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火の鳥(ヤマト編)


ストーリー紹介

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  • 日本人が歴史を持ちはじめた時代を舞台とした、手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の第3部です。
    5世紀ごろの日本。ヤマトの国の王子オグナは、父の命令で、九州のクマソ征伐に出発しました。
    しかしオグナには、実はもうひとつ別の目的があったのです。それは、父の死によって殉死のいけにえとなる人々を救うために、不老不死になる火の鳥の生き血を手に入れることでした。 クマソの国に入ったオグナは、クマソの王タケルの人格に惹かれ、また彼の妹カジカと恋におちます。
    しかし、オグナの前に現れた火の鳥は、彼にタケルを殺してヤマトへ帰ることを命じたのでした。 火の鳥の血を布にしみこませ、それを持って国に帰ったオグナは、王の墓づくりや殉死をやめさせようとしますが、失敗し、自分も生き埋めにされることになります。
    オグナは、殉死させられる人々に火の鳥の血をなめさせ、生き埋めになった後も、土の中から、殉死に反対する歌を歌い続けるのでした。
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  • 解説

    火の鳥・ヤマト編
    1968/09-1969/02 「COM」(虫プロ商事)連載

    この第3部では、一部の権力者が権勢をふるっていた時代を背景として、人間の、生きた証しを残そうとする本能的な営みが皮肉たっぷりに描かれています。
    また、そんな人間たちの争いの中にあっても、火の鳥がそれに直接関わることは決してなく、悠然と高見から見降ろしているだけであり、善悪を超越した存在としての火の鳥の意味が、ここでさらに明確になりました。
    因みに、この「ヤマト編」に登場する九州の豪族・クマソは、「黎明編」で地の底からはい上がって生きのびた青年・タケルの子孫という設定になっています。
    つまり、人間の歴史を過去と未来から交互に描いていくという『火の鳥』シリーズの時代的な流れの中で、この作品は「黎明編」の後に続く時代の物語ということになります。 解説の書き込みはこちらから
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