大会が国内で開かれ、毎回の賞金総額にたくさんのお金が集まるなんて、想像もつきませんでしたね。今では、川崎市のように市を挙げて協力してくださって、強化トレーニング施設を作ってくれたりするところもあって、助かっています。
――一方で、瀬戸山さんはNPO法人 ビーチ文化振興協会の理事長もされていますね。
瀬戸山: はい。海辺の文化を日本に広げ、作っていこう、また、今ある文化を守っていこう、ということを目的とする団体です。今まで日本ではあまり、海辺そのものが注目されたり、活用されたりということはあまりなかったんですよね。日本だとどうしても「海」が主体で、砂浜はその脇役というか。僕たちは砂浜そのものを資源としてとらえ、もっと活用していきたいと考えています。砂浜で裸足で遊ぶことがどんなにすばらしいか、砂浜でスポーツをすることがどんなに楽しくて、環境を考えるきっかけにもなるのかを、大人にも、子供にも訴える活動をしています。 昨年の「メッセージアート展」最優秀の作品! スタッフも着用しました。
――最後に、この記事をご覧の方々になにかメッセージがありましたら。
瀬戸山: なかなか、ビーチバレーを観るきっかけがなかった方がほとんどと思いますが、手塚プロダクションとのコラボをきっかけに、ぜひ大会会場にも足を運んでもらえたらと。きっと楽しんでいただけると思います。
――お忙しい中、ありがとうございました!
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