手塚治虫記念館

虫ん坊

TezukaOsamu.net/jp > 手塚治虫記念館 > 企画展アーカイブ

記念館企画展

  • 1999/09/09〜1999/12/20
    手塚治虫記念館5周年記念 アンパンマン展

  • (1999/09/09)

  • 期間:1999年9月9日(木)〜12月20日(月)
    会場:宝塚市立手塚治虫記念館

    今年は手塚治虫生誕70周年・手塚治虫記念館開館5周年の記念の年にあたります。
    今回の企画展にはアンパンマンと仲間たちがお祝いにかけつけてくれました。

    「なぜアンパンマンがお祝いに来たの?」と不思議に思った方はいませんか。その理由はアンパンマンの作者・やなせたかし先生が昔作った作品にあります。
    やなせ先生には、皆さんが一度は歌ったことがある『手のひらを太陽に』の作詞を始め、色々な分野の作品がたくさんあります。
    そしてその中には“大人向けのマンガ”があり、これが手塚治虫と深く関わるきっかけとなりました。

    手塚がひとつのアニメーションの構想を練っていた時の事です。
    タイトルは『千夜一夜物語』、大人向けにエロチシズムをふんだんに盛り込んだ作品にしようと考えていました。
    そして、やなせ先生の“大人向けのマンガ”を見た手塚は、ほとんど面識が無いにもかかわらず「やなせさんにキャラクターデザインをお願いしたいんです」と電話をかけたのです。

    完成した『千夜一夜物語』は大ヒットし、気をよくした手塚はやなせ先生に「お礼に、何かアニメーションの短編を自由に作って下さい」と言います。
    こうしてできたのが『やさしいライオン』です。
    この作品もヒットし、やなせ先生のところには絵本の話が度々くるようになりました。
    そして1972年、ついに皆さんがおなじみの絵本『あんぱんまん』がこの世に生み出されたのです。

    なぜアンパンマンがきてくれたのか、これでおわかりいただけたでしょか。
    この展覧会は、はじめにやなせ先生が絵本『あんぱんまん』を描くまでに歩んできた道や手塚治虫との関わりをご紹介し、その後は皆さんが大好きなアンパンマンと仲間たちの世界になっています。

    初めて絵本『あんぱんまん』がこの世に出たときには、あまり評判が良くありませんでした。大人は口々に悪口を言いました。
    アンパンマンはお腹がすいて困っている人たちに自分の顔を食べてもらいます。
    顔が食べられた姿が残酷で子どもたちに見せられないと言うのです。
    ところが、子どもたちはアンパンマンの味方でした。子どもたちは優しい心を持つアンパンマンが大好きだと言いました。
    そして、その気持ちは大人たちにも伝わったのです。
    今では、子どもも大人もみんなが大好きなアンパンマン。
    アンパンマンと一緒にどうか楽しい1日をこの展覧会の中でお過ごし下さい。
  •  

  • コメント一覧
  • コメントを入れる ネーム  さん
    コメント